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#1480 人生初めての老眼鏡、いやいや、リーディンググラス、の話。

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 年齢も年齢ですから、あちこちにガタが見られるようになりました。ま、徹夜がキツイなんてのはかなり前から言っていますが、昨今の悩みは老眼にありました。そう、手元が見え辛い、いや、見えないと言っても過言ではないほどに。少し前までは、多少灯がなくてもなんとかなりましたが、東日本大震災以来、夜は電球ひとつで過ごしている我が家においては、もはや、見えません。スマートフォンの文字サイズなんて、なおさらのことに。というわけで、老眼鏡を作ることが必至だったわけですが、なにせ、メガネ屋さんへ足を踏み入れたことがないものですから、何か騙されて高いものを作らされそうってな勘違いもありまして、なかなか足を運べず。って、書きながら振り返ってたら、1度だけありました、メガネ屋へ行ったこと。20年近く前のこと、視力そのものが落ちて自動車免許証の更新が危ういかなということから、先回りして作ったのですが、あの時は、店員さんが、知人の家族だったがゆえの紹介もあって、戸惑いなく、でしたが。  なんて言い訳をしながらも、もはや逃れられない老眼。メガネ屋さん攻略方法などを教えてもらったものの、あちこちで話をあれこれと聞いて行くうちに100円均一ショップでも販売されているって情報を得ましてね。とはいっても、ついつい忘れてしまい月日は流れること1年以上。本日、ふらりと訪れた100円均一ショップにて、たまたまサングラス&メガネコーナーを通過し、購入しなければならぬことを思い出しました。ただ、そのコーナーをよくよく観察してみると、老眼鏡と銘打たれているのは2つのみ。ただですね、そこに書かれている+1.0やら+2.0の、何かの指標は老眼鏡を含めて置いてあるメガネらしき商品のほとんどに書かれています。なんだ、これは、と読んで見ると、老眼鏡と書かれていないメガネには、リーディンググラスという名称が書いてあるではないですか。あ、老眼鏡というダイレクトな表現を嫌っての、名称なんですな、これ。というわけで、あれやこれやと試すこと2分ほど。周囲にある文字が見えるかどうかをチェックするだけに留まらず、スマートフォンを持ち出して、眺めて、見える、見えないと、あれこれとチェック。って、ふと気付けば、ちょっと恥ずかしいスタイルだったような気もします。  というわけで、フレームデザインとか、そんなのどうでもよく、とりあえず選んだのが、

#1479 プジョーホームページの2008紹介動画の、あれやこれや話。

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 久しぶりの動画の仕事の話になるでしょうか。昨年秋にプジョーの2008でオフロードコースを走ってきました(→ ■ )、って話をしましたが、同時に、プジョーのサイトに掲載される動画へ出演する仕事も受けていました。あの時は言えませんでしたけど。さて、その動画がいよいよ公開の運びとなりYoutubeへのアップをベースに、プジョーのホームページにて紹介されています (→ ■ ) 。ここにリンクを張ろうかと思ったらば、製作側限定だった名残がそのままに残って、限定公開のまま。ここに、直接、そのリンクを張るのもはばかられるので止めておきますが、いずれにしても、プジョー2008のページ(→ ■ )の下にありますので、是非、ご覧くださいまし。  で、ここでは、その際の裏話を少々しましょうか。動画は、オフロードコースを実際に走っている映像で構成されていますが、撮影は、各パートでキーになることを語り、撮影しているうちに時間切れ。テストコースは、おおまかにいって、坂を下りて、下にあるモーグルやらを走って、上って戻って来る、ってな流れなのですが、上って来るところまで撮影できず。2008のトピックを語るならば、上りシーンにこそ、迫力であるとか、語りの材料が多くあったのですが、そこに至る前に終了となってしまいました。  というわけで、肝心な2008のトピックのパートについて、少々補足をしておきましょうかね。見どころは、1:19からで、左のフロントタイヤを浮かせながら、つまり、トラクションをフロント右だけで確保しながら上ってしまうシーンです。FFですからリアに駆動は伝わっていないのに、1輪だけのトラクションで上ってしまうという、この技は、4WDじゃなきゃ無理でしょうと頭ごなしに思っている者(自分含)にとっては、ちょっと衝撃的な映像。何度も言いますけどね、リアは駆動していません、この状態では。ま、手前からの多少の加速は必要とはなりますけど、それにしても天晴れです。ただですね、ここのシーン、この一連だけで構成してあれば良かったのですが、1:26でキャンバー走行のシーンが挟み込まれており、コメントは先の続きを語っているのに、映像はキャンバー走行しています。そうなんです、ここで、タイヤが浮きましたけどと言っていますが、ここ(キャンバー走行)でタイヤは浮いていません。ってか、このシーンで浮いていたら

