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#1205 パジェロの取材裏話の続き、オフロードテストドライブ動画編。

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 これから、三菱自動車のパジェロな話は、ポロポロと出てきます。すでに取材は終わっていて、記事やら動画やら、こうして順番に公開されていくものでして……。というわけで、続いては、パジェロ オフロードドライブ・動画編な裏話。  ま、内容についてはご覧いただくとして、全編に渡って会話していることからもお分かりのとおり、収録もトークが多く、いかに分かりやすく、伝えるかは、かなり苦労したところでした。たとえば、ダートという単語も、知らない人は知らないし、分からない人は分からないし、イメージできない人はイメージできない。ということで、滑りやすい路面……なんて言葉を使ったのも、そうした理由からです。  最初の導入パートですが、眩しそうにしているのは、ほんとに眩しかったからです。太陽がほぼ真上にあったため顔に影が出てしまう→ならばレフで起こす→とーっても眩しい→目を開けてくださいというリクエスト→あごを引いてくださいともリクエスト→それをこなしつつセリフを話さなきゃ→カメラ目線だけど、カメラの横には外野が多く→こちらを見ている→緊張しまくり→顔が下を向いてゆくー→最初に戻る……。ま、そんなこんなもあって、眩しそうにしています。  途中のインプレッションはとうとうと語っていますが、シーンと語りがうまくリンクしなくて苦労がありました。グリップを失っていますねー、というタイミングで、グリップしていたりとか。そんなんで、撮り直しも多かったのですが、今回の撮影では、クルマを傷を付けないことが前提にあったもので、それゆえの緊張感もありました。もちろん、なかなかハードなシーンへチャレンジすることができずどうしたものかと感じつつ、ただですね、パジェロのオフロード走破性を伝えるにこのままじゃいかんと思い、……中略……、いつしか、あえてラインを外して、走っていました。それが、例のシーンですな。こうしてみますと、意外にもオフロードを走りながらのコメントは、緊張せず、自然に語ることができていますが、それが強く感じられるのは編集のおかげもあってのことでしょうな。  最後のまとめでは、顔も手も真っ赤に日焼けしていますが、1日中夏空でしたから、そりゃ焼けますわな。ちなみに、まとめを収録したのは、陽が暮れるギリギリの18時過ぎだったと記憶。というわけで、1日中、時間との戦いで、ドタバタと忙しくはありまし

#1204 そういえばパジェロ、今だからパジェロ、そんなパジェロな話。

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 三菱自動車のパジェロです。現行型のデビューは、06年ですから、かれこれ9年近く販売が続けられています。現行型については、個人的に、とても高く評価しているモデルでして、SUVたる乗り味をしっかりと作り込んでいるところは、まさにアドバンテージだと感じています。   評価している点といえば、まぁ、そのラインナップにもありますな。ショートを残し、MTを残し(今は消えました)、と、そこには、販売台数が芳しくないから消し去るんじゃなく、少しでも声に応えたいからガンバルというスタンスがあり、その続けるというスタンスが、とてもいい。ディーゼルも、ポスト新長期規制からではなく、早々と新長期規制から対応させるなど、評価すべきポイントは、走り以外にも多くあります。  さて、そんなパジェロのオフロードテストドライブをしてきました。仕事です、仕事。遊びではなくって、仕事で。というわけで、4x4magazineの試乗インプレッション(→ ■ )として掲載されていますので、そちらを参照していたくとして、ここではその補足を。  はっきり言って、良かったです。ディーゼルエンジンは、再登場から仕立てをあれこれと変えたようで、アクセルワークの良さ、トルクの表現の仕方など、美点だらけ。音と振動は残っていますが、ま、パジェロらしさと、一言でまとめておきましょうかね、といった感じ。  オフロードは、サイドステップがなければとあれこれと感じましたが、フロント、リアバンパーともに意外に路面に接地せず、数値以上の優秀ぶりがありました。で、記事にも書いていますが、トラクションコントロールのフォローがかなりハイレベル。おせっかい加減がないことはもちろんですが、前進するにトルクが相当に必要なシーンであっても、つまりは、タイヤ前に凸があっても、上り基調であっても、前進させてしまう。って、もちろん、対角線状にあるタイヤが浮いている状態での話です。乗用車ベースのSUVでは、難しいか、CVTの保護で諦めてしまうか、そんなシーンでの話。  というわけで、そのポテンシャルにちょっと感激して、ちょっと惚れてしまったのでした。まぁ、個人的には、ショートで、ベーシックグレードで、ディーゼルだったら……とは思いましたが、残念ながらそんなモデルはありませんでした。  ちなみにですね、記事内、2番目の写真は、ヒットさせることな

