#1297 イチオシに変わりなかった、ルノー ルーテシア ゼン MT。
現在、市販されているクルマの中で、個人的な観点から、最も注目しているのが、ルーテシア・ゼンのMTモデル(0.9Lターボ)。なんて話は、以前から。すでに#1061での試乗会から絶賛し、さらにロングインプレッションした#1138、#1140、#1142にてさらなる大絶賛をしています。しかし、ふと、今、どう感じるのだろうかと思い、再び借り出しました。そして、過去の記述を読み直してみたんですが、まぁ、少々大げさな表現はあるものの、おおむね、そのとおり。なんで大げさな表現になったかと言いますとね、体がクルマに馴染む前と、馴染んだ後で、車に対する捉え方が、大きく変わってくるから。変わってくるって表現すると、違うな、えっと、おおらかになった分、異なる捉え方をできるようになるから、っと書いたほうが伝わりやすいかな。
ま、分かりやすいのは、ECOモードですな。ルノーのECOモードについては、このモデルだけではなく良くできているって話をしてきました。が、改めて、0.9LターボMTで探ったところ、アクセルペダルを深く踏み込んだ時に期待していたほどトルクが乗ってこないって印象を受けました。って、当たり前です、トルクを意図的に削いでいますし、何より、小排気量ターボですから。ただ、それが分かっていても、発進の際には、アイドリングストップ制御からの復活、MTゆえのクラッチ操作もあるもんですから、イマドキの発進加速と比較するとスロースタートとなるんですな。ただ、これですね、長く乗っていて気が付いたんですけどね、周囲のイマドキのモデルと比較してのこと。やたらと見かける、軽自動車ターボユーザーの発進加速だけに何かを求めてアクセルをやたらと踏み込むような走りと比べた時などは、特に思うんですよ、あっちは660ccターボ+CVTだから速いなぁ、って。ところがですね、比較対象がいない単独発進の際には、不足を感じませんし、むしろ、この滑らかな発進加速って、たしかに過去の発進フィーリングなのかもしれないけど、実は低燃費を引き出すことも含めてとっても理想だったんじゃないか、なんてことまで気付かせてくれます。そして、それはさらに、何かに価値を求める時、他人(他車)と比較するんじゃなくって、自分の評価軸(尺度)を大切にもちなさい、なんてことまで気付かせてくれるのです……。え、ちょっとそれは言いすぎじゃないかって? いや、でも、ルノーのいずれのモデルって、根本的にそんなあれこれが織り込まれていると思うんですね。ま、そんなところに、このモデルに対しての評価ポイント(視点)があるんですけどね。
というわけで、大絶賛のまま、です。なので、改めて感じたこと、観察したことをあれこれと補足していきましょうかね。これでいいんじゃない? ではなく、これ"が"いいんじゃない? をクルマが教えてくれる観点は、いろいろありますが、サイズにしたって、これで十分どころか、十二分。そして、MTであることの自由度、つまりは、燃費からパワー、そして、コンフォートな走らせ方まで、自在に引き出せることが、それを助長しています。燃費といえば、高速道路を80〜90km/hで走ろうとすると、5速での回転数は2000回転をオーバーしてしまいます。って、昔のクルマと比較すれば、十分にハイギアードですが、やっぱり、高速道路走行では、燃費は良くないのね、と思ったら、瞬間燃費はほとんど30km/L後半を示し、条件がいいと40km/Lをオーバーし、条件によっては50km/L近くまで伸びます。あ、十分、いや、十二分。そんな素性がありますから、ここからどういう燃費を引き出そうとするか、それとも到達時間を短縮しようとするのかは、もはやドライバー次第。そういった、ドライバーにあれこれを委ねているところも、また、このモデルの良さですな。
ちなみに、このクルマ、日本ではベーシックグレードと受け取られるポジションにありますが、本国では、1.2LNA+15インチというさらなるベーシックグレードがありまして、つまりは、走りはベーシックにあらずといった面があります。そうなんですね、16インチタイヤ標準ってことからもお分かりのとおり、高速域でのスタビリティがハイレベル。フラット感を一気に増し、Bセグだから納得させていたサスストロークにおける質感も、一気に払拭していきます。つまり、快適だし、そういった観点からも、速い。先に書いた、MTのギア比の問題なんかもはやどうでもいいやと思うくらいで、回転数が上がろうとも、この速度域へと持ち込みたくなる。でも、先にも書いたように、燃費は悪くなかったりする、と。なんていうんでしょうかね、このストーリー作りというか、理由ありきのセッティングに、感激してしまうわけです。ま、ルノーマジックですな。
さぁ、こうなってくると、ルーテシアゼンMTに対しての評価は全てを認めたくなる方向へと変わっていきます。そして、その外観を眺めていると、最初から引き込まれたデザインに、さらに奥深さを見出すようになります。個人的に、現行型ルーテシアのいちばん好きなポイントは、リアフェンダー周辺のライン。写真ではよく分からないと思うんですが、Cピラーからの面とフェンダーとのラインとテールランプへの流れと、いまだに大絶賛しているBG型ファミリアハッチバックを超えるセクシーさがあります。って、セクシーとか書くと、チープになりますな。えっと言葉が思い浮かばない。次回までの課題としておきましょうかね。