#1478 雪が降って、アクセス数が増えているアーティクルの話。

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 実のところ、昨年11月ごろから、ここへのアクセス数が増えています。理由はわかりません。実は、って、この次(→ ■ )に書きますが、プジョーのサイトにてインプレッション動画が掲載されまして、そこを通じての検索かなと思ったのですが、それとて、12月の後半でしたから、今回の増加の始まりとはズレがあります。かなり以前にあった怪しげなサイトからのリンクもありませんし、いずれにしても理由は不明です。ま、単純にgoogleとyahooからの検索が増えているようですが。  って、そんな中にあって、昨日は、過去に書いた" #792 SUVとて雪道走破性は最低地上高だけでは語れませぬ " へのアクセスが増え、昨日のトップとなっていました。内容は、2014年に首都圏で大雪になったシーズンに、スノードライブについてあれこれと感じたことをまとめたものですが、実は全期間を通じて2番目というアクセス数を記録しているアーティクルでもあります。キーワードに何かを意図的に入れた覚えもないのですが、なぜか、アクセス数が多い。それにしても、何故に、昨日? と思ったのですが、そうか週末の北陸を中心とした降雪による影響でしょうか。ちなみに、そのほかは、最近のアーティクルが上位にありますが、これはいつものことですな。  というわけで、北陸ほかで、唐突かつ突然かつ大量の降雪になったようですが、ここ八王子(高尾)は全く降らず。昨日あたりは、雪雲の破しきれが覆っていましたが、雪は降らず。ライブカメラの映像を眺めながら、出掛けられずに、地団駄を踏んでいます。能登+新雪を眺めたいと感じても、能登に雪が降っている時ってのは、アルプス周辺はドカ雪になっているわけで、まずは越えるのがアドベンチャー……、と考えると、1日強行軍(安房トンネル以外は下道)は無謀でして。え? 高速道路? 愉しさがありませんし、だいたい、東京ー能登のルートとしては、遠回りですし。そうそう、輪島のライブカメラ(→ ■ )って、30秒のコントロールが許されているのですが、見に行くたびに誰かが操作していて、愉しさがあります。

#1477 最高傑作といわんばかりの年賀状、2017年・酉年編。

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 以前、大阪の知人からの、傑作な年賀状をここで紹介しました(→ #737 )。そう、馬年のあれ。我が家には、フォトフレームに入れて、今でも飾っています。いや、100円均一ショップのフォトフレームではありますけどね。というほどの傑作な馬の年賀状でしたが、それを超えるではないか……、それに準ずる……、やっぱり、それを超える、いや、違うな、とにかく、スバラシイ年賀状が届きました。というわけで、上がそれですが、スキャンして、トリミングしていますので、バランスは少々ズレてはいるものの、ほぼオリジナルのままとなっています。  以前の紹介の時にも、この送り主のあふれるセンスについて記しましたが、そのセンスたるやパワーアップしている(センスはパワーアップしないか)といいましょうか、変わらずで、ひたすらに感心といいましょうか、感服。ま、酉年ですから、焼き鳥って繋がりは自分でもしそうな、でも、できないセンスが、まずそこにはあります。ありますけどね、何にやられたって、もう、この皮たる表現と、ネギの描き方でしょうな。なんで、点を置いただけで、皮に見えるのか、グルグルと筆を動かしただけで、それがネギに見えてしまうのか。絵心を超えた、表現力に、うっとりといった感じ。ま、そもそも、ねぎまと皮という2本の組み合わせからして、素晴らしい。分かりやすさから、代表的ともいえる2本ですけど、単純にモモにせずに、ねぎまにするあたりの感覚は、センス以外の何ものでもありませんな。それを言い出すと、3本ではなく、2本にしたレイアウトセンスたるところも、素晴らしい。  お手軽な作品に見せながら、全く、お手軽さを見せない、この作り込み。センスがない者にとっては、ひたすらに羨ましさを感じました。いやはや、いやはや。来年はどんな年賀状が来るのでしょうかね、今から愉しみだったりします。はてさて。