#1203 あれこれ付いていませんが不足を感じさせません、メガーヌ・ゼン。

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 そもそもですね、ベーシックがいいわけですよ。と、唐突に始まりますが、ベーシックがいいと、ハイパフォーマンスもいい、つまり、ベースとなる作り込みをしっかりとすることで、自ずとハイパフォーマンスモデルも良くなる、とは、以前から述べますが、そんな話を。   ルノー・メガーヌに追加されたゼンの話です。最近の日本におけるルノーは、カングーとルノースポールという半ば2本立てという展開をしてきました。いや、ベーシックもありましたけど、力の入れ方としてって意味合いで。で、その2本もしっかりとしてきたので、もう1本ベーシックという柱をしっかりさせようと動き出しました。その第一段として、最新型ルーテシアをローンチし、そのルーテシアのボトムグレードであるゼンに、ベーシックながら、唯一無二的な価値を与えた、0.9Lターボ+MTを追加。その良さについては、 #1142 にて滔々と語っていますので、そちらをご覧あれ。   で、メガーヌ。現行型については #414 でやはり滔々と語っていますが、まぁ、スポーティな仕立てということもあり、そのポテンシャルに感心を覚えました。で、今回のゼンですが、GTラインのパフォーマンスは、ベースの作り込みの深さを感じさせるものであり、つまり、ゼンに対しては期待大でした。 が、期待が大きすぎたのか、感激の嵐にはならず。といっても、十分にいいんですけどね。いまさら語るべくもない1.2Lターボエンジンは、低速から十二分のトルクを発生させ、そのままフラットに発生させつつづけますから、つまりは、扱いやすいし、強烈なパンチはないけど、十分に速い。しっかりと確認はできませんでしたが、RSを支えられるだけのボディは、シャシーをしっかりと支えながら、快適性をバランス。と、まぁ、評価ポイントは数多く。   ただですね、いちばんの期待であった、ストローク感を存分に生かしたまったりフィーリングが見当たらなかったことが、残念。って、振り返ってみると、先代メガーヌも、それほどのまったり感はありませんでしたから、まぁ、これがメガーヌのベーシックラインたる乗り味なのかな。16インチタイヤだったためか、コトコト感が顔を出すところも、少しばかり残念ではありましたが。  そして、評価したいのは価格でしょうな。249万円。このクラスのモデルも、装備充実を理由に、価格帯が上昇しています

