#1512 雪を求めて走りに出掛けたら、積載車に載せられて帰ってきた、話。

 雪のためにイベント(試乗会)が中止になった日。中止確認の前に、すでに出発の準備は整っていましたから……、そう、出かけました。出掛けましたよ、八ヶ岳方面へ、雪を求めて。あれです、冬のような寒さが舞い戻ったあの日。ただ、気温は下がっているものの、甲府盆地へ入っても雪が降る気配(寒さ)は見当たらず。とはいっても、冷たい雨は降っていましたから標高を上げていけば、きっと雪になるに違いないと、冬は通らなかったヨシダルートを走っていきました。ら、甲府盆地はちょうど桜が見頃、桃が咲きはじめておりまして、悪天候にもかかわらず、春の風景が広がっていました。で、ずいずいといつものルートを進んでいくと、アンズの花が。この時期に走ったことがなかったこと、さらには、通過するばかりだったのでついついリンゴの木かと思っていましたが、実はアンズでした(写真上)。
 さて、肝心なスノードライブですが、いつものパン屋付近で降雪に変わって、雪景色になり、さて本番。とりあえず、もう少し標高を上げようとずいずいと進みつつ、雪に覆われたばかりの景色にちょいと興奮して、いつもとは違うところへ出掛けてみようと、ルート変更。まずは足下を確認しようとしたら、下り? お、流れた、アクセルオンよりも減速で対応すれば……、は? 滑る? ツー、ドン。そう、20年ぶりぐらいの側溝落ちとなりました。思ったよりも流れたといいましょうか、過信もありましたな。アクセルオンしなくてもいいだろうってな、過信が。それにしても、見事なまでの側溝にはまりまして、サンドラダーを持っていましたので、自力で脱出かなと思いつつ、ジャッキが車載ものしかなく、ぐっさりとはまっていましたので、レスキューを呼ぶことにしました。
 ら、降雪中ですし、クルマどおりも多いところではありませんから、なかなか来ずで、2時間弱後に救出。まぁ、その間の恥ずかしいことったら、ありゃしない。情けないといいましょうか。できるだけ目立たぬように影を潜めていましたが、バックしてまで戻ってきてひとりだけ声を掛けていただきました。まぁ、レスキュー待ちであることを伝えまして、去っていかれましたけど、しばらくしたら戻ってきて、暖かいお茶のペットボトルの差し入れをいただきまして。感謝しつつも、ますます情けなく。で、ジムニーですが、ダメージは軽いかと思いきや、かなりの勢いで飛び込んだようで、重く。ま、写真を見てもわかりますが、フロントホーシングの位置決めが狂っており、自走不可能。で、加入していた任意保険で、レッカー代にして15万円までフォローしてくれるとのことで、自宅まで積載車に乗せられて帰ることに。そうなんです、行きは中央道など使わず下道で走っていきながら、帰りは中央道を利用して帰って来る始末。ああー、情けない。
 ちなみに、側溝落ちは、過去に2度やらかしています。初代エスクードの時に。1度目は野沢温泉のメインストリートにあった、大きな排雪溝へ。45度近く傾きまして地元の方々に持ち上げてもらって、事無きを得ました。2度目は、奥志賀林道で、いがぐりを拾おうとバックしていたら、なんか左側が随分と開き過ぎだなぁと思ったら、運転席側が側溝へドカンと。しかし、この、2度目、どうやって脱出できたか、覚えていません。あれ、おや、どうしたんだっけか。通り掛かりのクルマなどないようなところでしたし、ましてや、当時はレスキューを呼ぶようなこともしたことなく。通りかかった町役場の人に助けてもらったんだっけかな。あれ、ほんとに、覚えておりません。
 いずれにしても、側溝落ちは、久しぶりのデキゴトでした。さて、肝心なのは、ジムニーのダメージと修理代。それにしても、痛い出費となりました。いやはや、いやはや。

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