#1476 不足もあるけど、満足感のほうが高い、ジムニー+ハンコックDynapro i*cept。

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 さて、ジムニー(JB23)+ハンコックDynapro i*ceptの、インプレッション、その2です。八ヶ岳周辺であれこれとチェックしてきましたが、あのですね、思いのほか、想像以上に悪くなかった。というか、良かった。いや、価格ありきという前提がつきますけど、購入価格(詳しくは→ #1473 )以上のポテンシャル(という表現もおかしいけど)があり、ひたすらに好印象でした。なんていうんでしょうかね、走っている途中で、なかなかやるじゃん、ほほー、へー、ってな、独り言が自然に声となって出ていたといえば、分かりやすいでしょうか。そんな評価となりました。  ここでは、自動車雑誌のスタッドレスタイヤのインプレッションで求められる細かなシーン別の書き分けの必要もありませんから、徒然なるままに印象に残ったことを書き記していきましょう。今回、走ったシーンは、気温はひたすらに低く、日中にプラスに転じることはあまりない、そんな地域でしたので、路面の雪は、ここのところ、溶けないままに凍結。そして、その上に、除雪されつつ圧雪された雪がのり、さらに、雪は降らないのではなく、ちらほらとは降るので、表面にうっすらと雪がのっているといった感じでした。で、まずですね、剪断性が悪くないことが、好印象に。つまり、圧雪、降雪路においては、その接地性にグリップ感があふれていましてね。タイヤが路面を掴み、後方へと蹴りゆくという、クルマを前進させるフィーリングのグリップ感があり、まさにドライ時に似た安心感を覚えました。 この剪断性がもたらす、グリップ感(力)は、最後に述べますが、その横方向へのグリップ力も相まって、ひたすらに好印象でした。これ、なんていうんでしょうかね、SUV用スタッドレスタイヤとしてのバランスをしっかりと目標に掲げ、ほかを破綻させずに作り上げているという好印象にあふれていました。ひとことでまとめてしまえば、バランスがいいってことがアドバンテージである、なんて表現になりましょうかね。  テストドライブした路面のベースといいましょうか、素地、いや、地か、は、完全なる凍結ですから、その上辺を飛ばすようなパワーを与えると、途端にグリップを見失います。って、そもそも路面が変わるわけですから当たりの前のことであって、これはジムニーの素性、つまり、前後軸重配分とパートタイム4WDのそもそものアンバラン

