#325 Purchased→iTunes Match→iCloudとステップを経て分かった、その価値。

 iTunes Matchですけどね、Appleの提案することだから、使えるというより愉しんだろうとは思っていたものの、その存在(価値)がよく分からず、本では実質的に使えないことから利用していませんでしたが、最近、その価値をようやく実感できるようになってきました。で、この良さを伝える言葉も発見しました。あれです、貸倉庫です。音楽というコンテンツを預かっておいてもらう貸倉庫。iTunes Storeにて購入した音楽コンテンツだけではなく、同じコンテンツをすでに所有しているならば、貸倉庫に預けたも同じにしてくれる貸倉庫。そう考えれば、年間、24.99ドルは納得できます。
 なんてことを考えられるようになったのは、iTunes Storeに追加されたPurchasedをやたらと活用し、その便利さに感心するようになったから。これ、iTunes Storeで購入したコンテンツならば、どのデバイスであってもDLできるってシステムであり……、って、こうして文字だけ追いかけるとたいしたことありません。当たり前的ではありますし。
 で、何故そう感じたか、ですな。そもそも、我が家のデジタルデバイスは、メインマシンであるPowerMacG5を中心とし、iPhoneやらiPadといった個々のデバイスには、必要な時だけ、必要なコンテンツを同期させればいいという考えで、揃えておりました。ですから、それら持ち運びデバイスの記憶媒体容量はMacbookAirでは64GB、iPhoneでは16GB、iPadも16GBと製品ラインナップ上、ミニマムな選択をしていました。今でも、その考えは変わっていませんし、これからもそうするでしょうが、意外と面倒なのがそのメインマシンとの同期。同期させる時間というよりも、同期の手間のほうですな。最新OSを使えば、ケーブルレスで同期してくれますが、何よりもメインマシンを起動しなきゃいけないことが、意外とネックになっていることに気付きました。と、そこで、このPurchasedです。メインマシンを立ち上げなくても、必要な時、必要なものだけ、PurchasedにてDLすることができる。しかも、AppleTVまでフル活用していますから、その便利さは、まさに快適さへとつながり、それらすべてはなくてはならない存在となっています。
 となると、次にピンときたのが、iCould。機能的にはいわゆるひと昔前のMobile Meの同期の延長であり、名称を変えた理由がよく分かりませんでしたが、実は、今の時代に合わせて名称を変えただけのこと。ですから、これも貸倉庫という表現がいいかと思います。貸倉庫に自分専用のスペースが与えられていて、そこにはメモやら写真やら、デジタルデバイスで利用しているデジタルデータを置いておけるのだと。iDiskよりは、制限が付いてしまいましたが。
 あいかわらず、なるほどなぁが多い、Appleですが、ここ数日、新型Macについてのリークが出て来ました、示し合わせたかのように。ただ、Retinaと光学Driveレス、なんてのは、最近の製品を見ていれば、簡単に想像できるもの。それが事実であれ、違ったにせよ、個人的に求めているのは、そんな安直な製品ではなく、思いもよらぬもの、これを求めているんですが。最近のAppleは、これがない。
 というわけで、6月のWWDCは、いろんな意味で愉しみなのです。

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