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#1657 フィエスタとジムニーと、車検取得。まだまだ乗ります宣言。

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 2年に1回、散財な巡りがあります。所有しているフォード・フィエスタとスズキ・ジムニー、偶然なのですが、車検が12月でしかもサイクルも一緒で、つまりは同じ年の同じ12月に車検が2台。さらには、これもまた偶然なのですが2台ともに11月中に自動車保険の更新があります。そうなんです、最悪な出費が待ち構えています。それゆえにどちらかを手放そうかなと思うのですが、思うのですが、手放せない。費用が掛からないのはジムニーですが、だからといって、フィエスタもそれほどかかるかといえば、掛からない。グランドチェロキー時代(V8/4.7L)のことを考えれば、安いもん。だから、2台、車検を通してしまうんですが。  フィエスタは、6年目を迎えて4万kmを少し超えたところですが、これがトラブルレスな優等生なようで、これといって手も掛からず。あれだけダストをまき散らし、ホイールに付着させているブレーキパッドも、まだまだ残り7mmも残っていましたし、バッテリーも、ま、すぐには交換せずで良さそう。で、思うんですね、フィエスタを手放す時って何がきっかけになるのだろうか、と。たぶん、デュアルクラッチTMのトラブルなのかなと思ったりもしますが……。ちなみに、トランスミッションについては、もはや諦めています。といいますか、最初からフィーリングについては期待していません。だからといって、何かリズムがあるわけではなく、まったく気ままな、その雑なクラッチ操作に呆れ返りながらも、ま、こんなもんでしょと捉えています。  ところが、今年の初めだったか、夏だったかに、制御プログラム変更がありまして、で、車検のついでにお願いしたらですね、走りがですね、超・優等生に変わってしまった。ぎくしゃくは消え去り、つまり、飛び出しもないし、シフトフィールも滑らかでトルコンATかのよう。ちょっと前にエンジンオイルを交換してあったことと、タイヤを新調したこともあって、もう、走りが滑らか、滑らか。一新されてしまいました。この調子だとまだまだ乗れそうですな、というか、手放すにはもったいない。ちなみに買い取り値は約40万円、売り値は約100万円。売り値は理解できます、この乗り味に対する価値と、稀有って意味合い含めて。でも、ユーザーとして、このクルマの乗り味に対して、買い取り額はちょっと安すぎといった印象。こうなると、売るよりも持っていた

#1656 スタックランドファームと、コンペンセータ効果と、収穫と、年賀状と。

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 早いもので今年もあと僅かで、ふと気付いてみれば……、年賀状を印刷所に発注していなかったことに気付き。でも、さすがですな、昨今の印刷所はこの時期でも3、4日仕上げってのを受け付けているようで、もちろん割高にはなりますけど、それでも100枚で1500円で送料込み。印刷所ですから1000枚単位、いや、それ以上単位が基本ですから、これでもずいぶんと割高だったりもします。ま、いずれにしても、こうして、年々、年の瀬たる感覚は薄くなっているような気がします。  ま、そういう意味では今年の基本暖冬傾向な冬シーズンには、あれやこれやと翻弄されました。そのひとつが、毎年、霜が下りてから収穫へと出掛けているスタックランドファーム(難関オフロードコース)へ遊びにいくイベント。これまでで最も遅い12月8日に遊びに行きました。20年ほど前は文化の日あたりに出掛けていたんですけどね、ま、それだけ温暖化が進んでいるということですな。もちろん、今年も収穫を行い、畑までの道中でリジッドサスのコンペンセータ効果に改めて感心してきたわけですが……。って、そうそう、昨今、クロスオーバーモデルをオフロード走行させるという、なんともかんとも危うい広報試乗会があちこちのブランドで開催されているようですが、それ、危ういです。ウソはついていない、でも、限界はこんな感じですという見せ方を行わないと。車両が大変なことになってしまいますし、ユーザーに対して間違った評価を伝えてしまいかねませんから。何ができるのか、何ができないのか、ですな。  で、年賀状に使う写真、上の写真のスタンスをベースにしたジムニーの後ろ姿にしようと思ったのですが、よくよく考えるとですね、極端な逆光と、やらせっぽいコンペンセータなリアサスの動きにいやらしさを感じ、却下。そもそも、そのルート通らないでしょって、ライン取りに、おかしさを感じますし。で、で、ジムニーの代わりに、今年の春先に出掛けてきた能登の写真を選びました。ちなみに、車種はMINI。しかも、ONE、さらに3ドア。まぁ、特別仕様車扱いだったビクトリアだけど。いずれにしても、自分のクルマではありませんし、昨年と同じ場所での撮影なので、いいのかなと思いつつ、ま、こういうのもいいのかなと思い、採用。で、ただいま、印刷所行き、と。あ、今、ふと思えば、富士山の写真を使うのも手でしたな。年賀状ですか