#1475 計画を練ったのに、お気軽に留まった、スノードライブ。

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 今週末は強い強い寒気が流れ込んできて、日本海側を中心にして大雪といいましょうか、大荒れになっているようで。ま、そんな事前の予測を訊いていたら、やっぱり出掛けるしかないと、雪を求めてドライブへと出掛けようと計画を立てました。しかし、寝坊。こういう何か企んでいる時ってのは、寝坊しないものなんですが、 大幅な寝坊したので、計画はすっかり崩れ。当初は、山並みを超えた向こう側まで行こうかと企みつつ、日帰りかつ下道ドライブを考えると、ま、乗鞍あたりが限度で、山向こうは難しいかな、なんてことを考えていました。そこまで計画を練った時ってのは、たいがい早起きして計画どおりにとりあえずは出発できるものなんですが、寝坊した。ま、下道を使わず、高速道路を利用すれば当初の目的は達成できますから、そうしようかと思ったのですが、いざ、ジムニーで走り出すとですね、あの、のんびり、まったり、ほっこり感が、高速道路を走ろうという気にさせてくれませんでした。そう、相模湖ICを超えて、そのままに下道を走ることに。  とりあえず、目的地を八ヶ岳のパン屋さんに定め、そこから先は思いついたままに動くことにしたものの、いざ、八ヶ岳麓に到着してみれば、午後になってから少々時間を過ぎており、さすがに乗鞍まで行くのは難しく(到着したら陽が沈んでいそう)。いや、到着はできますけど、帰りのルートと温泉の混雑具合、そして、帰宅時間を考えるとね、ってこと、難しく。というわけで、とりあえずは、八ヶ岳をぐるりと回ってみることにしました。相変わらず、八ヶ岳の山並みは雲の中でした(写真左)。東側には少々の晴れ間も広がっており、どうやら少し上ると雪が降っているようでしたので、そう、標高を上げてみることに。すると、頻繁に除雪を行っていないシーンでは、地肌を見せながらも、少し前に降った雪が残って凍結しており、そこにちらほらと降った雪がうっすらと積もっておりました。今回はスタッドレスタイヤの性能チェックもかねていましたので、犬駆け回るのままに、ジムニー、雪の中を、駆け回りました。いや、正確には凍結路面、か。  雪のシーンってのは、全てを雪が覆い隠し、いつもと違った雰囲気を見せてくれるところに、雪景色たる価値ってものがあります。ありますが、今回は、覆い隠すだけではなく、そこにその地区ならではの悪戯が加わって、オモシロイ(興味深い)

#1474 能登の海苔だけのお雑煮に教えられた、素・ばらしさ。

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  年末年始の能登の話、そのほかを。今回、ひたすらに感心したのは、先にも書きましたが、素に敵うものはないといった、あれこれでしょうか。そんなひとつが、元旦の朝食にプラスされた地元のお雑煮でした(写真右)。そうなんです、海苔のみ。いや、餅も入っていますけど。ただ、これ、能登で一般的なスタイルではなく(能登のお雑煮はほかの地域と大きく変わらないそう)、宿があるこの地区のみのスタイルだそうです。  ほほぅ、やっぱりここいらは岩礁が広がっていて海苔が採れますから、海苔をこれでもかとアピールしているのかと思ったら違うそうで。実は、この宿がある地区、能登の中で豊かではない地域だったとかで、つまりですね、それは食に関しても同様に。そして、雑煮についても、ほかの具材を加えるゆとりがなかったために、あるものでどうにか賄った、そんな内容だったそうです。そう、あるもの……、つまり、海苔だけ。ところがですね、この海苔だけのお雑煮、これでもかといわんばかりのパワーがありまして、というか、それはパンチですな、磯の香りがあふれる雑煮とかそんなレベルを超えていまして、素材(海苔)が持っている力だけが前面、全面に出ている、そんな逸品となっていました。それは、何かを組み合わせる必要がない、そんな力強さであり、まさに、素に敵うものはない、を感じたわけです。これぞ、スバラシサ、素・晴らしさですな。  訊けば、この海苔、いくつかを組み合わせているそうですが、そんなアレンジもあったとはいえ、それだけで十分、これだけで十二分、をトコトン感じました。それは、余計なものはいらない、飾らなくていいという、シンプルさに通じますし、これは以前にも書いていますが、能登の良さは、このシンプルさにあることを改めて痛感しました。  そうなんですね、能登は、着飾らなくていいことを、むしろ、着飾らないことがもたらす愉しさを、改めて教えてくれます。と、書いていたら、とっととまた能登へといかねば、という気になってきました。これからかなり強い寒波が到来するようで……、と思って、安房トンネルのライブカメラをみたら、すっかり雪景色に……。ますます、出掛けたくなってきました。