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#960 情報を得て、共有して、アレンジするまで、すべてがSNSらしい、って話。

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 ワゴンRのところで書いた、その商品性をいかに伝えるか話につながる話。昨夜、ファッション業界の人とドライブしながら深い話をしたのですが、今、若い人たちがファッションたる情報を得るのは、もはや、雑誌やらではなく、SNSなんだそうです。  と、ここまでは、イマドキだねー、と思うわけですが、具体的にSNSをどう利用しているのかと訊けば、そこにアップされている友達、知り合い、そのほかつながった先の人のスタイルを参考にして、自分なりにコーデする、のが、今のメインストリーム、だそうで。ま、参考といいつつ、実は真似であったりもするらしいのですが……。しかも、そこにはお金を掛けないことがベースにあります。で、都会ではこれがファストファッションの台頭につながるんですが、都市部以外の若者たちは、ファストファッションも太刀打ちできないような、安価ファッションでどうにかしてしまうそうで。はぁ、そんなんですかと話を聞いていれば、ファストファッションすら見向きもしない、まさに従来の手法など全くもって通用しない世代が出てきていることに、ファッション業界としても戸惑いがあり、模索しようにもできない状況にあると。となると、簡単にターゲットにできるのは、我ら世代になるわけで……。ああ、そういうワケですか、ま、なんとなく気付いていましたが、云々。  ただ、ターゲットにされたところで、昨夜の自分の服装といえば、ユニクロでさらに値下げされていたシャツに、アウトレットでさらに値下げされいたパンツ。あー、ターゲットから外されているというか、世間から外れているんだな、って感じを受けました。って、ま、気にはしていませんけども。  そうそう、SNSがメインストリームだからといって、人々が集っている席で、スマートフォンをいじり続けているスタイルに対しては、やっぱり異を唱えたくなります。なんてことも言いづらくなってくるのですかね、この先。

#959 良くも悪くも感じさせないことにキーがある、ワゴンR+Sエネチャージ。

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 回生エネルギーを動力として利用した、ワゴンR、Sエネチャージ搭載モデルですが、ま、軽自動車でハイブリッドシステムがなかなか成立しない、そんなジレンマへの、ひとつの回答としての提案商品であると捉えると、なかなか愉しいモデルかな、と。 カタログ燃費は32.4km/Lと大きくステップアップしていますし、価格を抑えられましたから、その存在意義は大きいですな。ただ、量販グレードではないがゆえに、どこまで健闘するかが見どころではありますが。  ただですね、あれこれと探りながら試乗して感じたのは、一連の効果が分かりにくいこと。実はアシスト中のフィーリングは、現行型のままをターゲットとして作り込まれており、アシストされていることは視覚的には確認できても、体感することはできません。 現行型初期モデルから乗り換えた人は、ガソリンスタンドでおや? と感じるかもしれません。しかし、ノーマルのエネチャージ搭載モデルと比較して、果たして、どこかどんなふうに変わったのか、変わっているのか、が分かりにくい。  ちょっとやり過ぎ感すら覚えたのが、 IP電話の 通話後に、これまでのキャリアのプランよりもこんなにお得だったんですよと、教えてくれる機能。通話料金形態を頭に叩き込んである自分としては、こんなのいらんだろうと思ったんですが、分かりやすさ、使って良かった感、つまり、満足感を高められる機能と考えると有効なのかな、とも思いました。 もちろん、使用・走行条件がそれぞれに異なるクルマに、これを持ち込むのは難しいんですが、変わった感を強く打ち出すためには、ま、少なくともアシスト中の表示はもっと目立たせるべきという、優先事項が見えてきますし。って、好き勝手言っていますが。  ただですね、こうした新機能やその効果に対して、お金を払うモデルの場合、やはりオーナーは対価以上を体感・理解できてこそ、満足度を高められるわけですし、満足度が高いと、それをついつい自慢というスタイルで、人に伝えたくなるもの。昨今では、知人に話すだけではなく、SNSやらがありますから、ヘタに宣伝広告費を掛けるんだったら、よっぽど有効な手段ではないかと、思ったわけです。  あとは、このSエネチャージは、回生エネルギーからのみ電力を供給するのですが、実は、そこにゲーム性に似た愉しさがあることを発見しました。というのも、 街中では、必要