#1642 旧型ジムニーに、新型ジムニーの純正タイヤを組み合わせてみた、話。

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 唐突に、ジムニーのタイヤを交換してみました。ま、もう少し言いますとね、友人が新型ジムニーの純正タイヤを処分するというので、譲ってもらい、これまではいていたタイヤは年末の車検は通せそうだけど、ま、これも何かのタイミングとばかりに交換してみました、ということになります。個人的に、新型ジムニーのデザインは好みではありませんが、走りに対しては大絶賛ですから、それに近づきたいという思いもありつつ、良くも悪くもどう変わってしまうかを確認したかったという、本職たるスタンスもそこにはありました。あ、新型のタイヤなのに悪く変わる? と思われた方、ずっと言い続けていますが、パーツ個々の性能がいくら優れていようとも、クルマの走りにおいて大切なのはそれらのバランスです。つまり、新型のタイヤをはいたとしても……、という覚悟があっての交換です。  新型ジムニーの純正タイヤはブリヂストンのデューラーH/T684Ⅱで、いわゆるオールラウンダー的な要素をベースに日常における快適性を重視したモデルです。そのトレッドデザインを眺めると旧型モデルの純正タイヤよりもシーランド比が高く(溝部の面積が多い)、センター部はブロック形状が強められている上に、さらに、グルーブ面に対して凹凸を設けていることなど、オフロード性能を意識したデザインとなっています。つまりですね、新型のコンフォートな乗り味と相反するようなデザインに仕立てられており、どういうこっちゃたる矛盾をそこに感じさせるもの。ま、この時点で、タイヤの進化と、シャシーの大改良のおかげで、バランスが大きく引き上げられていることは明確であり、その分、先に書いたように、シャシー変わらぬままの旧型に、新型のタイヤを組み合わせたところで、バランスを崩すことは目に見えていました。  さて、で、はきましたさ。譲ってもらったタイヤは約4000kmしか走行していない、新品に近い状況です。で、どうだったか。これがですね、タイヤ交換を終えて駐車場から本道へと出る際にある段差で、いきなり硬さを感じました。そう、硬さ、ゴトンに近い、コトンではない、硬さ。ボディに振動を残してしまう、硬さ。レカロシートだからなおさらにダイレクトに感じてしまう、硬さ。あのですね、新型の純正タイヤはケース剛性も、ブロック剛性もですね、かなり高い、といいますか、意図的に引き上げられています。これまでのタ

#1628 改めて気付いた先代ジムニー(JB23型)の、デザインの素晴らしさ。

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 とうに自宅に戻っていますが、4連泊した能登は、なんとも充実したものでした。といっても、後半は1日半、こもって原稿書きをしていましたが……。いずれにしても、早々に来ますと、約束して去ったものの、やはり帰路は寂しさがありますな。  という能登話はさておき、今回というか、実は、最近、薄々感じていたんですけどね、セカンドカーのジムニー、そう、先代ジムニー、デザインが秀逸であり、新型を見かけるようになった今、いい味を出しているなぁ、と思うようになりました。実は所有するまで、もちろん20年前のデビュー時には、まったくそれを感じなかったのですが、新型との比較もあってか、よく練り込まれたデザインだったんだなと、ひたすらに感心を覚えています。ひとことでいえばオリジナリティがある、と。  実は、三栄書房刊の新型/歴代ジムニーのすべてでも書きましたが、新型のデザインにオリジナリティを感じません。最初は新型に対する僻みと捉えていたのですが、どうやらそうではないようです。まぁ、最近のスズキ車のデザインの多くに言えることなんですが、なんかね、違う。そして、先代のジムニーは、その流れに乗る前のスズキデザインであり、ジムニーをモダンに昇華させていました。ブリスターフェンダーの存在や、丸みを帯びたといってもスクエア感をしっかりと残しているところ、そして4輪がしっかりと踏ん張っている感、さらには、ヘッドランプユニット内にデザインした寄り目フェイスなど、ほんといいデザインをしています。  まぁ、走りの世代は完全に過去していますが、曖昧さがある分、不足がある分、ドライビングで整えてあげなければならないところが多くあります。ありますけど、その整えが、ドライバビリティに繋がっており、つまり、愉しさになっています。そうなんですね、ドライバーが懸命に整えたところで、良さが出てこないモデルって、あるんです。それこそが、対話性があるか、ないかのベースとも言えるんですけどね。  あ、話は変わって、能登からの帰路、富山は晴れ渡っていまして、立山連峰がキレイに見えました。下の写真ね。

#1625 新型ラングラーを語る前に、やはり言いたくなったオフロード走破性云々。

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 さて、続いてはジープ・ラングラー。と、その前に、ひとりで声高に叫びながら誰も訊いてくれないんですけどね、乗用車のプラットフォームベースなのに、オフロード走破性とか、本格的SUVという言葉遣いを用いて、悪路をたいして走れないモデルがもてはやされてしまう、昨今の状況に対して、憤りをあれやこれやと感じています。だからでしょうかね、悪路走破性に対して実直なスタンスにいるモデルへの注目度が急に高まっています。ジムニーしかり、Gクラスしかり。そして、このラングラーしかり。  しかし、それらに対する一般的評価を目にするたびに(実際、そういった文章は意図的に読まないけど)、分かっているんだろうか、と思うことシバシバ。これは、すでに述べていますが、これら広報試乗会におけるオフロードコースの設定に、物足りないどころか、あり得ないを感じます。それなのに、オフロード性能がいいと語られること、そして、ほかのモデルとの違いが語られていないところに違和感どころか、違うを感じています、いつも。硬派モデルってのはですね、いつもいいますけどね、まずはあれだけのオフロード走破性がありながら、それだけのオンロード性能をバランスさせていることに価値があるのであって、オフロードを走らずして……、いかん、いかん、止めておきましょう。  というわけで、うっぷんだけでここまで書いてしまったので、このアーティクルはラングラー試乗記から話をずらしましょうか。オフロード走破性とはなんぞやという話に。三栄書房刊新型/歴代ジムニーのすべて( #1622 )でも触れましたが、昨今のほとんどの自動車雑誌にて、オフロード走破性を示す際に、タイヤが路面から離れてボディが大きく傾いているようなシーンの写真を用いるじゃないですか。あれ、オフローダーにとってはっきりいって、恥ずかしい図、です。え? あんなシーンでも進んで行けるんだから、凄いんじゃないか? って? ちょっと、それ違います。走りにおいて、大切なのはタイヤをいかに路面に接地させるか。これもよく原稿にて触れていますが、サーキットであろうと、オフロードであろうと、それは変わりません。タイヤが接地していなければ、いかに優れた制御をもっていたとしても、それをフルに活用することはできませんから。  ということで、オフロードにおいて、あのようにタイヤが路面から浮いてしまうシーンって

