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#1078 トヨタ・ハイラックスヴィーゴ、インプレッション動画の裏話。

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 昨年の最後の取材は、トヨタ・ハイラックスヴィーゴのインプレッションでした。その日は多くの企業が仕事納めだった12月26日(金)。そんな日なのに、周囲の音やら、交通量やらに、気を配らなければならない動画での取材。 というわけで、移動距離をできるだけ少なくし、2回目の紹介ということもあって、完全にインプレッションをメインとしています。  動画は、思ったほど多くのことを語ることができず、深くを語れないものですが、今回は語りを長くしてもらったので、あれこれと思うがままに話しています。意図的に走っているシーンに合わせた語りとしたこともあり、伝えたかったことのほとんどを語れています。ゆえに、考えながら話しているので、「えー」が多いこと多いこと。この「えー」を発している時ってのは、次に何を語ろうか、どうつなげようかを頭の中で考えています。って、考えているだけならばいいのですが、そこに運転という動作と、撮られているという意識が加わってきますので、混乱していることも多々ですな。  裏話としては、有料道路の渋滞シーン。これ、当初予定していた撮影内容ではありませんでした。実は、有料道路にて目的地への下り口を通過してしまい、次の下り口までは距離があった上になんと渋滞にはまってしまいまして、どうせやることないしと、 急遽、あの 渋滞シーンを撮影しました。仕事納めの日ゆえに、渋滞も半端ではなく、たしか5kmだったかを40分掛けてノロノロと、渋滞にはまっているうちに陽は沈んでしまうという 判断もありましてね。 ただ、インプレッションという面では、渋滞シーンでの扱いやすさを語れましたので、プラスとなりましたけど。

#1077 ステップアップさせすぎ? スバル・XVの正常進化 その2。

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 で、 #1076 での XV話の続き。今回は、燃費を細かに観察してみましたが、期待どおりの低燃費を実現するには、いかに1500回転以下をキープするか、できるかにキーがあります。もっといえば、1200回転以下。周囲の流れを考えるとと現実的ではないとか、そもそもコントロールが難しいといった意見があるのは承知ですが、XVで低燃費を引き出すには、それをかなり意識した運転をする必要があります。  ちなみに、スバルたる走りのお手本であるアイサイトのACC(追従)の場合は、SIドライブでIをセレクトしたとしても、発進時、先行車がいないと1900回転まで上げて加速。そう、1500回転以上をあえて使って発進加速を優先させています。 燃費の悪化が顕著な回転域でのこの仕立ては、もはや意図的であり、そこにスバルの頑なまでの意地があります。走りと燃費のハイバランスの提案ですな。ただ、こだわりと言ったとしても、 世間一般で期待されている低燃費とはズレがありますから、そこが難しい。ということで、スバルが提案するその燃費よりも、さらなる低燃費を求めるならば、ドライバーの力量が必要になってくるわけです。それも意図しているのかな。  そうそう、ACCは、 高速クルージングにおいては、ドライバーの運転よりも低燃費を期待できる面も持ち合わせていますから、 使い方次第といったところでしょうかね。いずれにしても、クルマが全てを担うのか、ドライバーに任せるのか、このあたりの線引きをもう少し明確にしたほうがいいのではないか、なんてことを感じました。  それを言いだすと、何度も言っていますが、アクセルワークに対する初期加速感に穏やかさを与えてもいいのでは? と、今回も感じました。もちろん、現状が、交差点右折での発進時などにペダルを深く踏み込まなくても、クルマが"フンッ"とばかりに加速してくれるセッティングであることは承知していますが、実のところここにシビアさがあるため、挙動や燃費にいい影響を与えていないことがあるのも事実でして。  解決策としては、SIドライブのIモードよりも、もっとエコに振ったモードを設定するか、アクセルペダルの初期踏み込み量に対して発生するパワーを少々落とす、つまり、その加減をドライバーのアクセルワークに任せられるようにするか、かなと。前者については、SIドライ

