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#841 今年は無理かと思っていたけど、出会ってしまった、省きなイチゴ。

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 新しく完成したという墓地の見学へと静岡まで出かけたのですが、って、そんな理由はいつの日かするとして、その墓地のそばにあるイチゴ農園で、省きなイチゴに出会いました。写真がそれなんですが、こぢんまりとした粒に見えるかもしれませんが、これが超大粒。カタチが不格好ゆえに省かれたイチゴですが、味は変わらず、1箱500円だったもので、ついつい買い占めを。といっても、残りは2箱でしたが……。  そういえば、たまたま昨夜、友人より「イチゴがたくさんあったらどうする?」と訊かれて、答えたばかりでしたが、我が家では、やはり砂糖で煮込んでおきます。ジャムにしてもいいのですが、料理にも使えるようにと、その手前で火を止めて、で、冷凍なり。  気付いたら、冷凍庫のジャム(手前も含め)も、残りわずかになっていました。この先、どうしようかと思ったのですが、あと3か月もすれば、ブルーベリーも桃も始まります。季節を感じ、そして、慈しむって、とてもいいなと思った次第で。

#840 富士山との相性はいい(登山除く)はずなのに、姿を見せなかった、話。

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 富士山を撮影に行くと、必ずといっていいほどに、富士山が見えます。たぶん、富士山との付き合いがそれなりにあるからだと思っています。ところがですね、昨日はものの見事に外れされました。画像は、歌川広重が東海道五十三次の浮世絵の中で描いた、由比から見た駿河湾と富士山が見える、あの場所。でも昨日は、富士山は現れませんでした。ま、崖下にてクロスしている東名高速道路と国道1号線と東海道本線を見るだけでも、壮観な景色ではありますけども。  もちろん、人影はなく。画像下に写っている、ブラウンの物体はライブカメラ用機器のあれこれ。あれです、東名の渋滞状況やら、台風の時やらに流れるあの画像用のカメラ。って、実は、ここにはこの上に、もう一台カメラがありまして、その横には、いわゆる監視用のカメラも。人影はないのに、物々しい雰囲気が漂っていました。  ということで、しばらくあっちからこっちからと写真を撮りつつ、のんびりしていましたが、ふと誰かに見られている気がしてからは、そそくさと立ち去りました。  そうそう、今年は桜エビは不漁だそうです。ということで、獲れたての生桜エビには出会えませんでした。

#839 たんに電気自動車です、では、語りきれぬ、BMW i3の真価。

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 ほんとに市販するのかい? と思ったまま、とうとう市販されてしました、BMWのi3。EVですな。MINI-eで、BMWのEVたるポテンシャルはなんとなく想像はしていましたが、まさか、ここまで仕上げてくるとは思いもよらず。簡潔に表現するならば、電気自動車でありながら、しっかりとBMWしていました。  何がスゴイって、乗り味は後回しにして、EVならではというテイストをこれでもかというぐらい表現していること。これまでの自動車という概念に捕らわれることなく、EVだからできることを、とことん表現しています。  分かりやすいのは、このスタイリングですが、まぁ、インパネなんてのは、コンセプトカーのままですか? といわんばかりの仕上がり。リサイクル素材をそのままにテクスチャーとして利用したり、なんていうんでしょうかね、Apple流の表現を使うならば、再定義ですな。そんな、新しい提案をあれこれと発見するだけでも、ワクワクしてきます。  で、乗り味。これが、まぁ、BMW。初モデルゆえに、あと少しはあれこれと感じますが、クルマに大切なのはトルク感ですといわんばかりの表現は、単純にモーター駆動だからという理由だけでは語れませぬ。極太トルクを伴って、とてつもない加速をしていきますが、シャシーがそれに伴っています。さらに、CFRP、つまり炭素繊維強化プラスティックの骨格は、とてつもないボディ強度を誇っており、先の加速感やら走行安定性を含めて、別次元。それは、EVだからというニュアンスとは異なる、別次元。違う乗り物といった感すらありました。  で、ACCにしても、あれこれ操作していると、EVゆえに制御はシンプルであることが伝わってきます。こうなってくると、もはや内燃機関の可能性を探りつつ、ハイパフォーマンスや燃費性能、そして安全性を探るなら、とっととEVへ移行したほうがいいのでは? と思えたりもしました。  BMWのアクティブハイブリッドモデルの時にも書きましたが、その技術のアドバンテージを生かして、製品として完成させてくることについては、やはり長けているとしか、いいようがありませぬ。モノの見方が異なるとでも言いましょうかね。ま、頃合いを見て、ロングドライブに持ち出しますので、あれやこれは、また、その時でも。  ということで、そんな新しさに、愉しさが上手く表現されており

