投稿

#262 あっという間に過ぎ去っていった夏、そして、逃れることができない原稿。

イメージ
 気が付いたら、8月が終わろうとしています。お盆休み以降の不安定な天気も手伝ってか、すでに夏は過ぎ去ってしまったかのようにすら感じています。もちろん、八ヶ岳も、夏空は消え去り、くずくずした天気が続いていました。そもそも、あちらにいますと、皆もよく口にしますが、お盆を過ぎるとあっという間に夏から秋へと変わっていくと。なんていうんでしょうかね、空気感ががらりと変わるんですな。景色には夏がたくさん残っていたとしても。  上の写真は、8月15日の空。青空が広がっていましたが、どことなく秋が感じられるのは、空がやたらと抜けて高く感じたためでしょうか。でも、こうしてみれば、雲にもなんとなく秋の気配が見られるような気がします。  個人的に、八ヶ岳にいて、夏が終わったと感じさせるのは、灯籠流しとともに行われる湖上の花火大会でしょうか。周囲約2kmというこじんまりとした湖にて行われるのですが、花火については、近くで見られる、全体を見渡せる、そして場所取りなど必要のない、そんな緩さがとっても心地よいものだったりします。個人的には隅田川の花火大会よりも好きですな。と言いながらも、それなりの内容。下にムービーとしてアップしておきましたが、湖面ギリギリで展開される花火(ムービー内、下半分は湖面に写った花火)はダイナミックさはもちろん、夏の最後って雰囲気も重なって、 ちょっとした興奮を覚えます。  というわけで、自分の中で、今年の夏は過ぎ去りました。さて、これから秋に向けて野菜がさらに味を深める季節となります。そういう意味からすると、楽しみはまだまだ。 ただ、とっても重いことがのしかかってまして。8月中締め切りの大量の原稿書きがあるのですよ。これ、いままでに体験したことのないほどのプレッシャーと文字量/時間でして、いつもなら何とかなるだろうと、実はどこかで思っていたりするのですが、今回はそんな考えは全くなく。そうなると、おもしろいもので、その原稿において、執筆内容はもちろん、スケジュールまでも、すべてについて考えることを遮断してしまうんですね。こんな感覚はフリーになってから初めてかも。逃げ出すんでしょうか。そういう意味では、一体自分がどういう行動をするのか、 客観的に見て、 楽しかったりするんですが。いやはや、冗談になっていません。

#261 都会を基準としたスローライフって、実はたんなるナチュラルライフって、話。

イメージ
 八ヶ岳にいる時ってのは、ぼけっとしたり、あたふたとしていたり、いろんな意味で忙しかったりします。八ヶ岳にいることをスローライフだね、と言われますけど、実は忙しさという意味合いからすれば、実はスローじゃなかったりします。  今宵は、別荘内で行われているクラシックなコンサート(これが無料)に足を運ぶ予定が、なんとウトウトとしてしまって、気付いた時には間に合わず。で、外を見れば満月にほど近い月が目に入ったので、月明かりに照らされた八ヶ岳を見に行くことにしました。 八ヶ岳は、人気(ひとけ)を感じられるものが周囲に少ないこと、なだらかな斜面に牧草地やら畑が広がっていることも手伝って、夜の景色がとてもいいのです。シーンと静まりかえった畑の中で、月に浮かぶ八ヶ岳を見ながら、カーオーディオから音楽を流しつつ、その場に突っ立っていると、つまらんことやら、ひっかかっていたことが、さらっと流れていったりします。これって特別なことのようですが、ただ、ぼけっとしているという意味合いからすれば、特別感はないんです。  でも、こういうスタイルやら感覚をスローというんでしょうか。いや、どこか違うと思います。一般的なスローライフってのは、時間の流れやら雰囲気を、 都会ライフを基準にして 比較したものではないかと。ゆえにですね、その都会ライフ=絶対的基準というニュアンス漂うスローライフという言葉は、どうにも好きになれません。実際、忙しくって、スローじゃないんですから。  画像は、今宵の八ヶ岳。いろいろと撮影したんですが、簡単に補正してみたら、空は青く、牧草は緑となり、昼間に撮影したかのよう。たんなるアンダーな写真かと思ったら、ちゃんと色がのっているんですね。いやはや、 おそるべし、最近のコンパクトデジタルカメラ。

