#1910 昭和かと思いきや、平成元年に完成していた、調布に佇んでいるPARCO。
今日は今日とて、ふらりと東京にある調布市を訪れたのですが、駅前にあった建物群は、地下へと埋められており、そこには駅などなかったのではないか、と、思えてくるフラットシーンが作り出されていました。今日は日曜日だったからなのか、工事はまだ施工中なシーンがありながらも、そこにはかなりの人々が訪れていました。何か、イベントがあったのか? と思われるような人ばかりでしたが、だからといって、海外から来られた方が特別多かったといった印象は受けませんでした。
さて、そんな調布駅前にあるPARCO(写真上)ですが、改めて目にするによくできた建物だなと感心しました。もはや、昭和だから建てられた建築であって、今、技術があるとかないとか関係なく作ることはできないだろうな、と、思わせてくれました。なんていうんでしょうかね、角が美しい。この緩やかなコーナーは、昭和な時代だからこそ……、と、書こうとしたら、なんと、完成したのは平成元年ではないですか。あれ……、おかしいなぁ……、絶対に昭和な味だと思っていたのですが、ま、完成は平成になってからでした。ただ、さらに観察していくと、そのコーナーリングは外側だけではなく、内側にも抉られていまして、上手く作ったなぁとひたすらに感心させてくれます。それにしても、この壁色の美しさと、そこを横切らせている黒の入れ方、さらにその磨き方に恐れ入りましたといった感を受けたのでした。いや、すばらしいね、ここは。
ちなみに、PARCOではありますが、ここは駅前にあるPARCOですので、ほかの建物とは違うと思われます。といいつつ、店舗のチェックをしてきませんでした。どうなっているんでしょうかね。