投稿

#1062 クラブレガシィ一時休刊で感じた、レガシィのあれやこれや。

イメージ
 三栄書房刊・クラブレガシィ(画像はアフィリエイト張ってあります)が、一時休刊となりました。この年末発売号で。奇しくもレガシィが6代目にスイッチして、そのポジションを大きく変えたタイミングにリンクしたかのように。って、実際にはあまり関係なかったようですけども……。  そもそも、クルマとしてのレガシィの付き合いは初代から。友人が初代セダンRSを買ったことから始まって、別の友人がやはり初代と2代目ワゴン(NA)を乗り継いでいたとか、なんだかんだで触れることが多くありました。取材でがっちり取り組んだのは2代目のマイナーチェンジの時の事前撮影会だったかな。テストコースで試乗して、あまりの良さにGT-B(セダンだった)の見積もりを出してもらいながらも、ランエボを買ってしまったという落ちに。その後、インプレッサSTIに乗り換えた後、3代目デビュー時のB4のカタログだったかに掲載されていたCピラー写真を見て、恋に落ちてしまって、再び見積もりをもらったものの……、買わずじまい。 そして、クラブレガシィでは、 3代目のD型より がっちりと付き合うようになりました。  それからはご存知のとおり、年次改良ごとどころか、ことあるごとに深いインタビューを行い、ほぼ全グレードをとことん試乗してきました。車種単一ですと、個人的にいちばん深い付き合いだったクルマになりますな。って、過去形にするなって感じですな。失礼。ですから、手元にある開発陣の名刺も、スバルがいちばん多く……、と言いますか、その数は突出しています。振り返ってみると、自ら、仕事を含めて、趣味としてのクルマを含めて、レガシィに教えられ、そして育てられたと感じています。GTとはなんぞやとか、ターボとはどうすべきかとか、ワゴンのあり方とか、そんな細かなことから、乗り心地に必要な要素とか、タイヤに求めるグリップ感であるとか、ハンドリングの切れ味とか、執筆にかかわる表現やら、あれやこれやと。  レガシィは、いいことも、悪いことも語りかけてきてくれるクルマでした。だから、過去形にするなって。クルマです。素直なんですね。ドライバーを信用しているし、ウソをつかないし、その場限りでごまかそうとしない。だから、好きなクルマでした。 なんて書いていたら、少々寂しい気分になってきましたが、そんなことを言いながらも、レガシィを購入したことがありません。

#1061 らしさにあふれ、バランスに長けていた、0.9LターボのルーテシアMT。

イメージ
 本日、エンバーゴが解けましたので、書きましょうかね。というわけで、ルーテシア。ボトムモデルとして加わることになった、0.9Lターボ+5MTです。1.2Lターボで、すでに十分を越えた十二分を感じてはいましたから、300ccダウンであってもパワー不足は心配していませんでしたが、排気量ダウン によるフィーリングの悪化が心配でした。 しかしですね、これがですね、とってもいい。もちろん、いわゆるターボラグは存在します。しますが、過給が十分に高まったところで発生するパワーとのつなぎをきれいに仕立てていましてね、それをラグとは感じさせない。そう、実にこの仕立てが きれいでして、という表現よりも、美しくて不足を感じさせない。いやー、秀逸。あ、カットビたる加速を期待しない場合の話です。でも、加速感は十分にあるんですけどね。  そんな仕立ては、エンジンフィーリングだけではありませぬ。しなやかさにあふれるシャシーは、やはり16インチとの組み合わせのほうがルーテシアには見合っているやねを感じさせてくれますし、ハンドリングもスポーティさを意図的に感じさせるようなフィーリングにしていないところも含めて、とてもいい。やっぱり、仕立て、バランスがいい。そう、ルノーらしさが存分に表現されています。 なんでしょうね、この仕立て方の上手さは……と、試乗中は、もはやうっとりするばかり。もちろん、5MTであることは、楽しさを導いてくれますしね。  このモデルに対しては、走り以外にも気になっていたことがありました。それは、エンジンの排気量、価格としてはボトムに位置づけられるのに、どうして、真ん中グレードにあたるゼンとしたのか、ということ。これまでは、ボトムとして装備を割り切った仕様としてアクティフを設定していましたが、今回のMT登場をきっかけに消え去っています。って、訊いてみれば、やはり売れなかったため。 とはいっても、リーズナブルという印象を与えるモデルとしては、200万円台かなり前半のプライスモデルは必要でして、このモデルを、エンジン0.9L、MTゆえの価格やすを生かしながら、装備を充実させています。つまり、価格はかつてのアクティフ、でも、装備はゼンとなったわけですな。 なるほど、この戦略、とてもいいと思います。  ちなみにですね、当初の売れ筋は、 最上級グレードのインテンスとゼンでは、 その8〜