#838 イマドキコミュニケーションでは伝えきれない何かがある、ってな話。

 とてもいいと思った動画(番組)を、誰かに伝えたいと思った時、気軽にSNSへリンクを張るという方法があります。ただ、リンクを張っただけで、意図が分かるような内容ならばそれでかまわないのですが、ついつい、説明を付け加えておきたいというような時は、それでは事足りない場合があります。右に張った画像もそのひとつで、なんどもTwitterへリンクしつつ、コメントを付けてみては違うなと思って、つぶやかないでいました。いや、文字数が足りないし、文字数をフルに使うと、それはそれでかっこわるくて。で、先ほど、そんな時は、ここを使えばいいということに気付きました。  その内容は、この4月からスタートしたNBCのThe Tonight Show Starring Jimmy Fallonで使われたもので、今、ヒットしているLet it goを、Idina Menzel(歌っている本人)を迎えて、番組のミュージシャンとホストのJimmy Fallonで、アレンジして愉しんでいます。おもちゃ的な楽器を使って愉しんでしまうというノリもとてもいいんですが、やはり、プロならではの完成度の高さがあってこそ成り立っていまして、これぞ、遊び心といった感と、素人ではできないクオリティと、まぁ、あれやこれやと感心することが多くあります。  なんてことは、Twitterの144文字では書ききれませんな。今回の場合は、ショーそのものが日本で放送されていませんから、その説明が必要でしたし、ゆえに、登場している人たちが何者かも書かねばなりませんし。そうなんです、文字数が少ないことは読み手に読んでみようというきっかけを与えますが、伝えきれない何かが多くあり、捨てられた言葉があれやこれやとあるものです。  と、便利さと引き替えに、コミュニケーションをあまりに簡潔にしすぎていや、しないかと、そんなことを思ったもので。やはり、コミュニケーションの理想とは、話をすること、時間を過ごすこと。あれやこれやのイマドキコミュニケーションは、代替手段に過ぎないと思うのです。この考え、古いですかね。  ムービーそのものの内容とは、ちょっとかけ離れましたな。

#837 ムービーの仕事にも慣れてきましたが、狎れてはいません、って話。

 Webや動画の仕事は、たぶん、同業者よりは少ないと思います。意図しているわけでもありませんし、避けているわけでもありませんが、何故か、そんなことになっています。で、そんな数少ないムービーの仕事を、過去にも紹介した覚えがありますが、その最新版がアップされていますので、たまには“意図的に”紹介しておきましょかね。  内容は並行輸入されたトヨタのハイラックスヴィーゴの紹介です。このクルマ、過去に日本でも販売されていたピックアップトラックのその後のモデルで、タイで生産されている車両。ディーゼルで、MTもあるなど、今となっては、そのパッケージだけではなく、魅力が数多いモデルとなっています。インプレッションや販売店舗については、ムービーを視ていただくとして、このムービーの見所(裏話)をお伝えしておきましょうかね。  語りは2本ほど収録しましたが、1本目(概要)については、割とすんなりと終えられた覚えがあります。ただ、それも待ちの間に、何度も何度も何度も何度も……、練習しておいたためのこと。ボディサイズやらも、言葉に出して、覚え込みましたので、間違えることなく言えています。これまでは、何も考えないほうがいいだろうとばかりに、あまり練習せずに、収録に挑んでいましたが、やはり、ポイントはメモして、ある程度の流れを作ることが大切かと痛感したわけで。いや、以前だったら、頭の中で全てを組み立てておけましたが、もやは、そんなことはできず。ちなみに収録は、3月中旬で当日は晴れでポカポカという予報……が見事に外れて曇りでまさかの北風。4月にアップロードされるムービーゆえに、ダウンジャケットは脱ぐつもりでいましたが着たままとなっています。髪は、床屋さんに行くつもりが、バタバタで行けずに2か月放置のまま。インプレ中に、新世代ディーゼルエンジンと発しています。これ、修正を依頼しておいたんですが難しかったようで、そのままになっています。世代の区切りは型式とは限らないこともありますから、なんとも難しいのですが、この場合は、今の技術を採用したあの頃とは違うと捉えてもらえるといいかと。と、補足。口にするまでは、そんな単語を使うつもりは全くなかったのですが、これもまたライブ感とでも言いましょうか。  ま、そんな裏話がありました、と。自分の語りは、あまり聞きたくないものですが、反省会の意味を込めて視

