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#1029 2015年次RJCカー オブ ザ イヤー、第一次選考結果あれこれ。

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 さて、肝心なことを書いていませんでした。去る10月31日に、RJCカー オブ ザ イヤーの第一次開票が行われました。今さらながらとはなりましたが、記しておきましょうかね。いずれもメーカー・インポーター名アルファベット順にて。  講評はあえてしないでおきますが、まぁ、きれいにばらけましたな、といった感じでしょうか。今年は、COTY、自動車殿堂ともに、重なるところもありましたが、RJCはどういうモデルを選ぶのでしょうかね。最終決定は、11月11日(火)に。 2015年次RJCカー オブ ザ イヤー 6ベスト  ダイハツ工業        コペン  富士重工業         レヴォーグ  本田技研工業        N - WGN  マツダ           デミオ  三菱自動車工業/日産自動車 ek スペース/ディズ ルークス  日産自動車         スカイライン  スズキ           ハスラー 2015年次RJCカー オブ ザ イヤー=インポート 6ベスト  アウディ          A3/S3セダン  BMW            i3  BMW            MINI  ジャガー          Fタイプ クーペ  メルセデスベンツ      Cクラス  フォルクスワーゲン     ポロ 2015年次RJCテクノロジー オブ ザ イヤー 6ベスト  スバル       運転支援システム 「アイサイト(ver.3)」  マツダ       SKYACTIV-D 1.5 エンジン  日産        ダイレクト アダプティブ ステアリング  スズキ       S-エネチャージ    BMW        Life Drive(ライフドライブ)コンセプト  メルセデス・ベンツ レーダーセーフティパッケージ

#1028 電気自動車なのだけど、VWらしさもちゃんと備えていた、e-up!

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 新型車試乗会が続いています。書いていいことと、まだ書いちゃいけないことが入り交じっていて、わけわからなくなっていますが……、これは、たぶん書いていいほうのクルマ。VWのe-up!ですな。up!の電気自動車バージョン。  これが、良かった。って、最近、この言い回しばかりですが、表現力が尽き ているから仕方ない、というわけで、良かった。up!をEVにする必要はあるのか? と思うところもありますが、軽自動車以外での5ナンバー、 4 ドア、4名乗車モデルは、このup!だけだそうで、なるほどね、そう考えると価値はあるわけで。  ま、存在意義については、ここではすっとばしまして、乗り味について、あれやこれや。まぁ、悪くわけはなかった。VWですから、up!ですから。といいますか、EVたるシステムによる重量増は、しっとりとした乗り味を作り上げていまして、プラスに働いていました。そして、モーター駆動。まぁ、多くを語ることなく、とてつもないトルク感にあふれていまして、発進から加速に至るまで、敵なしといった感があるほど。スイスイどころか、グイグイ走っていってしまいます。電力消費とパワーとをセレクトする3モードも良く考えられていて、エコモードであっても時間限定ではあるものの豪快な加速を許すなど、まぁ、よく練られています。ウィークポイントが見当たらない、と。 回生ブレーキも、最新世代ユニットらしく、違和感はなくて、ケチの付けようがない。  まとめとして、なんていうんでしょうかね、パワーユニットが変わろうとも、VWらしさを作り上げていること、ここにVWブランドの強さがあるような気がしました。