#1060 矢継ぎ早に変わるプランに翻弄されている、我が家のモバイル事情。

イメージ
 右の写真は中古携帯屋さんではありません。本日の、自宅でのセッティングの様子。5cが2台、5が2台、4Sが1台、そしてiPadAIrが1台……。スゴイなぁ、これと思って、ついつい撮影。そんな、 吉田家のモバイル端末事情ですけどね、 mineoとiOS8のすったもんだの件と、実家のドタバタで、 当初のもくろみは完全に崩れ去りました。 簡単に言いますとね、いろいろあってインターネット固定回線を一時的に停止しているんですが、そんなこと知ったことないとばかりに、父親は動画を見られないと困るといい、母親はラジオが聞けないと困るといいましてね。 それをモバイル回線だけで、どうにか応えようとしたから、コトはややこしくなりました。  その結果として、plalaの無制限プランをベースにしたのですが、考えてみたら、両親それぞれのiPhoneでデータ通信契約をしているわけで、はっきり言って、そこに金銭的な無駄が生じています。iPhoneベースでテザリングすればいいと思われるかもしれませんけど、両親の端末はauもの、つまり、mineo。OCNやらIIJはiOS8になってテザリングに対応したものの、mineoは非対応どころかiOS8にアップできずという始末。そこに1年の縛りが絡んできて、まさにしばし待て状態。ま、解約金を払ってでも出る手はずを整えてはいますが……。  なんて書き始めたら、ずらずらと行きますので、ここらでやめておきますが、母親用のiPadを使うために、なぜか、さらにOCN ONEを用意。ただ、ルーターはSIMロック解除したiPhone4Sを使います。ってのも、ほら、 LTE ルーターって軒並み2万円越えで、ちょいと 高いじゃないですか。 そう考えると、 3万円以下で新品同様が手に入るiPhone5cって、ルーター+電話機能+iOSと考えると、すごくお得に思えてきます。ただ、具体的に 5cをルーターとして使っているシーンを想像すると、それって、とてももったいない気もしてきますけども。

#1059 飾られたフロントマスクは日本専用だったらしい、MINI COOPER。

イメージ
  #1058 で、あれこれと書きましたミニですが、なぜか広報写真は、掲載したあのフロントマスクのみしか用意されていませんでした。ホームページではあれこれと展開しているのに、どうしてだろうと探っていたら、ホームページ用の写真はオプション装着車であって、ONEらしさに欠けていたというか、離れていたため。つまり、広報写真として相応しいのは、やっぱりスッピン顔ということだったようです。ま、当たり前ですな。  というわけで、ホームページでは、どんな顔が掲載されていたか、使われていた写真を切り抜いて並べたのが右となります。ともに左側がONEになりますが、5ドアでは、COOPERよりも顔つきがゴージャスになっています(ONEがボトムグレード)。これは、グリル下部にもクロームの縁取りがあるためですな。そうなんです、ONEとCOOPERにおけるフロントマスクでの違いとは、グリルバーのクロームの有無なのです。  って、書いていて気付いたんですけどね、3ドアのCOOPERは、グリル下部がクロームの縁取りが……。おや? 同じCOOPERなのに3ドアと5ドアで表情に差をつけたのか? と思いつつ、このグリル下部のクローム縁取りは、クローム・ライン・エクステリアと呼ばれる装備の一部のようで、カタログによりますとね、ONEではオプション、COOPERでは標準装備になっています。となると、5ドアのCOOPERフェイスは、あり得ないことになります。  あ、分かった。この写真、本国仕様なんですな。つまりですね、本来はCOOPERであっても、グリル下部のクローム縁取りなし。でも、日本では派手さが好まれるから標準装備にして、これを日本顔としたと。  って、もう少し深く調べてみることにします。

#1058 車検を阻止するかのようにデビューする、魅惑的モデルのあれこれ。

イメージ
 結局ですね、グランドチェロキーは車検を予約しました。オフロードコースにて余生を過ごすか、それとも、老体にむち打ちながらもう少し公道を走るか。最初は、オフロードコースがいいかなと考え続けてきました。しかし、オフロードを走った帰りにオンロードを走ったら、あれこれとあるものの、そのフィーリングにあれこれとアドバンテージがありまして、ナンバーを切ってしまうのは、まだもったいないかな、と。  まぁ、気になっていたクルマはありましたし、最近の行動から、それが何かもバレバレではありました。そうです、ミニONE3ドアMTと、デミオディーゼルと、208XYと、ルーテシアGTですな。その中でも、実のところ、かなり208XYに傾きかけていました。 しかし、あまり口にはしていなかった、隠れモデルもありました。  それが、右の2台。まずは、ダイハツのコペン。そうなんですね、クルマとしての仕上がり、2シーターという割り切り、オープンカーというスタイルなど、魅力は多くてですね、能登を走るにはとてもいいなと考えていました。ら、何、もう出たの? レカロ+ビルシュタイン……。ってことで、揺さぶられています。+18.5万円高(消費税抜き)とは、刺激的な価格ですな。 でも、まぁ 、車検を予約しましたから。  もう一台は、ミニ(下)。おや、ミニは挙げていたのではないか? って、あちらは3ドア。5ドアの乗り味が、あまりにいいもので、実は5ドアのONEが気になっていました。そしたら、MTはなしで、ATのみとなもし。まぁ、ATでもいいかなと思ったものの255万円で、ここまで来ると、さすがにブレーキがかかりますな。ミニはリーズナブル感が消えたら、魅力も薄れていきますので、自分は。  ということで、車検を阻止するかのように、あれこれとデビューしてくれるのですが、決心は固く。固く、固く……。といっても、車検を通したわけではなく、予約しただけですからして、うんぬんかんぬん。