#260 あったほうがいいけど、ないことにもメリットがあるって、テンキーな話。

イメージ
 母親用MacMiniを、昨日、セッティングしてきました。まぁ、HDDが5400rpmであること以外は、ストレスフリーでして、我が家もMacMiniでよいかなと思えてきました。新旧どちらにするかは迷うところですが。  で、実家ですが、MacMiniですからキーボードとスピーカーとカメラを新たに用意して、いざ配置してみると、 写真には見えないところにあれやこれやありまして、画像のような モニタのセンターよりも左側に座るというポジションとなりました。美しくない。ところが、それよりも気になったのは、純正テンキー付きキーボードの幅が意外にあったもんで、 マウスが果てに追いやられてしまったことでした。 と、ここでテンキー付きキーボードのマイナスポイントに気付き、同時に Appleが標準キーボードをテンキーレスにした理由も見えてきました。  人とキーボードの位置関係ってあまり気にしたことないと思いますが、腕を真っ直ぐにできるポジションをとろうとすると、キーボードの文字パートがセンター(GやHがセンター)になるものです。そして、その分、テンキー部は、体のセンターよりも右へはみ出すかのような位置になると。つまりですね、モニタとキーボード、さらには座り位置までシンメトリーにしたいと思ったらば、テンキーは邪魔となってしまうのです。テンキーがないことの不都合は重々承知ですが、ないことによって腕やら体をひねらずに済むと思えば、それはプラスになるのかなと。 画像真ん中はAppleのiMacの商品写真のひとつですが、まさに先の理想なスタイルですな。テンキー付きキーボードでは、マウスの位置はこうはいきませんから。  いわゆる「パソコンデスク」の商品写真で、iMacが使われているものを見かけますが、あれらが美しくないのは、やはりテンキー付きキーボードを使っているから。 テンキー付きゆえに、iMacの幅内にマウスを入れて撮影しようとすると、キーボードが極端に右端へと追いやられてしまうんですな。  たかが、キーボード、されど、キーボード。奥深いもんです。 ちなみに画像いちばん下は我が家。手前にスペースがあるので、テンキー手前にマウスを置いていますが、手の移動量が多いのがネック。そう考えると、ノートパソコンは理想なスタイルを実現しているもかもしれません。モニタ、キーボード、トラックバッド、そして

#259 バラしてわかった、グランドチェロキー(WJ)のありがたみ(よさ)。

イメージ
 アメリカからパーツが届き、なんとか時間も出来ましたので、グランドチェロキーのウインドウ落ち(レギュレーター不良)を修理しました。途中、空が暗くなって雨が降りそうな気配があったりして、ちょっと慌てましたが、雨に降られることなく終了。過去に運転席側を交換しましたが、その時は8万kmで、今回の助手席側はその倍の距離(使用時間)はもったわけですから、まぁ、良しとしましょうかね。  さて、今回の発見ですが、ドアトリムの中に貼られている防水用のシートにありました。グランドチェロキーの本国修理マニュアルでは、 WATERDAMと書かれていますが、あれって、正式名称は何て言うんでしょうか。まぁ、いいや。そうです、あれです、あれ。で、これまで目にしてきたのは、いわゆる薄い透明なビニル素材で、まさにゴミ袋を切り裂いて代用できそうなもの。まぁ、 考えてみると、自分のクルマでドアパネルを外したのは、ワゴンRとエスクードとファミリア、あとは会社の ジムニーですから、そんなもんだったのかもしれませんが。  ところがですね、 グランドチェロキーの WATERDAMは薄手のゴムのような素材(画像)でして、重量にして1kg弱(大げさか)はあったんじゃないかと。なんだかんだいってもジープのフラッグシップモデルであり、また、今ほどの軽量化が叫ばれていなかった時代のクルマゆえに、こんなところにコストを掛けて快適性は作り上げられているようです。まぁ、ちょっと驚いたとともに、なんとなく愛着が増したと言いましょうか。ふーん、って感じを抱きました。  肝心なウインドウ落ちは元通り。あ、でも、取り付けたら、スイッチ方向と逆に動きまして……、スイッチを押し上げると、ウインドウは下に下がり、また、その逆。本国仕様は配線が逆なのか? と一瞬迷いましたが、輸出/国内用で共用しているパーツゆえに、そんなわけはない。と思ったら、コネクター部の配線ミスだったようで、ちょちょいと分解して、配線を逆にして、事なきを得ました。まぁ、こういうなんとかできるミスやら、発送ミスを含めて、海外通販の時はこういう小トラブルは承知の上なので、別に怒ったりはしません。それどころか、左右を間違えて発送されたら後が面倒だからと、左右セットで注文したりして。いずれ、運転席側もまた落ちるでしょうから。いずれにしても、 こうしたトラブル時のフォローま