#958 行き過ぎていないスポーティ感にアドバンテージがある、ルーテシアGT。

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 ルーテシアGTのまとめを書いていませんでしたな。結局、能登行ったり、あっち行ったり、こっち行ったりして、1800kmぐらい走ってきたのかな、えっと、結論から言いますと、ルノースポールたる作り込みに衝撃を受けました。 #948 で書きましたが、スポーティなレベルは想定以上でして、そこには中途半端さも見当たらない。RSまでは不要だけどという、レベルを上手く表現している、そんな仕上がりでした。そう、とにかく、いい。いい、いい、いい。  1.2Lターボエンジンは、刺激は薄いものの、トルク感がしっかりと表現されていて、また、いざという時に、タコメーターを見ると、欲しいトルクがすっと出せる回転域をセレクトしています。それは、まさに、はいはい待っていましたよ、といわんばり。そんな、ルーテシアのスタンスに少々感激して、仲はさらに深まっていくという、なんともかんともなルノーテイストあふれるモデル。ただまぁ、 パドルシフト操作後、わりと早めにDへと戻すあたりに、もうちっと待ってよ、と思うところはありますし、Dレンジであっても下り坂では回転をキープしたままだったりと、ドライバーの意思そのままではないところもありますが、それも味と捉えられるから不思議ですな。  スピード域は少々高めとなりますが、ワインディングでの愉しさは格別でして、クルマとの一体感という意味合いでは、さすがといわんばかりのルノースポールテイストを感じさせます。路面を捉えて離さないシャシーフィールと、そのしなやかさという表現の先にある、滑らかさに、もう、うっとり。走り込まないと顔を出しませんが、走り込むと簡単に見えてくるその作り込みの深さに、ひたすら感心しました。  あ、このGTには、エコモードがない代わりに、RSドライブという、レスポンスやらを引き上げるモードが付いています。これも、おもしろい。燃費は一気に悪化していくんですけどね。  燃費といえば、もはや燃費よりもフィーリングを優先したスタンスに、実は感心しました。いくらアクセルペダルを緩やかに踏もうとも、2000回転まで引っ張り、少しでも深く踏もうものなら3000回転まで引っ張るという、その考えは、もちろん不足ない加速を提供するため。その割り切りといいましょうか、その意地っぷりにも、らしさを感じ、共感したり。たぶん、キャラクターを立てるために必要なことって、こ

#957 2年分の縛り(割引)終了とともに、auを出ました、ってな話。

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 4台目となるiPhone5c(自分用)を手に入れました。これ、MVNOで使います。これまで使ってきたauのiPhone4SをSIMフリーにしようと、いわゆるゲタも手に入れて準備万端だったのですが、意外にもdocomoのiPhone5cが手ごろな値段だったものでついつい。 もちろん、iPhone5cに対しては戸惑いがありました。あと少しでiPhone6 が発表されるというこのタイミング、しかも、5cであることに。ただ、ちゃんと割り切りました。と言いますか、5cでなければならない理由をあれこれとピックアップして、決断しました。以前にも書きましたが、意外にもこの質感好きですし、というか、やっぱり5sは好きではないし、かといって、発表直後の6の価格に対して、魅力を感じませんし……。ということで、いまさらの5cですな。  そうそう、今回のMVNO契約に関して、ひとつだけネックになっていたのは、MNP時のタイムラグ。MVNOの申し込みって、対面窓口ではなくWebであり、申し込んでからSIMが届くまでに時間がかかり、その間、電話が使えなくなります。って、ま、数日だしいいかなと思っていたら、最近では、窓口での対応が始まった店舗があり、そこまで足を運んで、この件は解決。ちなみに、その窓口、大手キャリアのカウンターの奥へと押し込められていたものの、5つあった 席は満席状態(金曜日夕方)。こうして大手から逃げ出す人も少なくないようですな。  さて、これから。いわゆる無料通話などありませんから、 ひとつIP電話番号を設定しました。これで万全だなと思いきや、Apple謹製電話アプリを使う機会が減ると考えると、なんかやってることが違うかなと思いつつ、ま、仕方ない。あ、これから発信する際には基本Facetime、だめだったら、 IP電話を使いますので、よろしくです。  回線としてはdocomoになりましたので、八ヶ岳でも使えます。というか、これで電波が届かないという言い逃れができなくなったとも言いますな。ちなみに、データ通信スピードですが、提供側にもよるんでしょうが、高尾の自宅では、au LTE(mineo) のほうが速いです。なので、ほんとうは、auが良かったんですが、八ヶ岳ではLTEのみのmineoは残念ながら全く使えず状態だったので、諦めました。せめて3Gが入ってくれたらね。