#1202 カフェ花豆の愉しみ方、どうでもいいこと編。あ、再開は9/5です。

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 今年の5月から再開したcafe花豆ですが、1か月の夏休みに入りました。あれこれと進化を続けているってな話を #1193 にて書きましたが、前半最終日までその進化は止まることを知らず、といった感がありました。デザートなんて、同じ、ほおずきやトマトでも、いつしか夏バージョンになっていましたし。  さて、ここでは、cafe花豆の愉しみ方の、どうでもいいこと編として、あれこれ書いてみましょうかね。  まず、先日お伝えした金魚から。お気に入りだった琉金はお亡くなりになりました。水瓶だけど、小さな金魚とメダカ程度だし、タニシやら、水草やらいれているから、エアポンプなしでも大丈夫だろうと思っていたら、甘かった。ここのところの急激な気温上昇による水温上昇と、体が大きいがゆえの排泄物の多さやらあって、水質が一気に悪化したこともあって、デビュー早々にご臨終。申し訳ない、琉金。というわけで、エアポンプ+フィルターを用意してもらって、今後、残ったメンバーは元気に過ごせるようになりました。ってな、そんな金魚にまつわるあれこれも、見どころのひとつ。  あ、メダカも、だ。おなかが膨らんでいたのでこまめにチェックしていたところ卵を発見し、隔離しておきました。ら、今日、孵化。さて、どこまで増えるのでしょうかね。というわけで、cafe花豆へいらした方は、庭へ出て、メダカを数えてみてください。今は……、って、現在の数を把握していないや。えっと、だれか、数えて教えてください。  次に用水のこと。って、これはどうでもいいこととは違うか。cafe花豆の前には、用水路が流れています。そもそも、水田へと導くために多摩川から引いたもので、かつてとは様子も変わって護岸は固められたといいますが、それでも、最近ではずいぶんとキレイになったようで、タニシやら小魚を見かけます。と思ったらば、それなりの大きさの真鯉(拡大すると分かりやすいかも)や鴨も。川がきれいになった証ですな。観光地ではなく、日常で、こういう風景を目にすることができる地域って、とってもいいものです。というわけで、この用水も見どころのひとつとなっています。  そして、胡蝶蘭の話。開店お祝いでたくさんあった胡蝶蘭の植え替えをしました。そもそも、胡蝶蘭については育て方からマーケットに至るまで未知、無知でして、鉢から抜いてみれば

#1201 au解約した直後に、auへMNPを考え、でも、IIJ統一に決めた話。

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 2年縛りが解けたauの2回線を解約し、これで、使っていないのに継続していたという無意味な回線はすべて手元から消えました。当初は、そのau回線をdocomoへMNPしてと考えていましたが、docomoの条件の渋さと、手続きの面倒もあって、諦めました。ただ、docomo以外を調べてみたら、おっと、auが大規模に施策中。解約した回線はそもそもauでしたから、auへのMNPはできませんが、今、使っているのはIIJ回線をauへとMNPするという手段はあります。家のインターネットはau回線なので、なおさらauに統一するメリットってのもありまして、ひょっとして……と思って、計算してみたのが上の表。なんか、久しぶりですな、これ。  最近のかけ放題プランやらに興味ないので、全くノーチェックでしたが、もし、データ2GBプランで契約させてくれるのであれば、auが約500円高にまで近寄ります(IIJでの通話料を平均1000円と見積もった場合)。しかも、auにすれば電話かけ放題ですから、月の支払いは、時にはひっくり返ることもあるでしょうし、何よりも、最新端末が手に入ると考えると、かなり魅力的。といっても、一括0円条件では、データ2GBでの契約が許されるわけないでしょうし、ということで現実的と思われるデータ5GBでの契約にて計算してみると……、4155円、か。差額は1555円に広がりますが、24か月分として計算すると3万7000円、それでiPhone6が手に入るって考えると、まだ、お得感がありますな。  ところがですね、ここで気づきました、自宅のインターネットまでIIJに揃えるってことを。インターネット接続料金はそもそもIIJのほうが100円安く、さらに割引1050円が加わりますから、毎月の支払い額差は2705円となり、24か月で計算すると約6万5000円まで開きます。こうなると、ヤフーオークションでiPhone(docomo端末)を落札したほうが安くなりますな、こりゃ。  というわけで、書いていたら、結論が出ました。家のインターネットも携帯電話もIIJに統一して、頃合いを見て、iPhoneを入手ですな。