#836 適度な距離感がもたらす、八ヶ岳とのとても心地よい関係。

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 ぼんやりとした執筆依頼と、連休進行ゆえの前倒しな締め切りから、何となく構えてはいましたが、待っていても具体的な指示は来ないような予感がしたので、八ヶ岳へと出かけてきました。 あちらでは、 雪解けは確実に進んでいまして、 ふらりと入っていった 林道では、雪解けの荒れ加減に春らしさを感じたりもしましたが、 朝は−5度まで落ちるなど、東京のような春は見当たりません。さらに 例年以上の残雪も。たとえ予定どおりに24日に麦草峠の通行止が解除されたとしても、今年は峠付近の雪壁はそれなりの高さになると推測されます。2枚目の写真は、1600m付近ですが、ここでこれだけ残っていますので。  それにしても、我が家のV8/4.7L(グランドチェロキー)は相変わらず上機嫌で、ダンパーの減衰も低温ゆえか適切でして、アクセルをちょいと踏み込んでの走りが愉しい、愉しい、愉しい。シャシーのふんばりっつーのは、こういうもんだよなとひとりつぶやいてみたり、ヨー→ロールへの流れはスピードよりもその流れが大切であることを再認識して、頭の中であれこれとそんな文章を考えてみたり……。 と、いつものワインディングルートを駆け抜けてきました。  八ヶ岳の春は、もう少し先となりますが、周辺では春らしさが始まっていました。甲府盆地では、桃が満開を迎えていまして、まさに見渡す限り、桃の花といった感じで、どこまでも続く春の色に桜よりも春らしさを覚えたりしましたが。あ、桜は、あちこち、どこにでも咲いていまして、わざわざ公園などへ立ち寄ることもなく、ただ、漠然と走っているだけで満喫できるという、例のごとく。ただ、さくら祭ののぼりに誘われて何となく立ち寄ってみれば、江戸彼岸桜ごしに甲斐駒ヶ岳が見えたりして(写真4番目)、公園という整備された場でありながら、それはそれで見所になっていましたが。何よりも、誰もいないこと、つまり、独り占めであることが、ポイントだったかとは思いますけども。  今回の八ヶ岳は、いつものルートを巡りつつも、ここではまだ書けないことが、たくさんありました。たくさんの新しい出会いとでも、言っておきましょうかね。八ヶ岳ってのは、飽きることがないというか、通えば通うほどに深みが増していく場です。ただ、言われて再認識したのですが、居を構えることなく、通っていることにキーがあるのだ、と。

#835 まばらな桜に何かを感じ、遠くにありて にっぽん人を視たって話。

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 野菜の苗やら、観葉植物やらを見に行こうと、ジョイフルホンダまで足を伸ばしたところ、……中略……、奥多摩湖にいました。遠くないのです。というか、近いもので、ついつい。甲府盆地まで抜けてしまいそうな勢いを抑えつつ、ぐるりと回って帰宅しましたが、山の中の温泉にふらりと立ち寄りつつ、気がつけば走行距離は100kmをオーバーしており、ジョイフルホンダにて、 せっかく入れたガソリンもかなり減ってしまっている始末。まぁ、いいんですが。  奥多摩はまだ溶けずに残っている雪があるほどで、桜の開花もあと少しといった地域もありました。それにしても、適当に咲いている桜が多いこと、多いこと。植えられたというよりは、植えられたものの、その後放置されたとか、勝手に生えてきたといった個体が多くて、突然に現れる桜に感心しながら、山道を快適に走って帰ってきました。  ま、写真はそんなヒトコマからですが、いちばん上だけは、まさに川沿いに植えられた桜ですが。で、帰宅してから、そんな桜というか、日本の風景に触発されてか、ふっと以前録画したNHK BSの「遠くにありて にっぽん人」なんぞ視たんですが、改めて見ても、良くできた番組だと感心しきり。って、録画した日時を見てみれば、今から10年ほど前。こうした良質な番組が、まだ残っていたギリギリの時代だったんだなぁ、なんてことを思いつつ、雑誌も同じくなんてことを感じましたが。いやはや、いやはや。  もう、あんな時代は戻って来ないんでしょうなぁ。と思いつつも、次を見つける、いやいや、探し、そして作り出すだけですな。