#1607 らしさを見失わずに、イマドキへ進化した、新型ジムニーとジムニー・シエラ。

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 本日、スズキから新型ジムニー、ジムニー・シエラが発表されました。そう、まさかのあのスクープ写真のままに。実は、仕事で、少し前から実車に触れていましたが、まぁ、同業者のジムニーへのあまりの注目度もあって、何をいまさら、を感じるところもありまして、あれこれ何かケチを付けたくなるんですが、これがですね、ケチの付けようがない、仕上がりになっていました。といいますかね、旧型ユーザーから眺めた時、ここがこうだったらいいのにな、の全てをクリアしてくれていた、そんな仕上がりなので、まさにケチの付けようがないといった感じです。ま、ケチを付けられるとしたら、好みの違い、デザインぐらいなのでしょうかね。ただ、先に言っておきますと、全体のフォルムや、黄色ナンバープレートを付けなければ軽乗用車に見えないテイストなど、とってもいい。思いますけどね、思うんですが、似ている、どこかで見たことある要素が多く、強いていえば、そこが納得いかないというか、その手法は好みではありません。フロントバンパーはラングラーに、ルーフは雨どい含めてGクラスに、シエラのフェンダーはラングラーに、フロントからリアへのキャラクターラインはディフェンダー。実はですね、これ、恐れることなく、ずばりデザイナーに伺ったんですが、その回答は機能を極めていくとデザインは似てしまうことがあるとのこと。なるほど、そりゃそうだを感じさせながら、でも、似ていると感じたならば表現方法を変えることも必要ではないかな、と、思ったりもしました。全体はいいと思うんですよ、思うんですけどね、という、あくまでも個人的な意見です。  さて、そんな新型ですが、自らはテストドライブはまだなので、そのあたりのことは語らずにおきます。で、ここでは旧型ユーザーからの観点をあれこれと挙げてみましょうかね。あ、さっき言いました、ここ変わったのか、いいなぁ、ってな観点から。  まずですね、チルトステアリング機能がついたこと。そうなんですね、先代ジムニーには付いておらずで、同業者に話すと、え、付いていなかったの? と言われるほど、イマドキじゃない部分でした。でしたが、まぁ、軽自動車ですし、そんなもんでしょうとは思っていましたが、ただ、実際、ステアリングホイールの位置が高く、まぁ、あたかもトラックやバス的な、角度が浅いこともあって、握りづらい。ならば、シートポジションを

#1601 本当にあの姿になるのでしょうか、ってな、次期型ジムニーの話。

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 ジムニー話です。世間では、新型の噂で持ち切りですが、ですが、って、ジムニーごときで、どうしてヨンク専門誌以外の自動車雑誌まで盛り上がっているんでしょうか。現行型がデビューした20年近く前は、ここまでの話題にはなっていなかったように記憶しています。まぁ、特殊なモデルながら、一部のマニアのモデルではなくなったこともあっての、注目度なんでしょうね。  ま、それはさておき、世間で噂されているまま、あのスクープ写真のとおりのフォルムだったら、ガッカリです。ガッカリですが、同じスタイルの写真が、あれだけ出回っていますから、ああなるんでしょうかね。実はですね、昨年発行された、ジムニーカスタムブックの巻頭で、あのスタイルはありえないと書いていますが、その気持ちは今でも変わっていません。いませんが、ああなってしまうんでしょうね。個人的に、そう、あくまでも個人的に、昨今のスズキのデザインは悪くない、悪くないんですが、どこかで見たことが要素が入っていて、エスクードやカプチーノを出していた頃のようなオリジナリティが感じられません。ま、エスクードのブリスターフェンダーなんかは、見たことがある要素といえば要素ですが、オリジナルといわせるまでに昇華させていました。その一方で、スクープされたジムニーは、Gクラスのルーフとラングラーのオーバーフェンダーが入り交じっている。なんてことも、しっかりと執筆しましたが。はてさて。ま、確かめてきます、そのあたり。  さて、我がジムニーの話。4月にスタッドレスタイヤから夏タイヤに履き替えたんですが、タイヤの空気圧不足から走っていませんでした。いや、空気入れを使って整えればいいんですが、あまりに圧が落ちていており、ガソリンスタンドへ行く機会についでにと思って、ついつい先延ばしに。というわけで、先日、空気圧を整えて、いざ走ってみれば、あ、いいじゃん。昨年夏に交換したダンパー(純正ね)が、いい感じでこなれて来ていまして、助手席にジムニーに乗っていたことがある方を乗せたら、乗り心地いいねと、評価してもらえるほど。山道へ出掛けて、ちょっとあれこでと試したところ、ほぅ、こんなに懐が深かったのかい、と思うほどにグリップするし、なかなか秀逸。我が家のジムニーは最終型ではありませんが、ここまで整えられたシャシーを、ハードウェアを大きく変えることなく新型に流用するってことは、

