#328 敬遠してたけど、見所というより、オドロキがとても多かった、埼玉県は秩父。
ワタクシを良く知っている人ならば、皆体験していると思いますが、言いたいことを語ろうとしながら、そこへたどり着くことなく、いつの間にか違う内容を語っていることが、良くあります。いやいや、言い換えますと、頭に浮かんだことを言葉にして口から発しているうちに、思い浮かばなかった結論へと導かれることが良くあります。いやいやいや、会話のキャッチボールをしているうちに、思いがけない発想へと導かれることが良くあります。 #327もそうでした。最初は、秩父へドライブ取材に出掛けて発見が多かったってことを書こうとしていたのですが、いつの間にやら、大げさな内容になっていました。というわけで、ここではその秩父について。 秩父は、過去にキャンプで訪れ、情報誌で執筆し、少し下流でカヤックしていた地であり、馴染みがなかったわけではありません。でも、じっくりと訪れたことはありませんでした。で、今回、取材をきっかけに足を運んだのですが、思いのほかよかった。自然豊かな地だとか、食べ物が美味しいとかってレベルの話ではなく、オドロキが多かったとでも言いましょうか。ひと言で表現すれば、規模がでかくて、あれこれと考えられてました。 たとえば、上のビートルが走っている写真は、なんと公園内。丘陵に公園を作って、その尾根沿いに 景色を楽しめる 道路を作ってまして、これがいいのなんのって。園内には、意味不明なオブジェ的なものもありましたが、それはさておき、よく整備されており、何もせずにそこにじっと居たくなる雰囲気があふれていました。何かを与えて愉しませるのではなく、何もないことを愉しみましょうとでも誘われているとでも言いましょうか。いや、園内にはテニスコートからカート場、野外ステージまであるんですが。 下のダムは、重力式コンクリートダムとしては日本で2番目の堤高があるというダムですが、その規模はもちろんのこと、なんと見学させることも考えて、設計されておりまして、あれやこれやと驚きました。たとえば、クルマを停めたダム下から上まではエレベーター(無料)が用意され、ダム上にある資料館までも無料。と、これは一例で、ほかにもいろいろとありまして、秩父やるじゃん、いやいや、埼玉県やるじゃんと、見直してしまったほど。 ただ、そう感じたのは、ザ・ビートルに乗って出掛けたことも大きいような気がします。特に先公園で