#1200 ふらりと訪れたものの、呼ばれた気もする、上野村ドライブ記。

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 埼玉県秩父の北西、長野県佐久穂町の東、下仁田の南側にある、山深い地ですが、まぁ、8月掲載のドライブ記事ゆえに、涼を求めて……なんてことで選びました。ら、周囲の町の観光キャッチコピーにも涼って文字が踊っていましたから、まぁ、まさに涼を求めるにはぴったりな地です。ただ、この日は、暑かった。関東平野では酷暑になったといいますから、まぁ、30℃なんてのはマシだったのでしょう。  ちなみに、上野村を初めて訪れたのは24年ほど前のこと。御荷鉾林道と奥志賀林道という2本のスーパー林道を走ろうと計画を立てて出掛けたものの、台風直撃で……、まぁ、それはそれであれこれと想い出に残ったというドライブでした。御荷鉾林道ランでは、途中で、パジェロ(初代)が追いかけてきて、譲るつもりが、声を掛けられて、一緒に走りました。で、その時の自分のクルマはスズキ・エスクード(初代)でして、少々の凹凸でもリバウンドが大きくて、スピードを上げようもんならば、荷物は飛び跳ねるは、ひっくり返るはで、パジェロに付いていくのがやっと。どうしてパジェロはリバウンドが大きくないんだろうかってことを感じつつ、そこにオフローダーたる格差を見せつけられたことを、今でもしっかりと覚えています。  奥志賀林道の想い出はたくさんあるのですが、その前に走っているはずの御荷鉾林道の想い出は多くありません。というか、ほとんどありませぬ。というのも、キリが濃くて景色は見えないし、パジェロに付いていくのに必至でしたから。ただもうひとつ覚えているのは、日航ジャンボ機墜落事故の慰霊堂へと足を運んだこと。なぜ、向かったかは定かではありませんし、当初から計画していたわけでもなく、また、近い人がこの事故に巻き込まれたわけでもありませんでしたが、なぜか、足を運んでいましたし、今回も自然と手を合わせていました。  そうそう、上野村には、いつの間にか上野スカイブリッジなるつり橋ができていました。全長225m、高さ90mという迫力に圧倒されつつ、これだけ大きいとつり橋って感じしないよねと渡ってみれば、途中で足がすくむ始末。あれ、高所は得意ではないけど、ここまで不得意ではないんだけどな、と思いつつ、片手にカメラ、片手にiPhone、しかもともに強く握りしめつつ、平然と面持ちという、不自然なスタイルのまま、渡りきりましたけども。  それ

#1199 好印象だらけなのに、でも……が残った、ホンダ・ジェイド(ハイブリッド)。

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 ホンダ・ジェイド(ハイブリッド)です。サードシートを供えつつ、立体駐車場に入れられるということから、ストリームの後継モデルたる雰囲気を持ちつつ、その提案に新しさが多くあり、後継と呼ぶにはちょっと気が引ける、まぁ、そんなモデルです。  で、結論から言ってしまいますとね、これが良かった。とても良かった。なんていうんですかね、商品性という企画をしっかりと立て、それに求められる性能をしっかりと表現しているという、そんな良さ。つまりは、走りたる面もいいんですが、この手のクルマに求められる性能もしっかりと持っていた、と、そんな感じとでもいいましょうかね。  まず、感心したのは、その視界の良さというか、視認性の良さというか、安心感。ベルトラインを落としつつ、Aピラーをかなり寝かせていまして、単なるパノラマ感とは表現しきれない、まさに、全て見渡せるという安心感がありました。さらに、助手席側ドアミラーの下にカメラを配置して、いわゆる死角をモニタ表示するという、LaneWatchが、秀逸。まさに、見えないところをしっかりと表示してくれるため、特に左折時の視界確保に、役立つ、役立つ。なんで、この手の機能が普及しなかったんだろうと、考えさせられてしまうほどに、……、いい。写真左がそれですが、左折時に写真を撮ることはできませんでしたので、信号待ちの時のもの。まぁ、見どころは、横のフェンスまでしっかりと写していること。  乗り味はですね、シャシー剛性をしっかりと作り上げた上で、コンフォートにチューニングしているといった感があります。タイヤの転がり抵抗は低く、そして、初期入力を、確実に、そしてソフトに変換するところは、絶品。今回は、乗鞍のヨシダ極悪テストコースには行きませんでしたが、八ヶ岳のヨシダ極悪テストコースでは、合格点を感じました。多少バウンドが大きかろうと、リバウンドで大きな逃げをしようとしないし、だからといって突き上げを感じさせることもない。路面トレース性がすこぶるいいんですね、このクルマ。  最近のホンダのハイブリッドユニットは、簡単にいえば、EV走行モードを可能としたことがポイントですが、それを上手く生かした制御が、とても好印象です。このジェイドも同様。発進直後はEVモードですが、その後、たとえ、緩やかなアクセルワークであろうとも、即エンジンを始動し、そして