#1595 ジムニーもいいけど、フォード・フィエスタもとってもいい、って話。

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 さてと、今回能登まで走ってきたフォード・フィエスタの話をしましょうか。自分のところに来てから、もうすぐ2年、約1万5000kmを走りましたから、トータルで3年目、走行距離は3万kmを突破しました。ただですね、以前にも書いていますが、どうもしっくりと来ないことがあって、試乗会で感じた感激と異なる、違いをずっと思い悩んでいました。ま、それが、シャシーフィーリングなんですけどね.最初に感じたのは、しなやか、かつ、剛性感あるという、ヨーロッパフォードらしさといわんばかりの懐の深さでした。それは、エンジンパワーはフィエスタの1.0Lターボとしては最も出力が低いバージョンだったこともあって、シャシーの役不足を感じてしまうほどのもの。ところがですね、距離を走ったからでしょうか、ダンパーの動き(減衰フィール)にきめ細やかさはなくなり、ま、簡単にいいますと抑えがきかず、195/45R16サイズのタイヤのグリップ力と硬さだけが、妙に目立って、妙じゃないな、嫌みのように強調され、ロールスピードは速過ぎるは、コーナリングで挙動は落ち着かないわで、ダンパーやらブッシュの寿命か? それとも昨今の新型Bセグメントモデルのクオリティアップとは世代が異なるがゆえに、感じているのか? と分析していました。  いたんですけどね、あのですね、先日、釘を踏みつけてタイヤがパンクしましてね。で、パンク修理して、空気を入れて気付いたんですけど、前後とも280kPaに整えられていたものであまり気にせず、そのままに乗っていたんですが、この度、マニュアルにて確認したところ、フロントは240kPaで、リアは180kPa。え、180hPa? 昨今見かけなくなった、200kPa未満という指定。ただ、これは3人まで乗車とという前提で、4〜5人となるとこれが320kPa指定となっていますから、いかに、タイヤ空気圧の設定が乗り味を変えるかが、ここからも分かります。そもそも、まぁ、ハイグリップ指向のキャラクターゆえではありますが、それにしても、そうですか、といった感じ。  で、リアを高めにしつつ、フロントを指定空気圧に整えたら……、あのですね、あの乗り味が戻ってきました。まぁ、戻ってきたってのは正しくはないか。狭き範囲ながらサスペンションのストローク量を存分に生かしながら、ダンパーが適度にその動きを調整して、大きな入

#1590 3台のアクションカメラ、ようやく、使いはじめました、って、話。

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 あれこれと買い漁ったアクションカメラ。あれこれと購入して、そして知人も購入して分かったのですが、カタチやらスイッチの位置、そして、ケースやらの汎用性は共通であっても、UI、仕様は意外にもどころか、バラバラ。動画ファイルにしたって、そのフォーマット、圧縮率、バラバラ。スマホをコントローラー的に使えるWiFi接続も、アプリによってあれこれバラバラだし、繋がり難ったりしますし、ウリとなっているリモコンスイッチも、使ってみたら写真撮影でのシャッターを切る操作のみだったりとか。さらには、品質がバラバラ。ただ、これについては、昨今の品質のばらつきは交換で対応というスタイルがゆえに、気にならず。いずれにしても、購入したのは3000〜4000円でしたから、そもそもあれこれ期待はしてとはいえ、まさに買ってみなければわからない、購入するにあたってはそんな覚悟が必要となることを、あらためて感じました。  で、我が家には、あれこれあって3台ああり、基本的にクルマでのドライブレコーダーとして使うのですが、どれをどこに配置するかは、いまだに決まりません。そもそも、いちばんの悩みはいちばん左のフェイスパネルがホワイトのアクションカメラでして、これ、ホワイトゆえ、つまり、外から目立ち、いかにも撮影しています的なスタンスに見られるのもなんだかなぁと思っていましたが、試しに使っているうちに、堂々と使っていますをアピールしたほうが、ひょっとしていいのかもしれないと思うようになりました。  ということもあって、ホワイトのアクションカメラ、使い勝手と画質の良さからメインとして使うことは決定したんですが、問題は、リア用。これこそ、カメラの存在に気付いてしまうと、撮られていると強く感じられてしまいますから、どうしたものか、と。まぁ、ただ、リアカメラって、いわゆるバックカメラが配置されていたり、ドライブレコーダーで撮影している人もいますから、いいのかなとは思うのですが……。難しい。なんてこともあって、最近は、街中を走るクルマが、ドライブレコーダーをどう活用しているかをよく観察するんですが、今日は、撮影中のステッカーを貼りつつ、本当にリアにカメラを取り付けているクルマを見ました。あのステッカーって、ダミー的に利用するものだと思っていましたけどね。  そうそう、メイン使用となりそうな、ホワイトのアクションカメ

#1581 想い出のたくさんある奥志賀まで、雪を求めて出掛けてきた話。

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 ここ、放置しすぎました。いや、携帯キャリアを代えたのを機に自宅のインターネット回線もソフトバンク光に変更するので、いいきっかけとばかりに、サーバーを借りてここを作り直そうと思って更新を止め……、って、思っただけで終わってしまいました。結局、Googleのままです。あ、過去のサイトは置き場(So-net)が消え去ったので、アクセスしても404が出ていると思われます。さて、そんな2月でしたが、なんだかんだで雪を求めて出掛ける機会が幾度かありました。ひとつめが、スバルアウトバックにて奥志賀を訪れたこと。スタッドレスタイヤ+アウトバックのインプレッション企画だったのですが、取材日は、丁度、まさに雪の合間でして、路面から雪が消えてしまうギリギリといった感じでした。翌日はドカユキになったようですが。それにしても、旧世代のスタッドレスタイヤを評価している者にとって、最新中の最新ではないとはいえ、ブリヂストンのDM-Z2は良かった。というか、やっぱりですね、最新のスタッドレスはいいです。止まりますし、流れません。過信しすぎなければ、って前提は付きますけども。アウトバックはですね、熟成によって随分と良くなったとはいえ、やっぱり世代の古さを感じさせるところがありまして、はたして、今、買いなのだろうか、このモデル、と思うところ、あちこちに。なんていうんでしょうかね、これだという、魅力に乏しいといいましょうかね。ま、価格もあるんでしょうけども。  で、そんなアウトバックで訪れた奥志賀でしたが、奥志賀というと、この世代の者が必ず口にするのが、奥志賀スーパー林道でしょうな。全長70kmオーバーの有料スーパー林道で、すべてを走り切ることに憧れを覚えていました。だいたい、上信越道もまだ走っていませんでしたから、アクセスったって、長野道の豊科ICから下道で長野経由で入るか、関越道の塩沢石打ICから、つまり新潟側から入るかしかありませんでしたから。って、あれ、今、豊科ICって、名称を変えて、安曇野ICになったんですね、いやはや、なんか、寂しいぞ。で、ようやくの思いでたどり着いて奥志賀林道へ入ってみると、すべての区間を走ると3000円近くだったかかかる費用に唖然としつつ、あまりに整備され過ぎたフラットたる林道に感激。まぁ、今、思うとですね、なぜあそこまで憧れたのだろうかと、不思議に思うところもあり