#1057 価格や装備やパフォーマンスに差はあれども、どれに乗ってもBMW。

イメージ
 書きたいことはあれこれあれども、時間がなくというよりは、気分が乗らぬこともあって、放置になっていました。仕事はひと段落を……と言いたかったのですが、26日まで取材が入り、さらにはこれから発注ながら正月明けには納品という仕事もあって、落ち着きませぬ。ま、これが年末というものなのでしょうな。  ま、そんな話はさておき、書いておかねばならぬネタをつらつらと。まずは、BMWグループのフルラインナップ試乗会から。  最近、よく見かけるようになった3シリーズディーゼル(いちばん上)ですが、久しぶりの乗ってみたところ、やっぱりいいですな。トルク量とトルクフィーリングとが、ゆとりとスポーティをバランスさせていて、実にいい。ディーゼルエンジンに乗ると、仕事仲間でも、まずはうるさいねとマイナス評価をする人もいますが、まぁ、そのとおり。どこをピックアップするかで、評価は変わりますが、個人的には、音やら振動やらよりも、フィーリング重視であるがゆえに、気になりませぬ。まぁ、なんだかんだ絶賛したところで、ディーゼルエンジンは万人向けではないことを再認識。  4シリーズベースということで名称を新たにしたM4(写真真ん中)ですが、これが良かった。実に良かった。というか、さすがBMWと言わんばかりの良さ。ハイパフォーマンスモデルでありながら、よくぞ、ここまで快適性を表現できましたな、ってところも、絶賛。それでいながら1シリーズのレギュラーモデルからも感じるBMWらしさは、このM4からも感じられますから、その作り込みというか、方向性に戸惑いがないことやら、ひたすらに感心しきりでした。  2世代目となったX6にも感激。これだけの大径、かつ低扁平率タイヤをよくぞ履きこなしましたな、ってところと、異端たるキャラクターをハンドリングにも上手く表現しており、買う理由を明確にしているところも好印象。どうせ売れないからではなく、この異端を好む人が満足できる内容に仕立てていることがポイント、と。  と簡単に感じたことを並べましたが、ま、そんな感じ。となると、ますます2シリーズアクティブツアラーの仕上がりに、おや? を覚えるわけですが、って、ロングドライブに連れ出さないといかんですな、やっぱり。

#1056 デミオに感じたあれこれと、マツダがデミオに込めたあれこれ。

イメージ
  #1046 にて書いたこと、書き切れなかったこと、デミオに感じたあれやこれやについて、開発の方と話す機会がありましたので、それを書いておきましょうかね。  まず、タイヤのグリップ感についてですが、やはり、低燃費性能を狙ったがゆえにフィーリングとしては弱いシーンがあるとのことで、そのことは承知されてました。ただ、タイヤのグリップ力については、もちろん、それなりのグリップに耐えられるようにしてはあるそうですが、強く印象に残ったグリップ力は、サスペンションのポテンシャルによって作り上げていた、とそうで。 そうか、そういうことか、なるほどね。で、この 15インチタイヤは実はガソリンモデル専用に開発したもので、ディーゼルは16インチでセッティングしていたとのこと。しかし、装着してみたところ15インチとのバランスが予想以上によかったとのことで、こういう結果にうんぬんかんぬん。ちなみにですね、ディーゼルエンジン搭載モデルならば、バネ、ダンパーは共通としているので、装備に魅力のある16インチ仕様を購入して、15インチ(純正ね)に履き替えることで、15インチたるフィーリングを手に入れられるとのこと。ただ、実はタイヤの動きに対する余裕代を変えているようで、……、云々云々。  あとは、なんだっけか。あ、えっと、ヨシダ大絶賛だったシートポジションについては、マツダ車として過去最高を作り上げているそうです。これまで積み上げてきたあれこれを、すべてフィードバックして作り上げたのがデミオだそうで、そういった意味合いから、アテンザやCX-5を超えてしまっている部分があるのも事実だそうで。もちろん、アテンザやCX-5も見直しされたとのことですが、骨格に関わるところあるため、調整に止まっているようです。ま、そりゃそうだ。  えっと、これは書いたんだっけかな、書かなかったかな、極上過ぎるブレーキフィーリングについて語ったらば、マツダ車として過去最高のフィーリングになっているそうで。フィーリングのほうね、制動力ではなくって。4輪がきれいに沈み込む挙動は、やはりサスペンションのジオメトリ、つまり、リアのアンチリフトを煮詰めたところが大きいものの、パッドのチューニングも大きく影響しているそうです。  と、関心しきり。あとは、デザインか。フロントマスクの表情は、やっぱり、豊かさをデザインした