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#1026 らしさを残したままにブラッシュアップしていた、キャデラック・エスカレード。

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 日々、まさに追われるように、クルマの取材と執筆が続いています。で、昨日は、キャデラックのエスカレードの取材でした。あれです、キャデラックがリリースしているフルサイズSUV、そのフルモデルチェンジ版。えっと4代目になるのかな。  まぁ、よく仕立てていました。といいますか、ようやくキャデラックとして満足できる仕立てになりました、といった感が強くとでも言いましょうか。いや、先代までも、フレーム付きプラットフォームをベースにしたモデルとしては、良くできていましたが、キャデラックとして眺めた時に、あれやこれやと不足がありました。  で、その新型、ラグジュアリィとは何ぞやを再編集したかのよう。といっても、やはり、フレーム付きモデルゆえのあれこれはありますし、そこに22インチタイヤを組み合わせてしまったがゆえの、あれこれもあります。しかし、それにしても良くできています 、というか、よく22インチタイヤを抑え込んでいるなという印象がとても強く残りました。  エンジンはV8/6.2Lで、そのフィーリングについては、いまさら語るまでもなく。といいますか、このエンジン、まだOHVであり、そのがさつ感は、やはり、このプラットフォームたるフィーリングそのもの。そして、ドドドドと表現したくなるV8サウンドも健在であることから、あえて残しているような気もします。といいますか、これらがあるから、先のラダーフレーム+ リジッドサスたる乗り味のあれこれも許せてしまうような気がします。  いずれにしても、大幅に価格は上昇したようで、上級グレードになると1000万円オーバーだそうで。高級車って、どんどん値上げしているような気がするんですが。って、この手のモデルを購入される方ってのは、このぐらいの価格上昇でも、なんなく支払えるのでしょうかね。

#1025 ここでも、原稿でも、最近やたらと多い、誤字脱字の言いわけ。

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 最近ですね、誤字脱字が多いのです。って、もちろん、それは今に始まったことではありませんが、ここ最近、特に多いのです。その理由はふたつあります。  ひとつは、かわせみを成育中であること。日本語変換システムをATOKからかわせみへと移行したもので、ただいま、あれこれと学習中。つまり、よく使っている文言を入力する時に、キーボードはもちろんですが、モニタ上の文字を確認しなかったりするもので、……、で、おかしな変換に。  もうひとつは、Safariと日本語変換システムとの相性の問題。これ、過去にも起こって、Safariのバージョンアップで修正されたんですが、今回、OS10.10への移行時にまたありました。これがひどかった。BackSpace機能がひと文字ずつではなく、数文字ずつ行われたりして、時に行われなかったりして、意図せぬ文字が消されたり、残ったりしていました。というわけで、このページで、やたらと脱字が多いのは、そのためです。読み直しては修正していますが、まだ、あちこちに残っていますな。  ま、いずれにしても、ちゃんと校正するスタンスがあれば、恥をかかずに済むものなんですけどね。 右上の画像は、先ほどまで掲載されていた、下のアーティクル。スバルXVを、VXと表記するとはなんともかんとも。というか、これ、先に挙げた2つのパターンとは異なる間違え方ですな。どうしてこうなったかを考えてみましたが、よく分からない。()内を書く時に、カット& ペーストをやたらとした覚えがあるので、その時かな、と。あとは、たまにあるんです、文字打ちのスピードにキーボードのレスポンスが付いて来ず、こうして逆になることが……。

#1024 JNCAP予防安全性能アセスメントで注目すべき、アイサイトVer.2。

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 日本初となるJNCAPの予防安全性能評価の発表会に出かけてきました。結果はすでに報道されたとおりですが、レクサス・LSと日産・スカイラインとスバル・レヴォーグが満点評価に。と、ここばかりが強調されて報道されていると思いますが、個人的には、満点以外の車種に着目しています。そう、スバルの2台、フォレスターとXV(インプレッサとひと括りにされている)。同じスバル車なのに何故満点を取れないのだ? と思われるかもしれませんが、レヴォーグが最新世代のユニットを搭載しているのに対して、この2台はひと世代古いユニットを採用 。それなのに、それなのに、それなのに、ほぼ満点という得点(40点満点で、フォレスター39.9点、XV39.6点)を獲得しています。  これがどれぐらいスゴイかといいますと、30点台は32.5点のエクストレイルのみ。被害軽減ブレーキ(32点満点)だけをピックアップすると、フォレスターは31.9点、XVは31.3点。先述のエクストレイルは24.5点、オデッセイは25.3点。ちなみに軽自動車はひと桁台となります。  旧世代といっても、その先代となるアイサイトVer.2の基本設計は先代レガシィのB型(2010年)であり、公に30km/hまでを謳っていたアイサイトVer.2には単純に不利であり、それはスバル車以外とて同様のこと。というわけで、それなのに……、に繋がるわけですな。  ちなみにこの結果について、スバルの開発担当者に話を訊きました。で、そのコメントをヨシダ流に訳してみますと、Ver.2については、先に結果が発表されたIIHS(最高40km/h)ではこのver.2にて満点を獲得いますし、そこからさらに高い速度域( 今回のテストは相対速度40km/h、停止している対象物に対しては10〜60km/h)ですから、そのマージンといいましょか、アイサイトのポテンシャルは、カタログ数値だけでは語れない部分があることを実証した、と。  というわけで、そんなあれこれは、次号のクラブレガシィにて。