#1575 そこそこの性能だけども、安いがゆえに大満足な、アクションカメラの話。

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 さて、今回の能登行きで、なかなか使えるデバイスであることが判明した、アクションカメラの話です。ま、あれです、簡単に表現すれば、持ち運びをイージーにした録画機。コンパクトゆえにあちこちに取り付けられることをアドバンテージとしており、さまざまなスポーツアクティビティやらで使えるデバイスですな。ただ、こやつ、衝撃によるデータロックや、重ね録りといったドライブレコーダー機能も備えていまして、個人的にはそれと、オフロード走行での記録を期待して購入しました。ところがですね、実際に使ってみたら、ドライブレコーダーとして使えるし、さらには思ってもみなかった愉しさがありました。たとえば、皆でドライブに出掛けた後にワイワイと観る、旅の記録といった、そんな愉しみ方が。あ、基本的にこれ、GoProを模した商品であり、ケースやら含めて互換性をデザインしてあるため、その愉しさから使える感までGoProそのもの。そのものなんですが、GoProの1/10ともいえる価格で手に入ることがポイントです。しかも、ただ撮影できるだけではなく、WiFi機能によるスマートフォンでの操作や4K撮影まで可能という性能を有している上に、防水ケースから自転車用アダプターやら、豊富どころか、これ、全部つかわんぞといわんばかりのオプション込みですから、ちょっと驚きです。  となると、肝心の映像は期待できない、使い勝手が相当に悪い、なんてことを思われるかもしれませんが、これが、悪くない。アップした動画(フルHD、音声なし)は、ジムニーにて、年始の能登で撮影したものですが、意外なまでの露出補正と意外なまでのブレ補正が、この価格のおもちゃとしては、想定以上レベル、か、と。ま、UIに関しては、スマホを介そうとも、使い辛さはあるし、和訳におかしなところがあります。映像も、フルHDとて、昨今のスマホのカメラ機能には届いていません。しかしですね、4000円台という価格から、全てを許せてしまう。いや、逆に4000円台で4Kで撮影できるし、さらにはドライブレコーダー機能まで有していることを考慮すると、こんなに遊べるおもちゃはありません。この手のデバイスが、その手の価格で買えるとは、なんとも凄い時代になったもんだなとつくづく感じたりもしました。  ただ、このアクションカメラ、困ったことがひとつ、ふたつありました。動画撮影ゆえ

#1574 ドライバーの力量が安定感に左右する、ちょっと前のスタッドレスタイヤの話。

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 能登からひたすらに下道を走り、アルプスを越えて、というよりも、アルプスを通過して、東京へと戻ってきました。山越えとて、それなりのクルマの往来と除雪によって、路面はそれなりに整えられておりまして、苦なく帰宅。圧雪路の上に降雪といった感じで、溝が深い4WD用スタッドレスにとってはそれなりに愉しいスノードライブとなりました。そう、それなりに。ただ、今回、感じたのは、って、雪が降っていたエリアの気温は−7度程度、つまり、路面は凍結し、その上に降雪といった感じでして、そうなんですね、気を許してたら凍結してたってシーンがいくつかあり、おっとどっこいがありましたが、そこで感じたのは、このタイヤ、荷重を載せることを意識したドライビングをしないとグリップ抜けが結構あるということ。ま、以前のスタッドレスタイヤだったら、当たり前の性能なんですが、よくよく考えると、昨今のスタッドレス+昨今のモデルからは感じ取れなくなった部分。つまりですね、昨今のスタッドレスタイヤって、ただグリップ力、感が豊かなだけではなく、だれでもその性能を手に入れられるところにキーがあることを、あらためて感じた次第。ま、そこに愉しさがあるんですけどね。   そんなあれこれは、また、雪が降ったら試してきてみましょうかね。

#1573 荒れた日本海を後にして、アルプス越えの帰路にワクワクしている、話。

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 能登も年明け早々に寒波と低気圧の来襲で荒れてます。宿は、海からのダイレクトな風に耐えられるように作られているとはいえ、地震かのような揺れに時々はっとしながらも、いつしか、こんなもんさと慣れてしまいました。ただ、訊いていたとおり、宿泊している地域は、そもそも雪は強くは降らずかつ積もる前に強風で吹き飛ばされるがゆえ、明け方まで降雪の予報にもかかわらず、路面はうっすらと白くなっている程度でした。完璧なる雪景色を期待していたところもあったので、ちょっと残念。  さて、5泊しましたので、さすがに今日帰ります。帰りますが、実は帰りたくないという気持ちが強い半面、帰ることへのワクワクもまたあります。そうなんですね、内陸はしっかりと降雪があったようで、期待のスノードライブが待っております。さきほども安房トンネルのライブカメラを眺めていたら、雪シーズンなりの降雪量。まだまだ降り続くようで、そんな雪を眺めながらのドライブは格別ですから。  そうそう、そのうちに語りますが、最近、アクションカメラという、小型ビデオカメラの愉しさを教えてもらいまして、この旅でもあれこれ撮影してきたんですが、愉しさを知った仲間は能登からAmazonにて購入するほどのもの。というわけで、帰りもあれこれ撮影して帰りますが、、って、万が一、何かあったら、このアクションカメラに録画されている動画を再生してみてください(許可)。どうぞよろしく。

