#1204 そういえばパジェロ、今だからパジェロ、そんなパジェロな話。
三菱自動車のパジェロです。現行型のデビューは、06年ですから、かれこれ9年近く販売が続けられています。現行型については、個人的に、とても高く評価しているモデルでして、SUVたる乗り味をしっかりと作り込んでいるところは、まさにアドバンテージだと感じています。
評価している点といえば、まぁ、そのラインナップにもありますな。ショートを残し、MTを残し(今は消えました)、と、そこには、販売台数が芳しくないから消し去るんじゃなく、少しでも声に応えたいからガンバルというスタンスがあり、その続けるというスタンスが、とてもいい。ディーゼルも、ポスト新長期規制からではなく、早々と新長期規制から対応させるなど、評価すべきポイントは、走り以外にも多くあります。
さて、そんなパジェロのオフロードテストドライブをしてきました。仕事です、仕事。遊びではなくって、仕事で。というわけで、4x4magazineの試乗インプレッション(→■)として掲載されていますので、そちらを参照していたくとして、ここではその補足を。
はっきり言って、良かったです。ディーゼルエンジンは、再登場から仕立てをあれこれと変えたようで、アクセルワークの良さ、トルクの表現の仕方など、美点だらけ。音と振動は残っていますが、ま、パジェロらしさと、一言でまとめておきましょうかね、といった感じ。
オフロードは、サイドステップがなければとあれこれと感じましたが、フロント、リアバンパーともに意外に路面に接地せず、数値以上の優秀ぶりがありました。で、記事にも書いていますが、トラクションコントロールのフォローがかなりハイレベル。おせっかい加減がないことはもちろんですが、前進するにトルクが相当に必要なシーンであっても、つまりは、タイヤ前に凸があっても、上り基調であっても、前進させてしまう。って、もちろん、対角線状にあるタイヤが浮いている状態での話です。乗用車ベースのSUVでは、難しいか、CVTの保護で諦めてしまうか、そんなシーンでの話。
というわけで、そのポテンシャルにちょっと感激して、ちょっと惚れてしまったのでした。まぁ、個人的には、ショートで、ベーシックグレードで、ディーゼルだったら……とは思いましたが、残念ながらそんなモデルはありませんでした。
ちなみにですね、記事内、2番目の写真は、ヒットさせることなくクリアさせるためのライン取りをしていますが、6枚目の2輪が浮いている写真は、あえて、こういうライン取りをして、トラクションコントロールのチェックをしています。このシーンで、このライン取りは、はっきり言って、下手、ですから。
オンロードもチェックしましたが、4輪独立懸架サスの恩恵は大きなと改めて感じました。そもそも、SUVらしく、ストローク量をしっかりと確保して、それを生かしたゆったり感あふれる乗り味を作り上げていますが、路面トレース性をしっかりと作り込んでいまして、しっとりという質感を加えています。ハンドリングは、なんとなくスポーティなキーワードであるシャープさはありませんが、スポーティ本質たる素直さがあって、扱いやすさがあります。ステアリングの操舵感には重さがありますが、それが、乗り味に見合っていて、これがまたいい。つまり、このあたりのバランスがすごく良く練られているんですな。
なんていうんでしょうかね、しっかり熟成させているといった感にあふれているとでも言いましょうか、そんな感じ。事実、プラットフォームとしては随分長く使っていますし、そう考えると、あの時に、相当コストを掛けて作ったんだなってことも感じ取れます。
今だからパジェロ。いいんじゃないでしょうかね。
評価している点といえば、まぁ、そのラインナップにもありますな。ショートを残し、MTを残し(今は消えました)、と、そこには、販売台数が芳しくないから消し去るんじゃなく、少しでも声に応えたいからガンバルというスタンスがあり、その続けるというスタンスが、とてもいい。ディーゼルも、ポスト新長期規制からではなく、早々と新長期規制から対応させるなど、評価すべきポイントは、走り以外にも多くあります。
さて、そんなパジェロのオフロードテストドライブをしてきました。仕事です、仕事。遊びではなくって、仕事で。というわけで、4x4magazineの試乗インプレッション(→■)として掲載されていますので、そちらを参照していたくとして、ここではその補足を。
はっきり言って、良かったです。ディーゼルエンジンは、再登場から仕立てをあれこれと変えたようで、アクセルワークの良さ、トルクの表現の仕方など、美点だらけ。音と振動は残っていますが、ま、パジェロらしさと、一言でまとめておきましょうかね、といった感じ。
オフロードは、サイドステップがなければとあれこれと感じましたが、フロント、リアバンパーともに意外に路面に接地せず、数値以上の優秀ぶりがありました。で、記事にも書いていますが、トラクションコントロールのフォローがかなりハイレベル。おせっかい加減がないことはもちろんですが、前進するにトルクが相当に必要なシーンであっても、つまりは、タイヤ前に凸があっても、上り基調であっても、前進させてしまう。って、もちろん、対角線状にあるタイヤが浮いている状態での話です。乗用車ベースのSUVでは、難しいか、CVTの保護で諦めてしまうか、そんなシーンでの話。
というわけで、そのポテンシャルにちょっと感激して、ちょっと惚れてしまったのでした。まぁ、個人的には、ショートで、ベーシックグレードで、ディーゼルだったら……とは思いましたが、残念ながらそんなモデルはありませんでした。
ちなみにですね、記事内、2番目の写真は、ヒットさせることなくクリアさせるためのライン取りをしていますが、6枚目の2輪が浮いている写真は、あえて、こういうライン取りをして、トラクションコントロールのチェックをしています。このシーンで、このライン取りは、はっきり言って、下手、ですから。
オンロードもチェックしましたが、4輪独立懸架サスの恩恵は大きなと改めて感じました。そもそも、SUVらしく、ストローク量をしっかりと確保して、それを生かしたゆったり感あふれる乗り味を作り上げていますが、路面トレース性をしっかりと作り込んでいまして、しっとりという質感を加えています。ハンドリングは、なんとなくスポーティなキーワードであるシャープさはありませんが、スポーティ本質たる素直さがあって、扱いやすさがあります。ステアリングの操舵感には重さがありますが、それが、乗り味に見合っていて、これがまたいい。つまり、このあたりのバランスがすごく良く練られているんですな。
なんていうんでしょうかね、しっかり熟成させているといった感にあふれているとでも言いましょうか、そんな感じ。事実、プラットフォームとしては随分長く使っていますし、そう考えると、あの時に、相当コストを掛けて作ったんだなってことも感じ取れます。
今だからパジェロ。いいんじゃないでしょうかね。