#1076 ステップアップさせすぎ? スバル・XVの正常進化 その1。

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 昨年末、スバルXVが一部改良を受けました。XVのベースとなった現行型インプレッサに対しては #297 で書いたとおり、高く評価しています 。いや、厳しい目は持っていますけど。ちなみに、あのアーティクル( #297 )は、このホームページ全体の中でのトップアクセス数を保持したまま。1.6L+MTってキーワードがとてもレアだったこともそれに加担しているようですが。 で、そんなインプレッサからその方向性を明確にしたスバルのクルマ造りですが、クラブレガシィとは別の観点からあれこれと追いかけてきました。ということで、改良を受けたXV(ガソリン車)にて、あれこれとチェックしてきたわけですが……、って、先にインプレッサを試乗しておくべきだったか。しまった。ま、いいや。  そのXVですが、えっとですね、あのですね、そのですね、大きく変わっていました。内装の質感向上やら、静粛性やらは、さておき、いちばんのオドロキは乗り味。まずは、剛性感をしっかりと作り込んだサスペンションに対して、次のステップとしてしなやかさを与えており、……、って、そう質感が大幅にアップしています。簡単に表現するばらば、路面からのあたりが柔らかいのなんの、そう、あのゴトゴト感はかなり薄れました。 その上で、 静粛性を与えており、 、 そこにインテリアの質感向上が加わって、まさにクルマ全体として クラスをアップさせたかのような雰囲気を作り上げていました。そう、何かひとつをアップさせたのではなく、バランスを崩すことなく、すべてを上手くブラッシュアップさせています。これ、過去のスバルが苦手としてきた作り込み方法ですな。というわけで、天晴れ、天晴れ。  試乗前は、どうだろうかと思っていたギア比のクイック化も、安易にクイックにしたというよりは、サスペンションのしなやかさに合わせたセッティングとしており、違和感なし。ワインディングでは、的確なロールを伴いながら、余計な挙動を見せることなく、スッと駆け抜けていきます。  ただですね……、と、あえて厳しい目で見つめますと、あれこれはあります。例のリバウンドストローク時の手放してしまうかのようなフィーリング(減衰力不足)は、高速域では感じづらくなったものの、 シーンによってはまだ顔を出します。ひとつシーンを挙げますと大人5名乗車時。極端な例ではありますが、まだ、消しきれてい

#1075 雪が降るとクルマで出かけたくなる、その理由のあれやこれや。

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 雪が降りました。降りましたから、出かけました。わざわざ。周囲では、わりと、この点に関しては同じ意見というか、同じ行動をする人たちばかりなのですが、中には、雪が降ったから出かけないと宣言する強者もいます。ってか、そっちが一般なのか。  その理由を問うと、彼らは滑ったら怖いからと言います。当たり前ですな、当たり前。自分だって滑ったら怖い。だから、タイヤがグリップを失うようなシーンへと わざわざ出かけることに意味を見いだせない、と。まぁ、それも当たり前のこと。分かります。  しかし、グリップを失う(大げさに挙動を見出すことではなく)ことを知っておくことも、実は、クルマとの付き合いにおいては大切なこと。クルマってのは完璧ではありません。路面μが低ければタイヤはグリップを失ってしまうものであり、それを体験しておくことで、 いざという時、どうすればいいかをあらかじめ知っておくことができます。 さらに、最近のクルマには 滑らない、自動車雑誌的な表現をすれば"乱れた挙動を安定方向へと導く"制御が加えられており、それを体感しておくこともプラスになります。 もちろん、雪道を走るには、 スタッドレスタイヤやタイヤチェーンが前提で、いくら4WDでもノーマルタイヤで出かけるのはご法度。 わざわざ、雪道でドリフトして、周囲に迷惑をかけなさいと言っているわけでもありません。  クルマってのは、便利な道具であることは事実ですが、その先には、愉しさへと誘ってくれるという相棒たる存在であることも、また事実。そして、その可能性というか素性をいかにして引き出すか、そしてどういう付き合い方をするかは、オーナーのスタンス次第。 ……、なんだか、雪が降ると、毎回毎回、同じことを書いているような気がしますな。  ちなみに、写真は我が家の近くの坂道。その 勾配は少々きつく、路面が凍結した日には今のタイヤ(スタッドレスではなく、いわゆる欧州のスノータイヤ)ではまったくもって走りたくないシーン。でも、雪が降ると、勇んで出かけたくなる、そんな坂道。足で雪を踏みしめるあの愉しい感覚は、クルマでも同じこと。  そうそう、うちのグランドチェロキーは普段はFR寄り配分でリアがグリップを失うと油圧ポンプを介してトランスファーでの前後配分を50:50へと導きますが、はっきり言ってレスポンスは遅いですし