#1571 能登にて年賀状を書き、矢野顕子を聴いて過ごす、かなり贅沢な年末。

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 奥能登へ来て、2日目。昨夜からボチボチ書きはじめていた年賀状書きをしぶしぶに完成させたまでは良かったんですが、用意しておいた記念切手を自宅に忘れてきたことが発覚。いや、いわゆる年賀切手は用意していたんです。していたんですが、それだけでは足りないので、不足分として記念切手を用意してあったのです。切手なんぞ郵便局で揃えればいいだけのことなんですが、ま、年賀状ですから、まさか普通の52円切手を使うのもはばかられ、かといって、この時期、郵便局の窓口に並ぶのも、ちょいと面倒、と。というわけで、すみません、会社宛のいくつかを後回しとして東京から出すことにして、自宅宛を優先して、無事、本局へ投函しました。ただ、いくら本局ったって、能登半島の先端からですから、いつ到着するんでしょうか。東京から後出しした分のほうが、早く着くんじゃないかと思ったりもしますが。  ほかに今日したことといえば……、って、もともと何もする予定はなかったのですが、郵便局へ出掛けたついでに雪がまだ残る山の中をあちこちと走ってきました。実は、奥能登の山中には尾根沿いに舗装された道が走っています。って、以前、ここで触れた覚えもあるのですが、かつて、山野を開発して牧場なり畑なり果実園なりを展開するという国の事業計画があり、そのためにある程度が調えられており、尾根沿いに切り開かれた土地が点在し、それを繋ぐために道が走っています。ただ、頓挫。つまり、道も人気がない。こういう計画って高度成長期に重なる昭和30年代を想像しますが、この事業は平成にひっかかっていまして、なんともかんとも、わりと最近。  というわけで、そんな界隈を巡るのがわりと好きで来るたびにウロウロとするんですが、今回は雪を被った風景を眺めようとアタック。轍はいくつかありますが除雪されておらず、雪道としてはハードではないんですが、まったく踏み入れられていない枝道もあれこれとあって、わずかとはいえアドベンチャー気分を体感できました。わずかね、ほんの、わずかに。  それにしても、尾根から望む能登半島は、なんとも言えない良さがあります。ダイナミックには届いていないんですが、山林も市街地も海も、そして、風力発電と、こじんまりとしたパッケージが、なんとなくいい。というわけで、しばし眺めた後は、重苦しさあふれる日本海を眺めながら宿に引きこもってみようと、戻りました

#1570 2シーズン目に突入にした、ジムニー+ハンコックDynapro i*ceptの話。

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 能登は積雪が少ない地域とはいえ、北陸ですから冬支度は必須です。東京からは、富山はもちろん、長野もしくは岐阜を通過してきますので、なおさらのこと。で、我が家の2台のクルマの冬支度といえば、フィエスタはそのままに、ジムニーのみスタッドレスをはかせて、冬は使い分けをしています。で、ジムニーのスタッドレスタイヤには、その実力を試してみたかったという理由からハンコックのスタッドレスタイヤを購入しました。で、そのインプレションについては、 #1473 、 #1476 、 #1486 に記しましたので、そちらを。  さて、それらインプレの続きでもあるんですが、このタイヤ、果たして2シーズン目はどこまで使えるんだろうかいう、不安がありました。硬化して使えないんじゃないだろうか、という不安ですな。ほら、4本送料込みでほぼ2万円でしたから。で、どうだったかといえば、経年変化的な硬化は強くは見られず、能登まで走ってきましたが、昨シーズンと代わらぬ印象のままでした。グリップ力がハイレベルに届いていないことは明確なんですが、グリップ感と接地感が豊かでして、実のところ、キャラクターが理解できるようになると、実に愉しい、と。  そして、単純にですね、やっぱりですね、いわゆるクロスカントリーモデル向けのトレッドデザインは、降雪路における安心感が強くあって、いいです。なんていうんでしょうかね、誰もまだ足跡を付けていない脇道へガシガシ入って行きたくなる衝動に駆られるとでもいいましょうか、そんな感じ。今回の帰路は、低気圧&寒気来襲によって、ちょっとハードになりそうなので、ある意味愉しみだったりもします。ま、そのあたりについては、また後日に。