#956 とうとう、搭載しましたな、実用軽自動車用、スズキ版2ペダルMT。

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 このタイミングに、いろんなあれこれを感じつつ、まぁ、想像していたよりも搭載モデルの発表は早かったなと思います。あれです、スズキの2ペダルMT。スズキ流の名称は、オートギアシフトだそうで。  # 645 でも書きましたが、このトランスミッション、昨年のキャリイのフルモデルチェンジに合わせられたらスゴイなと思っていましたが、やはり難しかったようで、こうして1年後にずらしてきました。まぁ、軽トラへの搭載ですから、その信頼性を高めるためにこの時間が必要だったのでしょう。  さて、これで、3ATを選ぶ必要はなくなったわけですが、と思ったら、いきなりはラインナップから外すことなく。って、どこまでATを残すのでしょうかね、それも見どころかと思います。まぁ、肝心なのはオートギアシフトのフィーリングが受け入れられるかどうか、か。といいながら、そもそも、軽トラックの3ATのフィーリングったら……、以下略。 なんてあれこれを考えつつも、もしATがラインナップ落ちしたら、その途端にATの中古車価格が跳ね上がるのだろうか、なんてことも妄想していますが。いや、自分が買うんだったら、なんだかんだで、5MT、か、な。  そうそう、ギア比は、5MTよりも低く、さらにファイナルまで低いってんだから、なんだか、……、えっと、その、期待してしまいます。ちなみに、このオートギアシフトの低いギア比って、ローギアを与えられなかったため(4WD)の措置なのでしょうかね。  いずれにしても、これで、実用系軽のトランスミッションの方向性がひとつ示されました。そして、気になるのは次期型ジムニーと、ほかメーカーの対応ですな。

#955 中途半端さは見当たらないS4、扱いやすさにあふれていたSTI。そう、WRXな話。

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 で、WRXですな。スバルのWRX。話を聞いていると、レヴォーグよりも開発のスタートは早かったようですが、レヴォーグのほうが発表が早かったので、共用していたあれやこれやを、レヴォーグに先に発表されてしまったとか。ただ、まぁ実際には開発時期の差による、仕上がり差はないんでしょうけど、 たった数か月の発表差が、クルマにも表れていたような印象を受けました。 つまり、いい。セダンだからいいのか、な。  個人的に印象に残ったのは、意外にもS4。いや、実は、S4の存在ってのは、少々前から知っていましたが、同じプラットフォームを使いながら、ここまで車名を変える商品展開ってどうなんだろうって、ことを含めながら、中途半端さを感じていました。セダンは、G4、S4、B4って並びにしたいことは分かるのですが、それが伝わりにくい。そこにヒエラルキーが表現されていたとしても、ドイツ車のような理路整然とした並ぶが分かりにくい。上に、EJ20ターボを残し、下は、FB型で 1.6Lと2.0LNA、で、自らはFA20ターボって、わかるようで実は分かりにくいエンジンラインナップ。というようなあれこれを含めつつ、互いに互いの印象を打ち消すようなゾーンがあって、そんなことを感じていました。  ところが、試乗したところ、これが、良かった。回答性たる素直さあふれるハンドリングと、スポーティたるパワーユニット、そして、AWDたる安定感。このあたりはレヴォーグにも共通するのですが、それらが、さらにブラッシュアップ感していたというか、バランスされていた感を覚えました。なんでしょうね、これ。スポーツテイストを語れるポテンシャルを与えながら、誰でも愉しめるというフィールドを残しているという、このバランス感。そこには、クラスアップに通じる、質感の高さもあって、なかなかいい仕上がりでした。  一方、WRX STIは、意外にもスパルタンさを前面には打ち出しておらず、そういう見方をすると刺激不足。しかし、絶対的な性能は先代のすべてを上回っています。なぜ、先のようなことを感じたかというと、ベースとなったプラットフォームが優秀であるために、エンジンひとつにしてもジェントルな印象が強くなり、乗り心地までいいし、なにより操縦性がハイレベル……。って、これもスバルの技術がなせる技って、捉えるべきこと。 こちらはサーキットで

#954 経済性には打ち消されない、ランドクルーザー70にあふれる存在価値。

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 さて、ようやく解禁となったあれこれが多くて、何から書こうかと思いつつ……、まずは、ランドクルーザー70からですな。  初期型に乗っていた者としては、このフロントフェイスに対しては、申し訳ありませんが、ありえないと表現したくなりますし、ガソリンであることも、素直に受け入れがたい組み合わせ。なんてことを、蒸し暑いあの時期に行われた撮影会の最初に感じたのですが、撮影会が終わる頃には、疲れ果てたこともあってか、いやいや、見慣れた感もあって、いいんじゃないと思っていました。復活したナナマルは、あの頃のナナマルたるテイストを持ちつつ、ま、違うクルマ、という捉えていたように感じます。少なくとも、このランドクルーザー70の乗り味については、イマドキの乗用車的なテイストはまーったく期待できませんから、そういった面では、個人的に大歓迎。そう、昔のテイストこそが、大歓迎。  今回、新たに登場となったピックアップトラックは、やはり10年前に国内での販売を終了した、ハイラックス・ピックアップトラックの代わりという見方もあるようですが、全長5mオーバーではそこに異を感じます。ただ 、こうした話題性にも、トヨタがナナマルをリリースした狙いがあるわけで、そう考えると、これはこれでいいのではないかと思えてきます。  ま、あれこれありますが、ひとまずは、再導入したことを高く評価したいですな。売れるんでしょうか、って、売れているようですが、ある一定台数で、止まるような気もしています。その存在価値と、税込み360万円という価格に、ふらりときても、JC08モード燃費6.6km/Lにて、 目が覚めるような気がするんです。ハイオクだし。