#1023 快適だけど期待値と少々違っていた、チェロキー・トレイルホークの乗り味。

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 そして、唐突に、チェロキーの話。 #850 と #926 にて、ほとんどを書きましたが、個人的に気になっていたことが残っていました。それが、トレイルホークのオンロードインプレッションですな。実は、プレス試乗会ではトレイルホークはオフロードのみで、オンロードでのテストドライブができませんでした。が、オフロードのみとはいえ、トレイルホークのシャシーフィールがかなりしなやかでして、きっと、オンロードもいいに違いないなんて話を、ジ ープ知りなカメラマンさんとも話をしていました。やっぱりね、リミテッドは硬さがある。それはしなやかシャシーの中の硬さゆえに、気になる。悪くはないんだけど、気になる。そんな乗り味でしたので。  で、借り出してテストしましたが、結論としては、トレイルホークも似たような硬さがありました。シャシーはしなやかさにあふれているのにタイヤが硬い。タイヤの動きを抑えきれていないというフィーリング手前の硬さ。M+Sタイヤをはいているのに、それを生かしていないというか、専用サスのはずなのに、なんとなくシャープさと緩さとがそれぞれに存在いているようなフィーリング。コラボレーションしきれていないとでも表現しましょうかね。もちろん、悪いんじゃありません。ちょっと行き過ぎでは? と思えるほどの質感は、ほほぅチェロキーもカジュアルとは表現できなくなったなと思われますし。たぶん、自分のジープに対する期待値とズレがあるんでしょうな。それはさておき、このフィーリング、M+Sタイヤのせいにされそうで、ちょっともったいない。サマータイヤにしたら、さらにバランスは崩れると思いますので。  ちなみに燃費は郊外をのんびり走ると12km/L、返却時に八王子から田町まで下道を走って、8.8km/Lでした。そう、天晴。ただ、アクセルの踏み方にかなり気を遣うようなセッティングとなっていますので、低燃費運転は少々疲れます。つまり、意図せず、かなりのスピードが出てしまっているというフィーリング。なので、エコモードがあるといいなと思うのですけどね。  そうそう、返却時の給油で、困ったことがありました。それが、フューエルリッドの開け方が分からなかったこと。最近の輸入車は、エンジンオフでロックが外れるので……、と思ったら、開かない。でも、オープナーが見当たらない。マニュアルを見たけど、どこにも書いて

#1022 たんに祭りが終わっただけと捉えたい、新型Macminiのあれこれ。

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 さて、Appleの新製品発表の件ですな。個人的には、性能差はあるけど、値下がりしたiPad Airと、性能はほとんど変わらないのに値下がりしたiPad mini2に魅かれていますが、世間ではMacminiのいわゆるスペックダウンについて、あれこれと意見があるようで。まぁ、 GeekBenchの数値を見ていると、あらま、って感じではありますしね。そもそも、 振り返ってみると、Macminiは、2011と2012が異例だったに過ぎない気がします。Macminiはいわゆるエントリーモデルとしてデビューしており、ハードウェア、スペック的にもMacBookと共用していました。それが、突然に2011モデルで、サーバーモデルにクワッドコアを採用したから話はおかしくなった。Corei7が必要だったかはさておき、さらに、2012年モデルでサーバー以外まで 展開。ま、個人的には、ここで、ひとりでリーズナブル、リーズナブルと騒いでいましたし、実際に購入していますけども。  ですから、Macminiの立ち位置を考えると元に戻っただけのことであって、 安易に、最新モデルをスペックダウンと捉えてしまうのもどうかと思うわけです。なんていうんでしょうかね、2011と2012は、祭りであって、それが終わったに過ぎないと。  ちなみに、最新型は価格が変わらないならまだしも、トップグレードをのぞいて $100も ダウン、ってか、トップグレードとて、FusionDriveにしていますから、すべておいて実質的な値下げをしています。 ただですね、為替の影響により実質的な購入価格に魅力がないのも事実です。下記にまとめてみましたが、2012モデルが左側で、今回はそれぞれに右側のようになりました。          2012                2014    $599:5万2800円 →5万9800円 → $499:5万7024円( 5万2800円 )    $799:6万8800円 →7万9800円 → $699:8万784円 ( 7万4800円 )    $999:8万8800円 →9万9800円 → $999:11万5344円( 10万6800円 )     ※ 2012は消費税5%時を表記。最終的には3%アップ。     ※ ()内は消費税含まず。  まぁ、先日までの販売