#1027 今のスバルの全てが表現されていた、レガシィB4とアウトバック。

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 もはや、逃げ場もなく、日々、淡々とスケジュールをこなしていまして、あれやこれやと記しておきたいことは多くあるのですが、そんな時間すらも作れず。といいつつ、これじゃいかんと、本日、試乗会のあった新型レガシィB4とアウトバックについて書いておきましょう。  結論を書いてしまいますと、想像以上にいい仕上がりを見せていました。それは、スバルのフラッグシップたる性能と、レガシィらしさ(アウトバック含む)を備えていたという意味で。で、ヨシダ大絶賛は、B4でした。そう、アウトバックではなく、B4。なんていうんでしょうかね、セダンたる実直な作り込みがとても好印象。アウトバックは、SUVたるテイストをベースにしながらも、そこに ツーリングワゴンからの乗り換えも救いたいという想いと、SUVテイストである曖昧さを消し去りたいという想いを少々強く与え過ぎたような、 そのふらつきが少々気になりました。いや、アウトバックとて、とーってもいい仕上がりを見せているのですが、比較すると、B4のほうがバランスはいい、と。  気になるスタブレックス・ライドですが、これが難しい。とても難しい。いや、悪くはない、悪くはない。余計な動きが消え去り、つまり、フラット感がすこぶる高まり、質感アップを覚えます。そういった、意味合いからすると、とてもいい。しかし、組み合わされるのが18インチタイヤになるため、そこで、タイヤの硬さが顔を出してしまう。まぁ、18インチでも、この乗り味に収められたこと、質感を高められたことに、アドバンテージがあると捉えると、オススメとはなりますが。では、一方のノーマルサスが、ダメかといえば、そんなこともない。接地性という意味では、むしろこちらのほうがいい。しなやかさを与えたシャシーフィールをダイレクトに感じ取ることができまして、そこには、過去のレガシィには薄かった、タイヤが路面を離さないというフィーリングが強く存在しています。そう、減衰特性が路面変化にぴたりとはまっているという、あの粘るフィーリング。ただし、比較してしまうと、フラット感に物足りなさがあるのも事実で、 どちらがいいかは言うことはできず、もはや好みでどうぞ、といった感があります。  ちなみに、以前書きました、XVやレヴォーグで、時折見せるリバウンド時の例のフィーリングは、しっかりと消え去っていました。いや、消し去って

#1026 らしさを残したままにブラッシュアップしていた、キャデラック・エスカレード。

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 日々、まさに追われるように、クルマの取材と執筆が続いています。で、昨日は、キャデラックのエスカレードの取材でした。あれです、キャデラックがリリースしているフルサイズSUV、そのフルモデルチェンジ版。えっと4代目になるのかな。  まぁ、よく仕立てていました。といいますか、ようやくキャデラックとして満足できる仕立てになりました、といった感が強くとでも言いましょうか。いや、先代までも、フレーム付きプラットフォームをベースにしたモデルとしては、良くできていましたが、キャデラックとして眺めた時に、あれやこれやと不足がありました。  で、その新型、ラグジュアリィとは何ぞやを再編集したかのよう。といっても、やはり、フレーム付きモデルゆえのあれこれはありますし、そこに22インチタイヤを組み合わせてしまったがゆえの、あれこれもあります。しかし、それにしても良くできています 、というか、よく22インチタイヤを抑え込んでいるなという印象がとても強く残りました。  エンジンはV8/6.2Lで、そのフィーリングについては、いまさら語るまでもなく。といいますか、このエンジン、まだOHVであり、そのがさつ感は、やはり、このプラットフォームたるフィーリングそのもの。そして、ドドドドと表現したくなるV8サウンドも健在であることから、あえて残しているような気もします。といいますか、これらがあるから、先のラダーフレーム+ リジッドサスたる乗り味のあれこれも許せてしまうような気がします。  いずれにしても、大幅に価格は上昇したようで、上級グレードになると1000万円オーバーだそうで。高級車って、どんどん値上げしているような気がするんですが。って、この手のモデルを購入される方ってのは、このぐらいの価格上昇でも、なんなく支払えるのでしょうかね。

#1025 ここでも、原稿でも、最近やたらと多い、誤字脱字の言いわけ。

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 最近ですね、誤字脱字が多いのです。って、もちろん、それは今に始まったことではありませんが、ここ最近、特に多いのです。その理由はふたつあります。  ひとつは、かわせみを成育中であること。日本語変換システムをATOKからかわせみへと移行したもので、ただいま、あれこれと学習中。つまり、よく使っている文言を入力する時に、キーボードはもちろんですが、モニタ上の文字を確認しなかったりするもので、……、で、おかしな変換に。  もうひとつは、Safariと日本語変換システムとの相性の問題。これ、過去にも起こって、Safariのバージョンアップで修正されたんですが、今回、OS10.10への移行時にまたありました。これがひどかった。BackSpace機能がひと文字ずつではなく、数文字ずつ行われたりして、時に行われなかったりして、意図せぬ文字が消されたり、残ったりしていました。というわけで、このページで、やたらと脱字が多いのは、そのためです。読み直しては修正していますが、まだ、あちこちに残っていますな。  ま、いずれにしても、ちゃんと校正するスタンスがあれば、恥をかかずに済むものなんですけどね。 右上の画像は、先ほどまで掲載されていた、下のアーティクル。スバルXVを、VXと表記するとはなんともかんとも。というか、これ、先に挙げた2つのパターンとは異なる間違え方ですな。どうしてこうなったかを考えてみましたが、よく分からない。()内を書く時に、カット& ペーストをやたらとした覚えがあるので、その時かな、と。あとは、たまにあるんです、文字打ちのスピードにキーボードのレスポンスが付いて来ず、こうして逆になることが……。

