#1941 MINI Countryman SE ALL4、って、そこまでいるか? ってな、高性能ぶり。


 MINI Countryman SE ALL4と、その車名を眺めても、そのモデルが一体何を示しているのか、よく分からなかったりします。ま、簡単にいいますと、Sモデルなのでハイパワーで、Eなので電動車だったりします。果たしてこのグレードは売れ筋になるのか? と問われると、その流れにはないグレードとなりますかね。ただし、そのハイパワーぶりと、ハンドリングと、操れない感は、もはやスゴイ、つまりは、電動モデルの今後の可能性を教えてくれる、といった感にあふれています。たとえば、乗り味。このSEであっても、日常からなんと快適でして、しかも転がり抵抗というものがない、ない、ない。電動ゆえに静かすぎるんですが、そこに意図的にノイズを乗せているので、静かさはあえて騒音の中に飛び込ませていることもあって、超静か。しかも、転がり抵抗がない。こちらも、タイヤの転がり具合を教えてくれるアイテムは存在しているのですが、あたかもツーというよりも、スーーーッって感じで、その存在すらよく分からないほど。さらに、ハンドリングについては、いわゆる分かりやすさであるキビキビ感ではなく、キュキュッといわんばかりにレスポンスを立ち上げ、しかも、その動きが機敏過ぎないというレベルの高さを極め、そして細やかさがあふれています。それらは、まさに電動になったからって、ここまで違うのか? といわんばかりのフィーリングで、まさに、恐れおののき……、といった感じに仕上がっています。

 と、あまり踏み込まない段階で、ここまで感激していますので、このモデルはSEゆえに、ちょいとアクセルを踏み込んでみれば、加速らしき音とともに気分を一気に盛り上げてくれます。ヒュルヒュルルヒュルルルル……、といった感じでその加速感につきまとい、ドライバーの気分にピッタリといった感を大きく引き出してくれています。言い換えますとね、こんなにピッタリの加速感と、こんなにすばらしいサウンドとに、追いやられて打ちのめされているような、そんな印象に打ちのめされてしまいます。


 乗り味のほうですが、アクセルを踏み込んでいると、すぐにペダルから足を離してしまう状況に陥ります。いや、だって、踏んでいられないんだもんよ、といった感じで。この不可思議な状況では、クルマはコントロールできてい(コントロールされている)のに、そこまでの速度に至ることができず、しかしながら、乗り味が崩れていることはない(崩されてはいない)、という、状況に陥ります。数秒の間に。つまりですね、クルマ側としては乗り味が破綻してしまっている様子は見られず、まだまだどうぞ、いらっしゃい、といった感があふれています。そして、そういったシーンでも、タイヤが路面を離そうなんて雰囲気は見せることなく、しっかりと路面を粘り強く捉えたまま、軽々とコーナリングをこなそうとしていきます。そうなんです、これは扱えません、といいたくなるようなポテンシャルを「お持ち」でした。


 そんな加速感に酔っていると、って、本当に酔わされそうになるんですが、たとえば、Apple CarPlayによるナビもこりゃまたよくできたもの。ただし、画面は○形状となるので、ナビ案内画面は、ほぼ? スクエアになり、見にくさがあるようなないようなを感じながらも、え? Carplayに関係があるアイコンは画面の下に並ぶンですか? で、操作に直接関係のないアイコン(モノクロ)は下方に並ぶんですか? さらには、その上部にはスピードメーターと現在のレンジとが表示されており、Carplayに許された自由度に驚きました。我がジムニーではこのメイン画面しか表示を許されていないので、つまり、何もさせてくれない、というイメージが強かったもので。そんな自在感を知ると、ますます、今のジムニーに繋げている世代への嫌悪感すら生まれてきました。しかも、スクロールや表示スピードなども、まったく違いますしね。買い替えようかな……、とすら、思えてきます。


 価格帯は678万円。で、オプションを付けて739万4000円。ここまで来てしまうと、BMWではiX1かiX2か、という選択肢が生まれてきますが、オプションを付けた価格は、このモデルとほぼ同じになりますかね。実力は分かります。十二分に理解できます。ただね、この価格が相応なのか? と問われると、疑問符は少々浮かぶところはあるのですけども、ね。

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