というわけで、とってもいいです、ルーテシア ゼン MTモデル。購入するという観点をそこに含めると、気になるのはプジョー208の1.2L+MT、でもあちらはNA。とか言い出しますと、やっぱり、MINI ONE(1.2Lターボ)のMTモデルが気になってきて、さらにはルーテシアGTの存在があって、さらに中古車まで眺めると、そこには208XYがあって、パンダ4x4も……。キリがありませんな。
ま、分かりやすいのは、ECOモードですな。ルノーのECOモードについては、このモデルだけではなく良くできているって話をしてきました。が、改めて、0.9LターボMTで探ったところ、アクセルペダルを深く踏み込んだ時に期待していたほどトルクが乗ってこないって印象を受けました。って、当たり前です、トルクを意図的に削いでいますし、何より、小排気量ターボですから。ただ、それが分かっていても、発進の際には、アイドリングストップ制御からの復活、MTゆえのクラッチ操作もあるもんですから、イマドキの発進加速と比較するとスロースタートとなるんですな。ただ、これですね、長く乗っていて気が付いたんですけどね、周囲のイマドキのモデルと比較してのこと。やたらと見かける、軽自動車ターボユーザーの発進加速だけに何かを求めてアクセルをやたらと踏み込むような走りと比べた時などは、特に思うんですよ、あっちは660ccターボ+CVTだから速いなぁ、って。ところがですね、比較対象がいない単独発進の際には、不足を感じませんし、むしろ、この滑らかな発進加速って、たしかに過去の発進フィーリングなのかもしれないけど、実は低燃費を引き出すことも含めてとっても理想だったんじゃないか、なんてことまで気付かせてくれます。そして、それはさらに、何かに価値を求める時、他人(他車)と比較するんじゃなくって、自分の評価軸(尺度)を大切にもちなさい、なんてことまで気付かせてくれるのです……。え、ちょっとそれは言いすぎじゃないかって? いや、でも、ルノーのいずれのモデルって、根本的にそんなあれこれが織り込まれていると思うんですね。ま、そんなところに、このモデルに対しての評価ポイント(視点)があるんですけどね。
というわけで、大絶賛のまま、です。なので、改めて感じたこと、観察したことをあれこれと補足していきましょうかね。これでいいんじゃない? ではなく、これ"が"いいんじゃない? をクルマが教えてくれる観点は、いろいろありますが、サイズにしたって、これで十分どころか、十二分。そして、MTであることの自由度、つまりは、燃費からパワー、そして、コンフォートな走らせ方まで、自在に引き出せることが、それを助長しています。燃費といえば、高速道路を80〜90km/hで走ろうとすると、5速での回転数は2000回転をオーバーしてしまいます。って、昔のクルマと比較すれば、十分にハイギアードですが、やっぱり、高速道路走行では、燃費は良くないのね、と思ったら、瞬間燃費はほとんど30km/L後半を示し、条件がいいと40km/Lをオーバーし、条件によっては50km/L近くまで伸びます。あ、十分、いや、十二分。そんな素性がありますから、ここからどういう燃費を引き出そうとするか、それとも到達時間を短縮しようとするのかは、もはやドライバー次第。そういった、ドライバーにあれこれを委ねているところも、また、このモデルの良さですな。
ちなみに、このクルマ、日本ではベーシックグレードと受け取られるポジションにありますが、本国では、1.2LNA+15インチというさらなるベーシックグレードがありまして、つまりは、走りはベーシックにあらずといった面があります。そうなんですね、16インチタイヤ標準ってことからもお分かりのとおり、高速域でのスタビリティがハイレベル。フラット感を一気に増し、Bセグだから納得させていたサスストロークにおける質感も、一気に払拭していきます。つまり、快適だし、そういった観点からも、速い。先に書いた、MTのギア比の問題なんかもはやどうでもいいやと思うくらいで、回転数が上がろうとも、この速度域へと持ち込みたくなる。でも、先にも書いたように、燃費は悪くなかったりする、と。なんていうんでしょうかね、このストーリー作りというか、理由ありきのセッティングに、感激してしまうわけです。ま、ルノーマジックですな。
さぁ、こうなってくると、ルーテシアゼンMTに対しての評価は全てを認めたくなる方向へと変わっていきます。そして、その外観を眺めていると、最初から引き込まれたデザインに、さらに奥深さを見出すようになります。個人的に、現行型ルーテシアのいちばん好きなポイントは、リアフェンダー周辺のライン。写真ではよく分からないと思うんですが、Cピラーからの面とフェンダーとのラインとテールランプへの流れと、いまだに大絶賛しているBG型ファミリアハッチバックを超えるセクシーさがあります。って、セクシーとか書くと、チープになりますな。えっと言葉が思い浮かばない。次回までの課題としておきましょうかね。
というわけで、とってもいいです、ルーテシア ゼン MTモデル。購入するという観点をそこに含めると、気になるのはプジョー208の1.2L+MT、でもあちらはNA。とか言い出しますと、やっぱり、MINI ONE(1.2Lターボ)のMTモデルが気になってきて、さらにはルーテシアGTの存在があって、さらに中古車まで眺めると、そこには208XYがあって、パンダ4x4も……。キリがありませんな。