#1074 ジープらしさって、オフロードを走れること……、なんだけどね。

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  年明け早々の撮影(写真)は、 気心知れたスタッフと、 JKラングラーと新型チェロキーの2台を伴ってとなり、 とても楽しいものでした。そう、仕事なのに、楽しいかった。何故 、楽しいかって、 余計な気を遣わなくていいことと、クルマに対しての捉え方が似ている(同じではない)こと、クルマに味があること、 写真の仕上がりに驚かされることなど、あれやこれや。まぁ、クルマを含めて、互いを尊重しあうというスタンスがあるからでしょうな、きっと。って、ほかの仕事であっても、それはあります。もちろん。  こういう取材をした後は、すらすらと書けるもの……、って、書き上げてから気付いたんですが、この日の取材分って19ページ分。でも、それほど書いたような気もしていません。といいますか、逆にこれだけの量がありましたから、書き足りないというストレスは残っておらず、気分は清々としています。なんて書きますと、今現在、編集部では最後の作業でてんやわんやのようですから、申し訳なく……。  さて、取材に連れ出した、現行型としては最終モデルと噂されるラングラーと、ジープの中では最新であるチェロキーですが、それぞれにジープしていました。ジープらしさとは何ぞやを考えると、ここでは語り尽くせぬほどの文字量を必要としますので深くは書きませんが、そのキーは、緩さの中にあるリズムとだけ書いておきましょうか。   ジープに対して、こうじゃない、それは違う、ここは嫌いなどと、否定的に語る、つまり、 自らをジープに押し付けるだけでは、ジープは何も応えてくれません。 オーナーがジープに合わせることで対話が生まれ、そのスタンスから、これでいいでしょう、そこまで不要でしょ、そう見せる? こう見ればいいのか、といった、ジープ流のスタイルを知ることができます。そして、見方や捉え方が変われば、同じように流れゆく日々であっても異なる日々になるものです。って、それに気付かせてくれるところ に、ジープらしさの本質があります。  オフロードを走れることがジープらしさ、ってそれは誤りではありませんが、それだけはあまりに短絡的で、表面的過ぎると思います。ジープとは、オフロードを走れることを前提としていますが、ついでとばかりに そのセッティングが もたらす緩さがあり 、それを感じる取ることで豊かさとは何かを知り、そして、ライフスタイルに何か