#1021 最近、ビデオチャットしなくなっていた理由と、iSightを購入した話。

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 最近、いわゆるビデオチャットをしていないよね、とアメリカの親友に言われて、はたと気付けば、していませんでした。iChat以外にもその手法が増えたこともありますが、何よりも、ログインしているかどうかが分からないために呼びかけ辛くなっていると、彼は言っていました。なるほどね、なるほど、そうだ、そうでした。まぁ、テキストでのやり取りだけでしたら、相手がオンラインであるかどうかは関係ありませんから。  何故にAppleはこんなことをしたんだろうと思いつつ、そもそも、iChatとは別に、FacetimeとMessageアプリを作ってしまったところから、話はややこしくなっているような気がします。 電話やら音声チャットってのは、 人の顔を見ながら話さなくてもいい、何かしながらでも話せるというメリットがありますから、まさに真剣な一対一を共用されるビデオチャットは、お役ごめんなのかもしれません。 いずれにしても、 そのMessageアプリケーションに、いわゆるAIMでのチャット、つまり、過去のiChatたる機能というか、ウインドウが付属していますから、これを開いておけば、相手がオンラインかどうかは分かるわけですが。そう、先の解決策は、コマンド+"1"にて、iChatウインドウを開いておくことですな。  話は変わりますが、その友人との話の中で、iSightが、最近のOSに対応していなくなっているって話をしたら、そんなことはないと言われまして……、で、自宅のiSightを確認しましたら、壊れたがゆえに繋がらなくなったようです。iOS8+Yosemiteでは、Mac上でいわゆる電話の機能である、一般回線を使っての通話やらSMSが可能となりまして、カメラやマイクを使う機会も増えるかなと思い 、中古品を探して購入しました、送料込みで800円。 最新のフルハイビジョンで撮影できるwebカメラよりも解像度は落ちますが、色やらディティールといった表現力は、iSightのほうが断然にいいんですな。これぞ、スペックだけでは分からない、表現力の部分。いやはや、いやはやって感じでした。  そうそう、みなさん、Messageというか、AppleIDというかに、アイコンを登録していないんですね。皆、顔なしになっていまして、今朝方3人でのチャットがあったのですが、その一瞬、誰の発言なの

#1020 久しぶりにi-MiEVに試乗して気付いた、昨今の軽自動車のあれやこれや。

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 久しぶりに三菱のi-MiEVに乗る機会があったのですが、これがとても良かった。そもそも、ベースとなったiに対しては高評価でした。軽自動車とは思えぬ、ストローク感と、その躾け方が上手くて、云々。ま、そのiがベースなわけで、そこにEVたるシステムの重量増があるわけですから、好みの乗り味になるのは、もはや自然なこと。  今思うに、iそのものはデビュー時期が早すぎたんでしょうかね。今のように、軽自動車にバリエーションを求められる時代だったら、もっと商売的に成功したんでしょうかね。どうでしょうか。かといって、i-MiEVを作るために必要だったわけですから、そう考えるとデビュー時期は仕方なく、そういう運命にあったのかもしれません。  同時に、eKシリーズのテストドライブもしたのですが、どうしても比較してしまう。最新の軽自動車は一見いいかなと思えるのですが、やはり、コストという面での厳しさを感じてしまうもの。先に書いたストローク感をピックアップしてみても、ストローク感はあるものの、その動きに質感が足りない。ま、コストがかかる部分ですな、ここは、といいつつ、 iには、これがあります。 そうなんです、最新の軽自動車は悪いと言いたくなるポイントを見つけにくい。でも、絶対的に欲しいという性能には届いていない。  ただそれは、単純にコストを掛けられないというよりは、コストを掛けるべきプライオリティの問題もあるのでしょう。見栄えであったり、装備であったり、チープと言われないためには、そちらのほうが優先事項になりますから。