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#849 京都にて購入した、京都らしい野菜の苗と、京都とは関係ないズボン。

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 さて、先日の京都ドライブでは、まさかこれを購入するとは思わなかったという買い物がありました。そのひとつが、右の万願寺唐辛子の苗。ま、京都ですから、京野菜の苗が売っているのは当たり前のことなんですが、ホームセンターで普通に売られているのを発見してうれしくなったものの、一瞬の戸惑いにより、その場を離れ、でも、戻って、購入。以前も書きましたが、実が大きくなる作物ゆえに、どこまでベランダ栽培で対応できるかは未知数。と思って、ラベルの注意書きを見たら、実がなったら1週間毎に追肥、と。って、やっぱりな、って感じもありますが、まぁ、初挑戦ゆえに、どこまで作れるかに、ちょっとワクワクしていますが。  買い物のもうひとつは、GAPにて。そう、あのGAP。過去に連れられて足を踏み入れたことはありましたが、あの、イマドキな雰囲気に圧倒され、利用したことはありませんでした。が、今回は、割引券があるというのでくっついて行って仕事着として必要だったパンツを2本ほど購入。というわけで、これからの撮影ではグレーとグリーンっぽい2本の色合いで……、と思っていたら、早速、クルマの油を付けてしまいました。洗濯しても落ちませぬ。 気に入った服って、速攻で汚してしまうのが常なのは何故でしょうかね。  それにしても、こうして文字にしていて思うのは、そもそも、何故に、京都まで走っていって、ホームセンターやら、GAPやらへ行ったのか、ってことでしょうか。たぶん、そんなことであっても、こうした理由があるから、なんでしょうな。呼ばれたとでもいいましょうか。ってか、おもいしろいものです。

#847 ミニらしさを極めて、全てをブラッシュアップしていた、BMW製3世代目ミニ。

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  #846 で書いたようなことがあったものですから、ミニについては、どうやって書くべきかを、ちょいと悩みました。が、簡単にまとめてしまいますと、そのままに進化していました。つまり、ミニテイストを極めつつも、不満だったキャビンを広げて、燃費やら改善して、イマドキになったと。  試乗したのは、クーパーのMT。新開発の1.5Lターボエンジンを搭載したことがトピックですが、これが見事に予想どおり。まず、3気筒となったことで、心配された振動は、まーったく見当たらず。といいますか、たぶん、あるのでしょう。あるのですが、ミニたる乗り味ゆえに、そんな振動までもミニテイストに仕立てられていたんだと思われます。で、パワーですが、これも見事なまでに低回転域からとんでもなく太いトルクを発生させつつ、それが高回転域まで落ちない、落ちない。個人的にはもう少しパンチがあってもいいんじゃないかと思いましたが、それも、435iに試乗した直後だったためのこと。スピードメーターを確認すれば、とんでもないスピード域に達していましたから、あれで十分なんだと思います。  というわけで、このミニについては、この程度に止めておいて、後日、ロングドライブしてきますので、また、その時にでも。

#846 際立たせていない個性が好印象だった、BMW4シリーズカブリオレ、2シリーズ。

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 フルモデルチェエンジしたミニの試乗会がありました。あったのですが、あったのですが、会場には、やはり最近デビューしたばかりの、BMWの4シリーズカブリオレと2シリーズもありまして、ありまして、ありまして……。そうなんです、試乗したら、この2モデルの仕上がりがとんでもなく良くて、良くて、良くて、良くて、良くて、……。ミニの印象がすっ飛びました。というぐらいに良かった。  4シリーズそのものは、過去に #628 にて書きましたが、クーペの428iに乗ってきましたが、この時点でとんでもなく良かった。クーペであることはもちろんですが、セダンのさらに先の進化を果たしていました。今回試乗したのは、3.0Lターボの335iのMスポーツ。これが、さらに良かった。もはや、何もいうことありません、ってぐらいに良かった。19インチタイヤを天晴れと言わんばかりにしつけたシャシーは、緩さを感じさせることなく、全てが素直で精密で、簡単にいうならば、愉しいと快適をハイバランス。エンジンのフィーリングも暴力的なキャラクターは見せず、全域においてジェントル。  そして、一方の2シリーズは、235iのMスポーツと220iに試乗しましたが、これがまたいい。クーペってこともありましたが、4シリーズカブリオレとのクラス違いを感じさせつつも、こちらはその分、ダイレクトにスポーティへとつながる軽快さを表現。235iのスポーティたるそのハイポテンシャルにも感激しましたが、一方で、220iの(比較すると)ゆったりとした丁度よさに、45歳のオジサンたちは、これでしょ、を連呼していたほど。  いずれのモデルも、過度なスポーティに仕立てることなく、そのキャラクターを極めているところにアドバンテージがあるような気がしています。最近のBMWの天晴れは、ここにあります、そう、ここに。それぞれのモデルのベースポテンシャルをしっかりと作り込んでおり、そこからヒエラルキーを明確にしたバリエーションを展開していく。つまり、どのグレードもブレなど見当たらず、それぞれのグレードに個性がある、と。  スカイラインにしても、レヴォーグにしても、乗ってみると、ターゲットとしたのは、BMWのそれぞれのハイスペックグレード(Mではなく)であったことが容易に見えてきます。そして、実際に超えている部分は多いと思います、思います、思います