#1073 iPhoto Library Managerに助けられました、ありがとう、という話。

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 あのですね、iPhotoのライブラリーがおかしなことになっていました。で、電源を落とすことなくMacに修復作業をさせていましたが、余計な処理することを許されず、ここの更新もできずにいました。  そもそもiPhotoのトラブルに気付いたのは、クラブレガシィの件を書こうと過去の写真を探していた時のこと。あれ、あの時撮ったあのカットが見当たらない、これはあるのにそれがない、おっと、……、おかしいぞ、と。で、気付いた、写真がない、見当たらない。サムネールが真っ黒というのではなく、サムネールそのものも存在しない始末。  これは由々しき事態だと探ってみると、iPhotoのフォルダ内にマスターファイルは存在し、それぞれにあの意味の分からぬフォルダ分けにしたがって鎮座していました。メールのトラブルに続いてリンク外れのようで、アクセス権の修復をしようとも、サムネールの修正をしようとも、ライブラリーの再構築をしようとも、表示されません。ただ、イベント毎の枚数としてはカウントされていたりしますから、やはり、表示されていないだけの様子。隠しファイル扱いになっているのか? と思って調べてみてもそんなことはなく。  まぁ、最悪、ライブラリーからマスター写真を取り出して再読み込みさせるしかないか……、と思っていた時に、Appleの本国のコミュニティサイトにて紹介されていた右上の iPhoto Library Manager というシェアウェアを発見。こやつ、ライブラリーのセパレートやらマージやらを行ったりと、整理・管理できるアプリケーションですが、チェックさせたところ、このアプリのビューアーではすべての写真を表示しており、 なんとかなりそうな気配。というわけでライブラリのリビルト作業をさせて、……中略……、無事に復活。助かりました。というか、このアプリケーションとても使いやすくて、助けられた感謝だけではなく、ちょいと感激しました。オススメです。って、何かあっても保証はできませんけど。  ただですね、リビルト作業そのものはたいへんでした。その手法は、いったん仮想ライブラリーを作って、次にiPhotoへ再読み込みさせるのですが、この再読み込み作業がたいへんだった。というのも、じゃんじゃか再読み込みしているそばから、iPhotoが読み込まれたファイルの顔認識の作業してくれまして、なかなか先へ

#1072 クラブレガシィを振り返って思うあれやこれや、その2。

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 さて、その2。C型が登場した05年は、クラブレガシィ 以外でも3台まとめて取材へ連れ出すという企画が重なりました。BMW3シリーズ(E36、E46、E90)、プジョー(206、307CC、406)、ジープ(ラングラー、チェロキー、グランドチェロキー)、そして、クラブレガシィでは、2、3、4世代での比較企画(Vol027・p140 )がありました。世代違いやブランド内 で比較することで、それぞれに込められた想いを探し出し、そして、ブランド性という流れやコンセプトを見つけ出すことが、とても楽しい、そんな取材でした。 右の写真はレガシィの世代比較企画時ですが、レガシィにおいては、新世代へとスイッチする際に 先代を否定するのではなく、先代でできなかったことを実現する、そんなステップが見られたことが強く印象に残っています。ただ、一方で、快適性を求めた進化に対しておや? と感じさせるところもあり、無理に時代についていこうとしているレガシィをそこに見つけました。  ビッグマイナーチェンジとなったD型の取材は、大改良過ぎて、試乗とインプレッションとで、ドタバタだった記憶があります(Vol028・p15・写真左)。この時は、向後さんがちょいと刺激ある写真を撮影していたこともあって、文章も意識的に自動車雑誌的ではない表現を用いています。 クラブレガシィで、BMWやらレクサスやらを意図的に引き合いに出したのも、この時が初めてではないか、と。今更に読み返してみると、ほかブランドとの比較を含めながら、肯定的な表現方法や、流れがあって、いい文章ではないかと感じますな。デザインも、クラブレガシィとしては異例といいますか意図的なチャレンジが見られ、企画のすっきり感含めて、今でも最も好みなページだったりします。 それにしてもこの号でのカバーカーズ(Vol028・p9)の写真は、とってもいいですな。とっても。これも向後一宏氏。  この頃、レガシィ以外にも刺激を与えてくれるクルマに出会っています。 プジョー406からは快適を語るリアシートの仕立て方を、 ゴルフ5からは乗り味の質感アップたる手法を、Aクラスの ボディサイズと質感は比例しない仕立て などなど。自ずと、レガシィに足りないモノも見えてきて、バランスやら質感やらをやたらと語るようになるのも、この頃でした。  また、このD