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#807 さりげなく、気筒休止を止めていた、VWの新1.4Lターボエンジン。

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 写真にて並んでいるクルマは、ゴルフヴァリアントとレヴォーグ。 本日は、クラブレガシィの取材でして、レヴォーグを軸としながら、番外編的にゴルフヴァリアントを引っ張り出しつつ、 新旧レガシィも 一緒の取材となりました。で、ですね、 ……中略……、内容については、次号のクラブレガシィにて。  さて、ゴルフ・ヴァリアントの話。 #795 で大絶賛しましたが、あちらはコンフォートライン、で、今回は1.4Lのハイライン。ところがですね、スタッドレスタイヤだったこともあってか、なんか印象が違う。高速域での燃費の伸びも、 #575 のようなことがないし、そもそも2シリンダーモードって表示がない、ない、ない、ない! おかしいなと思って調べてみたら、なんと気筒休止モードがなくなり、さりげなくエンジン型式もCPT→CHPへと変更。この気筒休止についてのあれこれはVWも承知のことでしょうから改良してくるでしょうとは書きましたが、書きましたけどね、廃止とは思いもよらず……。 まぁ、スバルもさりげなく大胆なことをしますが、VWは大胆過ぎる気がします。ゴルフ5にもエンジン型式変更がありましたが、あの時は希薄燃焼を止めてました。しかもイヤーモデル途中で。 ということで、燃費の伸びは芳しくなかったものの、特定回転域での振動は消え去っていましたから……、って、どちらがいいんでしょうかね。  それにしても、今日は、このゴルフ・ヴァリアントのハイラインに、少々乗ってきたのですが、ここまで身体に馴染んでこないのはなんだろう。ハイラインだから? コンフォートラインだとここまで印象が違うんだろうか。というか、あの時の好印象ぶりは、なんだったんだろう。過去の雑記を読み返してみますと、ハイラインはハイスピード域で良さが一気にあふれ出すと書いてありますから、まぁ、意識的にアクセルを踏む必要があるやもしれませんな。  ということで、ロングインプレッションに出かけましょうかね。

#806 値上げしつつも、ちゃんと続けていた、不二家ケーキ食べ放題。

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 かなり以前、不二家のケーキ食べ放題の話をしましたが、あれっきりチャレンジすることなく時は過ぎておりました。いや、特にチャレンジしたいとも思っていませんでしたが。で、久しぶりに不二家を訪れてみれば、まだ、やっていたんですな。ただ、親友によれば、ケースに並んでいる全てではなくなり、いくつかは選べなくなっているようで、ちょっとだけ変わっているようです。で、ふっとその価格を見て、何かが違うと感じたのですが、まぁ、消費税増税分の前段階の値上げかね、なんて話をして帰ってきました。  が、調べてみれば、やっぱり価格は変わっていました。スタート当初は税込みで1180円(食事すると880円)→今では税抜きで1380円(同1090円)ですから、かなりの値上げとなっていました。4つ食べれば、元を取れるという計算になりますが、そのラインは簡単に超えられ、 不二家側の思惑とは違ってしまったんでしょうな。  不二家といえば、たまたまですが、生まれは九州、関東へ出てきて横浜住まい、でも、今は九州に戻ったという友達(ひとつ下)と、本日、不二家話になりました。共に知っていた店舗は、今はもうないって内容だったんですが、やっぱり、幼い頃の 憧れであり、大人になってからも特別感は変わらなかったって。だから、そんな不二家のケーキを食べ放題できることに、叫びたくなるようなワクワク感を抱いてしまうわけです。今の子どもたちに、こういうワクワク感あってあるんだろうか。何でも簡単に手に入るようになってしまった時代ゆえに。  とか書いていたら、不二家ケーキ食べ放題、再びチャレンジしたくなってきましたな。

