#1020 久しぶりにi-MiEVに試乗して気付いた、昨今の軽自動車のあれやこれや。

 久しぶりに三菱のi-MiEVに乗る機会があったのですが、これがとても良かった。そもそも、ベースとなったiに対しては高評価でした。軽自動車とは思えぬ、ストローク感と、その躾け方が上手くて、云々。ま、そのiがベースなわけで、そこにEVたるシステムの重量増があるわけですから、好みの乗り味になるのは、もはや自然なこと。
 今思うに、iそのものはデビュー時期が早すぎたんでしょうかね。今のように、軽自動車にバリエーションを求められる時代だったら、もっと商売的に成功したんでしょうかね。どうでしょうか。かといって、i-MiEVを作るために必要だったわけですから、そう考えるとデビュー時期は仕方なく、そういう運命にあったのかもしれません。
 同時に、eKシリーズのテストドライブもしたのですが、どうしても比較してしまう。最新の軽自動車は一見いいかなと思えるのですが、やはり、コストという面での厳しさを感じてしまうもの。先に書いたストローク感をピックアップしてみても、ストローク感はあるものの、その動きに質感が足りない。ま、コストがかかる部分ですな、ここは、といいつつ、iには、これがあります。そうなんです、最新の軽自動車は悪いと言いたくなるポイントを見つけにくい。でも、絶対的に欲しいという性能には届いていない。
 ただそれは、単純にコストを掛けられないというよりは、コストを掛けるべきプライオリティの問題もあるのでしょう。見栄えであったり、装備であったり、チープと言われないためには、そちらのほうが優先事項になりますから。

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