#1569 現地集合、現地解散、現地フリー行動な、雑談会@奥能登。

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 今年も、知人たちと能登にて、年越しをすることにしました。ちなみに、この会、基本的に現地集合、現地解散、現地自由行動、という実にいい加減なもの。いい加減ゆえに、ワザワザ来るような人は、ほとんどいません。もちろん、告知はしますけど、基本、誘いはしません。それは、行くためにはどうすればいいんだろうかと自分で考え、そして、無鉄砲含めて行動してしまう人でないと、吉田流能登は愉しめない、という理由から。って、文字にすると、すごく上から目線のようスタンスですが、実際のところ……、書けば書くほどにうまく伝わらなくなっていきますので、このあたりで、やめておきましょうか。  それでも今回は4人が集まります。しかも、2名は初。しかも、4台で。まったくもって不経済ですが、わざわざ来てしまう、その勢いが大切なのです。正直、この時期の能登、しかも、奥能登って、ワザワザ来るような地ではありません。それじゃなくても距離はあるし、冬はまさに天候に大きく左右されますから。しかしですね、そのハードルの高さが、また、ドキドキを誘うと言いましょうか、楽しい。行けるかな、行ってみようかなという、ワクワク感があるんです。そして、到着してみれば、ほー、へー、そうですか、スゴイじゃん、が待っている。宿から見える景色は、気持ちが沈み込みそうなどんよりとした曇り空に、大荒れの日本海だったりするんですが、これが、いい。もちろん、青空に青い海が嫌いなわけではありません。ありませんけど、こういう景色もまた趣があるやね、と感じられる感覚がないと、ワザワザに見る価値はないのかもしれませんな。宿もいい。人もいい。ご飯も美味しく、ああ、これで十分、こういうのいいよね、という感覚がないと愉しめないのかとも思います。  今回の能登は、ひとりだけ先に入りました。4人部屋にひとりだけ。いつもは、何もせず、本を読んだり、音楽聴いたりを愉しむのですが、今回は、やることがあるのです。それが、年賀状書き。準備だけしてきましたので、明日は大荒れの日本海を眺めながら、年賀状書きをします。というわけで、皆さまの手元に届く年賀状、少々遅くなります。ただ、能登の郵便ポストから投函しますので。って、消印ないから、そこまでは伝わらないかとは思いますけど。  ちなみに、今、外は大荒れ。建物は揺れるし、音も凄くて、ひょっとしてジムニー飛ばされないだろうか

#1540 軽自動車情報への執筆と、ハンコックのスタッドレスタイヤのその後。

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 のほほんと人生を過ごしてきましたが、気が付けば50歳も目前に。周囲を見渡してみれば、仕事で付き合いがある方々では、自動車メーカー・インポーターの方々はすでに年下の方が多くなり、都議選の候補者を眺めても同世代どころか下の方が見受けられたり、テレビやらでよく見かける方もやはり年下が多かったり……。比較しても意味合いがないことは承知の上ですが、自身のせいだということは分かっていながらも、自身が世間に名を馳せていないことにおいてけぼり感を覚える一方、これで良かったという想いがあります。ま、そんなことはさておき、恐れ多くも、冊子の表紙に氏名が載る仕事をしました。三度目でしょうか。  過去に幾度か紹介しました、軽自動車情報にて。この冊子は、 一般社団法人全国軽自動車協会連合会 が発行するもので、一般書店では販売しておらず、まぁ、簡単に言ってしまいますと、業界誌的な存在。ただ、この団体の位置づけを考えますと、この冊子に寄稿するなんて恐れ多くて、恐れ多くて、いつもいつも執筆が進みません。  今回は、軽自動車にまつわるタイヤ事情という企画で、主たるは昨今ブリヂストンが展開しているちゃんと買いキャンペーンと、軽自動車専用として同社からリリースされたレグノ・レジェーラについて、担当者へのインタビューをベースに展開しています。後日、また書きますが、同時期に、ブリヂストンからリリースされたSUV用タイヤの新ブランドとなるアレンザのインプレッションもしています。通じて感じたのは、来たるべき嵐に備えて、自身のブランド性を確固たるものにしようというブリヂストンのスタンス。価格「だけ」では勝負せず、クオリティありきの商品展開といいましょうか、ブランド性。だから、ちゃんと買いですし、軽自動車にレグノですし、SUVブランドも2つとして、明確化。このあたりの戦略は、なるほどなを感じますし、さすがはブリヂストンといった印象を受けました。  ただ、軽自動車情報の特集については、昨今のタイヤ事情を含めたことを、後半に加えました。あれです、ジムニー用にハンコックのスタッドレスタイヤを意図的に購入し、インプレッションしてみた話です。当初は、ブリヂストンでのインタビュー内容を否定してしまうのではないか、とも考えましたが、まぁ、タイヤ選び方は様々であり、考えてみますと、ブリヂストンとて、先に感じたあれこれも、低

#1512 雪を求めて走りに出掛けたら、積載車に載せられて帰ってきた、話。

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 雪のためにイベント(試乗会)が中止になった日。中止確認の前に、すでに出発の準備は整っていましたから……、そう、出かけました。出掛けましたよ、八ヶ岳方面へ、雪を求めて。あれです、冬のような寒さが舞い戻ったあの日。ただ、気温は下がっているものの、甲府盆地へ入っても雪が降る気配(寒さ)は見当たらず。とはいっても、冷たい雨は降っていましたから標高を上げていけば、きっと雪になるに違いないと、冬は通らなかったヨシダルートを走っていきました。ら、甲府盆地はちょうど桜が見頃、桃が咲きはじめておりまして、悪天候にもかかわらず、春の風景が広がっていました。で、ずいずいといつものルートを進んでいくと、アンズの花が。この時期に走ったことがなかったこと、さらには、 通過するばかりだったのでついついリンゴの木かと思っていましたが、実はアンズでした(写真上)。  さて、肝心なスノードライブですが、いつものパン屋付近で降雪に変わって、雪景色になり、さて本番。とりあえず、もう少し標高を上げようとずいずいと進みつつ、雪に覆われたばかりの景色にちょいと興奮して、いつもとは違うところへ出掛けてみようと、ルート変更。まずは足下を確認しようとしたら、下り? お、流れた、アクセルオンよりも減速で対応すれば……、は? 滑る? ツー、ドン。そう、20年ぶりぐらいの側溝落ちとなりました。思ったよりも流れたといいましょうか、過信もありましたな。アクセルオンしなくてもいいだろうってな、過信が。それにしても、見事なまでの側溝にはまりまして、サンドラダーを持っていましたので、自力で脱出かなと思いつつ、ジャッキが車載ものしかなく、ぐっさりとはまっていましたので、レスキューを呼ぶことにしました。  ら、降雪中ですし、クルマどおりも多いところではありませんから、なかなか来ずで、2時間弱後に救出。まぁ、その間の恥ずかしいことったら、ありゃしない。情けないといいましょうか。できるだけ目立たぬように影を潜めていましたが、バックしてまで戻ってきてひとりだけ声を掛けていただきました。まぁ、レスキュー待ちであることを伝えまして、去っていかれましたけど、しばらくしたら戻ってきて、暖かいお茶のペットボトルの差し入れをいただきまして。感謝しつつも、ますます情けなく。で、ジムニーですが、ダメージは軽いかと思いきや、かなりの勢いで飛び込んだよ