#845 言葉を失い、身ぐるみ剥がされ、素直にされた、東寺でのできごと。

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 京都での発見といいますか、ショックは数多かったのですが、その中でも、特大は、親友の案内で東寺を訪れたことでした。実は初めて。ちなみに、東寺に対しては、その存在によって国道1号線がクランクになっていることを疎ましく感じつつも、どこかで何となく気配を感じていました。なんて、失礼なってな感じではありますが……。  で、最近のあれこれの勉強で、講堂の立体曼荼羅の中でも、梵天と帝釈天を拝観してみたいものだと、ちょいと思っていたもので、とてもいいタイミングとなりました。実際には、写真やらで目にしていたよりもあまりに衝撃的で、言葉足らずではありますが、見る者の言葉を失わせ、身ぐるみ剥がされるというか、心を裸にされるかのような(素直ともいうか)、そんな迫力にあふれており、まさに、圧倒されました。 なんていうんでしょうかね、その場から動けなくなるとでも言いましょうか。  その場に、浸っていたい気分もありましたが、時間の都合もあって去りました。と、まぁ、信仰とは異なる、その奥深さに、心打たれたのでした。  なんて、そんな素直な心持ちもいったいいつまで続くやら。ま、切れたらば、再び訪れたらいいだけのことですな。

#844 エコで、スポーティで、GTテイストにあふれていた、新型スカイライン。

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 続いてスカイラインに500kmほど乗ってきました。あれです、すべてハイブリッドになってしまった最新型です。ティアナの後の乗り換えだったもので、ステアリングのあまりの遊びのなさに、扱いづらさを感じたほどでしたが、すぐに慣れました。  何から話そう。乗り味が好みかどうかはさておき、商品性にブレがないこと、これが新型スカイラインのアドバンテージでしょうな。スポーティたる性能をかなり高いところに掲げつつ、その中でツアラーたるコンフォート感をどのように表現するかを追求した、とでもいいましょうか。つまり、ティアナとは、両極端とは言い過ぎですが、それほどにキャラクターが明確なモデルに仕上がっていました。  借り出したのは、17インチ仕様。であっても、日常域ではフラット感は薄く、かといって、硬さがあるわけではないという、揺すられるけど不快ではないという乗り心地。ただ、接地感はすこぶる高くというか、その辺りはやはりスポーツカーテイストでして、さらに、高速域になるととてつもないフラット感を得ましてGTテイストをとことん披露してくれます。単なるフラット感ではなくって、驚くほどのフラット感。で、ハンドリングも、先ほど書いたように曖昧さは、全くといっていいほどなく、かといって、クイック過ぎるというわけでもなく、リニア感とダイレクト感にあふれておりまして、これもまた絶品。で、パワーユニットも、V6/3.5L+モーターですから、これもまた語るまでもなく。豪快な加速感にあふれています。  それでいながら、燃費がいい。高速道路を法定速度以内で走っていると18km/Lに近い数値を出します。街中でも、EV走行を意識することで、15km/Lを超えてしまったり。一方で、豪快たる走りを披露しながら、一方では低燃費を実現するという、なんともかんともな、モデルに仕上がっていました。 もはや、ケチの付けようはありませぬ。  モードのデフォルトはエコではなく、スタンダードでしたが、街中を走っている限りでは、スタンダードでもオーバーパワー感があって、ほとんどエコに切り替えて走っていました。 ちなみに、ACC(車間距離維持機能付きオートクルーズ)オフでも、オートブレーキだけをオンにすることが可能。つまり、追従はしないけど、停まることが可能で、これが意外に使えました。

