#333 ゆとりがあるから突然を愉しめるし、また、そこからゆとりが生まれるって話。

 先週の土曜日に関越自動車道を走って長野へ向かい、その日のうちに東京へ戻ってきたのに、なぜだか今週木曜にまた長野県にいました。突然に、前日、レタスの引き取りに行きましょうと誘われてのことなのですが、原稿依頼も来ていないことだし、と、話に乗っかることに。まぁ、こうした突然の誘いってのは、様々な、意外な発見をもたらしてくれることが多く、そこにはとんでもない愉しさが隠されているものですから。と言い訳をあれこれ。そもそも、そんな突然の誘いに乗ることができるのも、フリーで仕事しているからなのですが。
 で、レタスは凄かった。午後収穫、かつ農薬をまく前という、東京ではなかなか手に入らないものだったこともあり、なんていうんでしょうかね、主役になれるレタスとでも言いましょうか、それほどに、味わい深い、濃い、存在感があるレタスでした。もっと分かりやすくいうと、甘いのです。そう、甘みのあるレタスでした。
 まぁ、そんなレタスにも感激したのですが、今回のレタス収穫ドライブへと誘ってくださったご夫婦に、連れて行ってもらったカフェ(写真下)もとても良かった。軽井沢の中でも珍しく閑静な地域にあり、まさに、別荘族を含めた、周囲の人たち向け。上の写真は、食したオムレツですが、これ、てのひら大ぐらいありまして、卵をいくつ使ったのだろうかというほどのボリューム感。もちろん、中はふんわりとしており、とても絶品(以下略)。もちろん、リーズナブル感もあって、内外装のデザインのセンス、スタッフの対応も含めて好印象でした。
 ちなみに、営業時間は6:30〜14:00までと少々特殊(メニューもモーニングかつブランチ的な内容)なのですが、訊けば、早朝からの営業は、渋滞に巻き込まれないようにと夜も明けきらぬウチに東京を脱出してきた人々が利用できるようにとの配慮から。いやはや、まさにいやはや。そうなのです、渋滞がイヤだからと東京を朝早く出発する者としては、渋滞を避けられたとしても現地へ早く着きすぎて、することがない、落ち着ける場所がなく、いつも困っていましたから、こういった居心地のよいカフェは大歓迎です。
 まぁ、このカフェのすべては、ふとした思いつきからとのことですが、それはいわゆるいい加減とは異なる、実は内容のある思いつきで仕立てられています。だから居心地がいい。そして、そのベースにあるのは、ゆとりある生き方、ライフスタイルというよりは生き方そのもの。それは金銭的な面というよりは、心のゆとり、人としてのゆとり、つまりは人生を愉しめるというゆとりに繋がるもの。オムレツを食べ終わる頃にはそんな発見ができたことに、ひとり感心しておりました。
 そもそも、このカフェにしても、誘っていただいたご夫婦の広がりにお伴させてもらって知ることが出来たわけですが、彼らのようなゆとりある人たちの、その生き方たるや、まさにうらやましい。ゆとりがあるから、ゆとりを愉しんでいる人たちとの交流が広がっていく
 うれしいことに、そんなゆとりを楽しむスタイルに巻き込んでいただいているわけですが、巻き込んでもらっている時は、抵抗することなく、力を抜いて巻き込まれてしまったほうがいいことにも気付きました。なんともまぁ、おもしろいものです。

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