#1498 陽射しは強く春を感じさせながら、まだ氷点下にあった八ヶ岳。

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 この日曜日に友達とスノーアタックへと出掛ける予定でいましたが、仕事が入りまして、中止に。というわけで、雪に焦がれて出掛けてきました、八ヶ岳周辺へ。その前夜に、最近はそちら方面へうかがうことも少なくなり……と、その先にお住まいの方にメールしたばかりだったのに、なんだかなぁと思いつつのドライブにになりましたが。って、しかしですね、陽射しが強くなってきたこともあって、また、最近、あのあたりはこれといった降雪もなかったようで、いつものシーンへ出掛けても、路面に雪は少なく。ま、当たり前ですな、昨今では、除雪も行き届いていますから。  日中でも氷点下にあるような標高のあるところまで行けば、よほどの除雪がされていない限り、雪はあります。というか、氷ですな。しかも、クルマが通ったの轍のままに、凍結したという氷。氷点下とはいっても、昼間になると陽射しによって表面は溶け出していますから、なおのことやっかいだったりします。ま、こうなるとタイヤの耐ワンダリング性能なんてレベルを大きく超えて、ステアリング操作に気を遣うことになりますが、そんな轍を無視して走ろうとする我がジムニーに対して、容赦ないキックバックが襲いまして、まぁ、それが氷の上だったりしますから、愉しいのなんのって。いやいや、ステアリングから一瞬とも操舵する手を離せないといった感じでした。  それにしても、ここのところの雪解けが進んで、畑から大量の土が道路に流れ出し、そこに積もった雪が乗っかっていたりして、場所によっては、スノーアタック以上の緊張感がありました。たんなる雪かと思ったら、その下に大量の土があって、その深さたるや、腹を擦りそうなほど。つまり、半ばどころか、ほぼほぼのマッドアタックになってましてね。1台でしたので、無理せずに走りつつも、万が一を考えて、電話すればレスキューに来てくれそうな人たちを思い浮かべながら、そんなシーンを走りましたが、ふと、感じたのは、土が流れ出すといいますか、移動していくのも、また、自然の摂理であるということこうして、大地ってのは、豊かさを保っていくのだな、と、ま、そんな感じ。いや、この場合は、移動した土砂は舗装路にありましたから、結果として、面倒を招いているだけになっていますが。

#1486 ジムニー(現行型・MT)+ハンコックDynapro i*cept、インプレその3。

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 日本海側、北海道では、降雪が続き、特に中国地方はたいへんになっているようで。こういう降り方の時は、関東は全くもって降らずで、八王子はもちろん、山梨も、流れてきた雪雲が山沿いに雪を降らすといった程度。ということで、もう少し、タイヤを観察すべく、乗鞍へのスノードライブを企んでいました。しかしですね、待っていたのに原稿依頼が結局来なかった、とある日、そのつもりがないのに、唐突に出掛けました。最初は近所の地元の農産物販売所へ卵を買いにいこうと出掛けました、出掛けましたが、右折しなきゃいけないところを、左折。気付いたら、甲府盆地にいました。ただ、出掛けた時間が遅かったもので、企んでいた乗鞍コースは諦めて、陽があるうちにたどり着ける八ヶ岳へ。お気に入りの露天風呂のボイラーも直ったということもあって……。  さて、雪の状況ですが、数日前に降った雪によって雪量は増えていたものの、降ってから数日経っていたこともあって、除雪が行き届いており、基本凍結路面なんですが、場所によってはアスファルトがうっすらと見えており、道路脇には降ったままに放置された積雪がある、そんな感じでした。ですので、チェックとしては凍結路での挙動と、ある程度の降雪といったシーンにおいてでした。クルマは現行型ジムニー(走行17万km・MT)、スタッドレスタイヤはハンコックDynapro i*cept。 #1473 、 #1476 にて、購入した(選んだ)理由やらインプレッションについては書いてあります。さて、と、凍結シーンにおいてはですね、ま、印象変わらずといったところでしょうか。当日は、昼間にも関わらず、気温は-7℃。ほとんどクルマ通らずといった路面でしたが、限界は高くないものの、極端に低いというわけでもなく、グリップ感は分かりやすく、唐突な挙動を見せないため、印象は変わらず。左の写真のような、勾配のある長い下り、かつ、その先にちょいとタイトなコーナーなんて、不安を煽るシーンであっても、踏んでいけますといえば、分かりやすいでしょうかね。上り坂で、一度停止してからの発進における挙動も、以前とお伝えしたフィーリングと変わらずでした。現行型ジムニーである程度の勾配、かつ、凍結路での、2速発進は一般的ではないことから、つまりは1速発進となりますが、やっぱりですね、トルクが急激に立ち上がる手前でグリップを探りながらといっ