#843 練りに練った制御もありながら嫌みを感じない、新型日産ティアナ。

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 ティアナに1200kmほど乗ってきました。ご存知のとおり、ほかの国産車同様に北米マーケットをメインとしてしまったがゆえに、そのサイズ感は、もはや日本向き、特にセダンを好む層向けとは、ズレが生じてしまっている商品です。  ま、そんな話は、ここではおいておきましょうかね。ティアナについて。結論から述べますとね、とてもとてもいい仕上がりを見せていました。それは、クルマとして、そして、FFのアッパーミドルクラスサルーンとして。  乗り味の狙いはコンフォート感にあります。これは初代から一貫したコンセプトですが、2世代目で得た、フラットライド感をベースに、さらにシャシーの剛性を高めつつ、快適性もアップさせたといったフィーリングにあふれており、そのバランスがとてもよかった。もう少し具体的な表現をしますと、路面からの入力は相当に角を取り去りつつも、シャシーの動きに曖昧さを与えていないという、そんな加減。クラス上の質感をベースにしながら、コンフォートにしたとも言えますな。  で、エンジンが、それに見合ったキャラクターに仕立てられています。特に、ECOモードは、2000回転以上は不要っしょ? と言わんばかりに、低回転域のトルクに振っていて、日常での不足は全くなく。素のモードでは、ここまでパワー出しますか、といった感があるほどで、十二分。スポーティな性格は与えられていませんが、まぁ、モデルのコンセプトを考えると不要ですから。  そんな制御のあれこれが印象的でしたが、何よりも、アクセル→ブレーキとペダルを踏みかえる回数が少なくて済むことに驚きました。アクセルオフでもエンジンブレーキ加減がかなり練られていまして、単純に、強いだけではなく、それがシーンによって変わります。たとえば、上りの傾斜が終わるようなシーンでアクセルを緩めるものですが、その加減に合わせてエンジンブレーキを制御してくれます。ま、最近のクルマは、この辺りが上手く作り込まれていますが、そのレベルがちょっと先を行っていた感じとでも言いましょうかね。  あとは、何よりも、高速域でのスタビリティがとんでもなくハイレベルであったことでしょうか。これは、低速域では全く見えていなかった部分で、実は、 #384 で語ったノートと同じ。日本では、そのポテンシャルを発揮できる機会は少ないだろう、ってな感じ。そうなんです、唯一のウィーク

#842 タケノコの、心ほどいてくれる春の味わいに、心ほぐれた話。

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 今日は静岡にいましたが、一昨日は京都にいました。さらに、その2日前は静岡にいました。で、明後日は再び静岡にいます。1日おきに東名高速道路を走っていますが、狙ったわけではなく、偶然に続いています。それぞれの走行距離も400km/日を超えていますが、苦にはなっていません。  今回、京都では季節を愉しんできました。いや、桜は終わっています。でも、まだ、春は残っています。画像は、そんな京都での春のシーン。説明することもなく、おわかりのとおり、タケノコ。ほんわりと笑みを浮かべたくなる甘さと、わずかに残されたアクと、硬さの中にあるしなやかな食感による、心をほぐしてくれる味わい。 作り手の繊細さが感じられるような味も手伝って、まさに、春の香があふれていました。それにしても、タケノコってのは、どうして、こうも春を感じさせるんでしょうかね。あ、心ほぐすってのは、春にも、タケノコの味わいにも共通していることであり、だからそれがリンクして 、そう感じさせるんだな……、なんて無理矢理に繋げてみますが。  いずれにしても、こうして豊かな時を過ごすと、モノゴトの見方もふっと変わるものであり、そうなると、感じたことを口にできるものです、素直に。そして、こういう流れって、とってもいいことだなと感じます。ということで、今回の京都も、親友のおかげで、あれやこれやと発見が多いドライブとなりました。ま、そんなあれこれは、そのうちに、心落ち着いたらば。