#1024 JNCAP予防安全性能アセスメントで注目すべき、アイサイトVer.2。

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 日本初となるJNCAPの予防安全性能評価の発表会に出かけてきました。結果はすでに報道されたとおりですが、レクサス・LSと日産・スカイラインとスバル・レヴォーグが満点評価に。と、ここばかりが強調されて報道されていると思いますが、個人的には、満点以外の車種に着目しています。そう、スバルの2台、フォレスターとXV(インプレッサとひと括りにされている)。同じスバル車なのに何故満点を取れないのだ? と思われるかもしれませんが、レヴォーグが最新世代のユニットを搭載しているのに対して、この2台はひと世代古いユニットを採用 。それなのに、それなのに、それなのに、ほぼ満点という得点(40点満点で、フォレスター39.9点、XV39.6点)を獲得しています。  これがどれぐらいスゴイかといいますと、30点台は32.5点のエクストレイルのみ。被害軽減ブレーキ(32点満点)だけをピックアップすると、フォレスターは31.9点、XVは31.3点。先述のエクストレイルは24.5点、オデッセイは25.3点。ちなみに軽自動車はひと桁台となります。  旧世代といっても、その先代となるアイサイトVer.2の基本設計は先代レガシィのB型(2010年)であり、公に30km/hまでを謳っていたアイサイトVer.2には単純に不利であり、それはスバル車以外とて同様のこと。というわけで、それなのに……、に繋がるわけですな。  ちなみにこの結果について、スバルの開発担当者に話を訊きました。で、そのコメントをヨシダ流に訳してみますと、Ver.2については、先に結果が発表されたIIHS(最高40km/h)ではこのver.2にて満点を獲得いますし、そこからさらに高い速度域( 今回のテストは相対速度40km/h、停止している対象物に対しては10〜60km/h)ですから、そのマージンといいましょか、アイサイトのポテンシャルは、カタログ数値だけでは語れない部分があることを実証した、と。  というわけで、そんなあれこれは、次号のクラブレガシィにて。

#1023 快適だけど期待値と少々違っていた、チェロキー・トレイルホークの乗り味。

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 そして、唐突に、チェロキーの話。 #850 と #926 にて、ほとんどを書きましたが、個人的に気になっていたことが残っていました。それが、トレイルホークのオンロードインプレッションですな。実は、プレス試乗会ではトレイルホークはオフロードのみで、オンロードでのテストドライブができませんでした。が、オフロードのみとはいえ、トレイルホークのシャシーフィールがかなりしなやかでして、きっと、オンロードもいいに違いないなんて話を、ジ ープ知りなカメラマンさんとも話をしていました。やっぱりね、リミテッドは硬さがある。それはしなやかシャシーの中の硬さゆえに、気になる。悪くはないんだけど、気になる。そんな乗り味でしたので。  で、借り出してテストしましたが、結論としては、トレイルホークも似たような硬さがありました。シャシーはしなやかさにあふれているのにタイヤが硬い。タイヤの動きを抑えきれていないというフィーリング手前の硬さ。M+Sタイヤをはいているのに、それを生かしていないというか、専用サスのはずなのに、なんとなくシャープさと緩さとがそれぞれに存在いているようなフィーリング。コラボレーションしきれていないとでも表現しましょうかね。もちろん、悪いんじゃありません。ちょっと行き過ぎでは? と思えるほどの質感は、ほほぅチェロキーもカジュアルとは表現できなくなったなと思われますし。たぶん、自分のジープに対する期待値とズレがあるんでしょうな。それはさておき、このフィーリング、M+Sタイヤのせいにされそうで、ちょっともったいない。サマータイヤにしたら、さらにバランスは崩れると思いますので。  ちなみに燃費は郊外をのんびり走ると12km/L、返却時に八王子から田町まで下道を走って、8.8km/Lでした。そう、天晴。ただ、アクセルの踏み方にかなり気を遣うようなセッティングとなっていますので、低燃費運転は少々疲れます。つまり、意図せず、かなりのスピードが出てしまっているというフィーリング。なので、エコモードがあるといいなと思うのですけどね。  そうそう、返却時の給油で、困ったことがありました。それが、フューエルリッドの開け方が分からなかったこと。最近の輸入車は、エンジンオフでロックが外れるので……、と思ったら、開かない。でも、オープナーが見当たらない。マニュアルを見たけど、どこにも書いて