#805 あの頃のボルボを取り戻すべく、新ドライブトレインを採用したXC60。

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 で、ボルボXC60です。というか、フォードテイストを抜き去った、新しいドライブトレインを搭載したボルボな話。そもそもボルボとは、派手さに乏しい、でも、ベースポテンシャルに優れている、つまり、分かる人には分かるけど、分からん人には分からんってな、テイストを“アドバンテージ”としているブランドと捉えていました。99年からフォード傘下となってからは、分かりやすさを全面に打ち出すようになり、フォードテイストを上手くボルボ流にアレンジできるようになったなと感じていました。まぁ、昔を懐かしむ人には受け入れにくいテイストですが、クルマとしての完成度はとてもいいという意味合いで。 ところが、10年に、傘下から離脱したことをきっかけに、今度は、そのテイストを抜き去ろうとしている気配が感じられるようになりました。つまり、昔のボルボに戻ろうとしていると。  たとえば、V40はフォードテイストにあふれていますが、ボルボ製2.0Lターボを搭載したモデル(T-5 R-Designとクロスカントリー)は、フォード製1.6Lとは違ったフィーリングを持っていました。パワーの差だけではなくって。そして、次期XC90から オールオリジナルボルボとなるアナウンスがあり、さて、どうなることやら思っていたら、まずは、先に新ドライブトレインが登場と。この 新設計の2.0Lターボと8ATの組み合わせは、 フラットトルク感をここぞとばかりに作りあげて、あえてレスポンスを鋭くしていないという、あのフィーリングにあふれておりまして、懐かしさを感じながら、フォードのユニット(具体的に1.6Lターボですな)との違いを覚える仕上がりとなっていました。  まぁ、比較してしまうと、トピックたる部分は分かりにくいことと、質感の部分であと少しの時間を要しているところが垣間見えた気がしますが、何をしたかったかは十分に感じ取れます。 ただですね、 乗り心地は、 路面が荒れたところで突然にバタンが顔を出すなど、おや? があります。この XC60は デビューから時間が経過していますし、 フォード→ボルボの過渡期にあるモデルと捉える と、これが理想型だったりするんだろうかと思いつつ、やはり、 エンジンはあっちを向いて、シャシーはこっちを向いてという、まとまりに欠けるところがあるようにも感じましたが。  さて、どうなっていくんでしょ

#804 神宮前の納豆チャーハンと、iPhone5S一括0円祭と、東京、と。

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 最近、東京の生活に慣れてきました。毎年、この時期はそんなことを感じつつ、八ヶ岳を忘れていることにはっと気付きます。そして、こうして東京に慣れてしまうと、東京から離れられるのかなと思うことがあります。ほら、この今週末のようなiPhone5S一括0円+多額CB祭やらを見ると、やっぱり、東京だよな、って思うことありますから。そのほかにもあれやこれやと。  話がずれてきた。えっと、写真は、仕事関係で親しい人と、お礼をしたい人とで、先週にご飯した時のもの。写っているのは、チャーハンに納豆を採り入れたメニュー。まぁ、納豆に翻弄されることなく、チャーハンらしさを見失っていなかった、そんな逸品です。こうした感覚ってのは、やっぱり東京なのかなと思いましたし、やっぱり今の仕事を続けていく上では、東京から離れることはできないし、なんてことを考えつつ、この納豆チャーハンにパクついていましたが。あ、この日は3回もタクシーに乗りました。なんか、これってさ、東京の人っぽいなぁーと思ってしまいました。

#803 あの頃の緩さをベースにしながら、イマドキを与えた、マスタングとカマロ。

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 さて、輸入車試乗会のラインナップ、最後になりますな。2台のオープンカー。フォード・マスタング(写真上・走行シーン)と、シボレー・カマロ(写真下手前)。どちらもアメリカらしさを存分に表現したモデルですが、少し前の荒々しさは随分と陰を潜めており、さらに乗りやすいクルマになっている印象を受けました。  マスタングは、以前にも書きましたが、V8たる存在感を表面に出したことで、まさに唯一無二が分かりやすく表現されています。荒々しさに通じるような、ラフなトルクフィールを与えていますが、それをしっかりとシャシーで受け止めてくれます。やっぱり、 アメリカンV8っていいよね、を感じさせつつ、 イマドキの乗り味を組み合わせているとでも言いましょうかね。  一方のカマロは、おとなしくなったというよりは、随分と万人向けになったね、といった印象を受けます。V6もまさにジェントルであって、乗りやすさがあります。といっても、 やはり唯一無二たるキャラクターを見失っていません。  まぁ、いずれにしても、この日本で誰が買うんだろうと思うところがありますが、このボディサイズにしても、エンジンパワーにしても、オープンというスタイルにしても、ゆとりたるフィーリングをベースにした、緩さあふれるもの。これは、この世代以上でないと、分からないよなぁと感じたわけですが。って、経験値の有無ではなくって、あの頃を知っているか否かってことね。

