#1026 らしさを残したままにブラッシュアップしていた、キャデラック・エスカレード。

 日々、まさに追われるように、クルマの取材と執筆が続いています。で、昨日は、キャデラックのエスカレードの取材でした。あれです、キャデラックがリリースしているフルサイズSUV、そのフルモデルチェンジ版。えっと4代目になるのかな。
 まぁ、よく仕立てていました。といいますか、ようやくキャデラックとして満足できる仕立てになりました、といった感が強くとでも言いましょうか。いや、先代までも、フレーム付きプラットフォームをベースにしたモデルとしては、良くできていましたが、キャデラックとして眺めた時に、あれやこれやと不足がありました。
 で、その新型、ラグジュアリィとは何ぞやを再編集したかのよう。といっても、やはり、フレーム付きモデルゆえのあれこれはありますし、そこに22インチタイヤを組み合わせてしまったがゆえの、あれこれもあります。しかし、それにしても良くできています、というか、よく22インチタイヤを抑え込んでいるなという印象がとても強く残りました。
 エンジンはV8/6.2Lで、そのフィーリングについては、いまさら語るまでもなく。といいますか、このエンジン、まだOHVであり、そのがさつ感は、やはり、このプラットフォームたるフィーリングそのもの。そして、ドドドドと表現したくなるV8サウンドも健在であることから、あえて残しているような気もします。といいますか、これらがあるから、先のラダーフレーム+リジッドサスたる乗り味のあれこれも許せてしまうような気がします。
 いずれにしても、大幅に価格は上昇したようで、上級グレードになると1000万円オーバーだそうで。高級車って、どんどん値上げしているような気がするんですが。って、この手のモデルを購入される方ってのは、このぐらいの価格上昇でも、なんなく支払えるのでしょうかね。

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