#1540 軽自動車情報への執筆と、ハンコックのスタッドレスタイヤのその後。

 のほほんと人生を過ごしてきましたが、気が付けば50歳も目前に。周囲を見渡してみれば、仕事で付き合いがある方々では、自動車メーカー・インポーターの方々はすでに年下の方が多くなり、都議選の候補者を眺めても同世代どころか下の方が見受けられたり、テレビやらでよく見かける方もやはり年下が多かったり……。比較しても意味合いがないことは承知の上ですが、自身のせいだということは分かっていながらも、自身が世間に名を馳せていないことにおいてけぼり感を覚える一方、これで良かったという想いがあります。ま、そんなことはさておき、恐れ多くも、冊子の表紙に氏名が載る仕事をしました。三度目でしょうか。
 過去に幾度か紹介しました、軽自動車情報にて。この冊子は、一般社団法人全国軽自動車協会連合会が発行するもので、一般書店では販売しておらず、まぁ、簡単に言ってしまいますと、業界誌的な存在。ただ、この団体の位置づけを考えますと、この冊子に寄稿するなんて恐れ多くて、恐れ多くて、いつもいつも執筆が進みません。
 今回は、軽自動車にまつわるタイヤ事情という企画で、主たるは昨今ブリヂストンが展開しているちゃんと買いキャンペーンと、軽自動車専用として同社からリリースされたレグノ・レジェーラについて、担当者へのインタビューをベースに展開しています。後日、また書きますが、同時期に、ブリヂストンからリリースされたSUV用タイヤの新ブランドとなるアレンザのインプレッションもしています。通じて感じたのは、来たるべき嵐に備えて、自身のブランド性を確固たるものにしようというブリヂストンのスタンス。価格「だけ」では勝負せず、クオリティありきの商品展開といいましょうか、ブランド性。だから、ちゃんと買いですし、軽自動車にレグノですし、SUVブランドも2つとして、明確化。このあたりの戦略は、なるほどなを感じますし、さすがはブリヂストンといった印象を受けました。
 ただ、軽自動車情報の特集については、昨今のタイヤ事情を含めたことを、後半に加えました。あれです、ジムニー用にハンコックのスタッドレスタイヤを意図的に購入し、インプレッションしてみた話です。当初は、ブリヂストンでのインタビュー内容を否定してしまうのではないか、とも考えましたが、まぁ、タイヤ選び方は様々であり、考えてみますと、ブリヂストンとて、先に感じたあれこれも、低価格タイヤに対する対抗策であると、捉えると、むしろ触れないわけにはいかんなと感じ、加えた次第。業界誌向けを意識したところでもあります。もちろん、どういった反応があるか不安もありますが、まぁ、事実、周囲のクルマ好きからは、低価格タイヤ似対して、あれって、どうなのさ? と訊かれることが多く、販売の現場からすると、知りたいことでしょうから、云々……。
 というわけで、#1473#1476#1486にてインプレッションを綴り、#1512でドライバーの判断ミスから側溝落ちしたことを報告した、ジムニー(JB23)+ハンコックのDynapro i*ceptですが、先日、ようやくタイヤを履き替えました。事故後の修理に時間がかかったこと、先延ばしにしたことなど、いろいろありますが、ようやくの履き替えです。昨年年末にはきましたから、月日にしておおよそ半年。走行距離は約5000km。雪なし路面での能登往復やら、走行距離の9割以上は雪なしでした。で、右上の写真が、半年、約5000km走行しての、タイヤのトレッド面。積んで運んでいる時に撮ったものですが、上からフロント2本、リア2本。こうしてみますと、来シーズンも使えそうどころか、あれだけアスファルトを走ったにも関わらず、想像以上に摩耗しておらずで、ちょっと驚き。よく見ますと、リアに使っていたタイヤは、ブロックのエッジもある程度残っています。ま、車両が軽いってのもあるんでしょうな。いずれにしても、来シーズンどこまで使えるか、それがキーですから、またレポートします。ちなみに保管は、陽の当たるバルコニーにて、自転車用カバーを2枚重ねてとなりますので、あまり条件はよくありません。でも、これもまた、一般的とも言えましょうかね。

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