#802 異字同訓を使い分けられているか、再確認しました、って話。

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 先日、文化庁から、異字同訓の使い分けについて、その用例の報告書が発表されました(→ ■ )。ひととおり目を通しましたが、文字を扱う仕事をしている者としては、すべて頭に入っている……、わけではなかった。逆に勘違いしていることがありました。あれです、乗り味が固いは、硬いだそうで。軟らかいの反意と考えると、そうでしたな。あらためます。魚をとるは、手で掴む意から、捕るではなくて、取るでもいいそうで。影は、光が遮られてできる黒いもの、陰は光の当たらない所と言われると、なるほどね、その漢字から判断できますな。  もちろん、出版物、たとえ雑誌であってもそうした指針に従いながら、出版社や編集部それぞれに基準を作って、表現しています。といっても、朝日新聞社刊の“朝日新聞の用語の手引き”に準じているところが多いのかな。たとえば、形式名詞はひらがなを使います(手引きには漢字にしてもいいとありますが)。時→とき、事→こと、ってな具合に。それをちょっといじって、一時期、こと→コトなんて表現をしたこともありましたが、はたと行きすぎを感じて止めました。あとは、一般には気にされていないことかもしれませんが、送りがなく、音訓ともに読まれる漢字の場合、異なる読み方をされないようにひとつを開きます。たとえば「方」。あちらの方(ほう)から来ました、と、あちらの方(かた)からいただきました、といったように、2つの読み方(意味合い)が考えられる場合は、「ほう」と読むほうを開きますな。あちらのほうから来ました、となるわけですな。って、書きながら、読み方とか、読むほうとか、すでに文章中に使っていたりしますが。  そうそう、朝日新聞のそれによると、人の数は、名ではなく、人を使うようにとありました。でも、自動車雑誌的には4名乗車と表記しますから、4人乗車って、なんか違うようにも思いますな。名が好ましくない理由をさぐってみればいいのか。なんてことを書いていたら、一つをひとつと開くと教わったのはどこでだったんだろうか、と思ったりしつつ、いずれにしても、あれこれと再確認するとおもしろいものです。  ということで正しい表現をしてみましょうかね……、便宜を図って、時間を計りながら、長さを測ったり、重さを量ったり、そんなことを審議会に諮るなんてことを、謀ったりはしないよね、でも、小回りは利くし、ブレーキは効く……、って、

#801 中世イギリスの街並みに、イマドキの直売所は似合わない、話。

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 ドライブ記事の取材で南房総へと出かけてきました(画像いちばん上)。慣れた地ですし、考えてみたら、年末に走ってきたばかりでした。まぁ、今回は取材ゆえに、プライベートでは足を運ばぬところへも行ってみれば、変わっているところと変わっていないところとあれこれありましたが、ローズマリー公園にはチョイとびっくりしました。あれです、シェークスピア・カントリーパークを併設した道の駅。シェイクスピアゆかりの建物やらで中世のイギリスを再現したというテーマパーク要素から、当初、話題になったものですが、パーク内に立ち入るには別途入園料が必要だったことやら、あまりにしっかりと作りすぎたがゆえにどうやって維持管理していくんだろうと、あれこれと眺めていました。いや、その狙いやら、意識やらは評価していました、でも、大丈夫かなって意味合いで……。  そして、久しぶりに訪れたら一変していました(写真2番目)。しっかりと整備されていた庭園(無料地区だった)は、ただの芝生に変えられ、庭園だったところ(有料地区も含まれるかな)が削られて駐車場ができ、さらには直売所がドーンと建てられ、当初の構想は大きく崩されていました。どこかの美術館の隣に日帰り温泉施設ができた、あの風景を思い起こさせつつも、隣に建てるのと、崩して建てるのでは全く違うわけで……。ちょいと調べてみると、経営方針(母体)が変わっており、狙いとしてはイマドキは直売所をベースとした食のテーマパークとしたいようですが、土産物屋的テイストと中世の街並みはやっぱり似合わないわけでして……。  そんな風景を眺めていたらですね、たとえ妥協のないモノを作りあげたとしても、それを認められる(商売ベース含め)ってのは難しいのだなと、そこに何かを重ねつつ、一抹の悲しさを覚えたわけです。ま、もちろん当初の目論みが外れただけではなくて、その運営方法がキーだったとは思いますけども。なんかね、なんだかね。