#258 欲しかったのは、SUVテイストではなくリアドアだった、ミニクロスオーバー。

イメージ
 本国ではカントリーマンなのに、日本ではクロスオーバーとは、なんたるネーミングだと思ったんですが、まぁ、こうしてデビューしてしまうと違和感がなかったりするものです。不思議と。というわけで、ミニ・クロスオーバーのクーパー(AT)に試乗しております。ちなみに、その名称は正しくは、ミニ・クーパー・クロスオーバーというそうな。で、試乗会の時はクーパーSで、17インチタイヤであれだけの質感ある乗り心地を作り上げていることを絶賛しましたが、その面からするとクーパーはタイヤとサスのしなやかさが、バランスしきれていない感があり、平均点といった感じ。まぁ、小変更での改良がすでに予感させる印象とでも言いましょうか。  といっても、ミニしていないかと言えば、そんなことはなく。ワインディングは楽しいですし、NAとはいえ中回転域のトルクが太いところなど、美点だらけ。ただ、個人的には、クーパーであることを演出した部分が少々気になった程度でしょうかね。  さて、本題。このミニ、SUVテイストを与えたモデルというポジショニングを与えられていますけど、乗っているうちに、実はそれは表向きであって、裏向きの理由があるような気がしてきました。つまりですね、5ドアモデルを成立させる言い訳がSUVだったに過ぎないと。オールドでなく、このニューミニであっても、そのイメージは3ドアありきですが、昨今はそういったコンセプトやらデザインよりも、利便性を優先する人が多くなってきたようで、このミニであってもその流れには逆らえなかったんじゃないかと思うわけですよ。ミニにリアドアを付けろと、世間から聞こえていたんじゃないかと。  もちろん、個人的には反対です。しかし、逆らえなかったんでしょうね。でも、3ドアのミニに安易にリアドアを付けると、単純にステーションワゴンのようなスタイルになり、かたまり感、いわゆる立体物としての比率はミニではなくなります。では、どうすればいいか、全長を伸ばしたなら、ミニの比率に合わせて高さと幅を増やせばいいと。そう、それが、SUVだったんですね。  そう考えると、このミニクロスオーバーというモデルには、SUV臭さがないんです。それは消したというより、最初からもっていなかったといったほうが的確かもしれません。シャシーは、SUV的というよりは重心が高くなってしまった分をどう収めるかがポイン

#257 意外に快適だったりする、液晶テレビを利用した新しいホームPCスタイル。

イメージ
  下の件ですけどね、試しに32インチ液晶テレビをモニタ代わりに使うとどうなるかをテストしてみました(画像はMacBookAirのミラーリング)。当たり前のようにどでかく表示されるんですが、みっともないほど大きな文字サイズではなく、まぁ、いいんじゃないと言いましょうか、うちの母親は見やすいと気に入っておりました。  ネックと思われた、モニタと座る位置との距離が近いことも、32インチならギリギリセーフといった感じ。首を振らずに角まで見渡すことができます。というわけで、母親用次期マシンは、MacMiniに決定しました。  といっても、問題がいくつか。まず、スピーカーレスであること。HDMI接続でテレビから出力されますけど、音楽だけ聴きたいという時でもテレビを付けなきゃいけないってのも。これは、後々、USBスピーカーを加えることで対処。そして、新旧どちらにするか。CPUやらHDD容量やらは、ほとんど関係なく。ただ、メモリが4GB標準だったら迷わず、新型にしたのですが、その点では新旧変わらずか。あ、旧型だと光学ドライブ付きだ。DVDプレイヤーのたぐいがないウチなので、実は光学ドライブは必須。となると、旧型の整備済製品狙いとなるんですが、ここで問題が浮上します。最近、 整備済登場の タイミングが読めないのです。一日中、張っていなければなりません。  それにしても、昔に比べると、Appleって、随分と門戸を広げたと思います。本体にHDMI出力端子を付けたこともそのひとつ。まぁ、これはDVI端子採用の時から、でもあるんですが、今回のHDMI端子については、どこにでもある一般的なテレビとの接続を許したわけですから。いやー、時代は変わりましたなぁ。

#256 SSD採用による戸惑いを与えないスムーズ感こそ、ビギナーには必要かなと。

イメージ
 実家の通信環境が光になった途端、母親のMacBook(初代)が壊れるというタイミングに見舞われまして。さて、次をどうしたものかと思案していたわけですが、新型ハードウェアが出たタイミングで、何か選択できるだろうと思ったら、これが難しくなりまして。  そもそも、固定して使っているのでポータブル機である必要はなく、でも、老眼ゆえにモニタは最低13インチ必要と。 個人的には、iMac21.5かなと思っていたのですが、 32型薄型テレビの横に置くため、モニタが並ぶようなスタイルは勘弁と。だからといって、15インチモニタというセレクトからMacBookProを選ぶのは予算オーバー。まぁ、これまでどおり13インチのノートだなと思っていたところ、MacBookが販売終了で高値上昇中。MacBookProの13インチかと考えていたんですが、ならばMacBookAir13インチの旧型(整備済)もありかなと。早速出ているんですが、価格は8万6800円と妥当な下がり方をしたものの、新型がすでに10万円代前半まで値下がっており、その価格差やら性能差を考えると、あえて選ぶ理由が見えて来ない。というわけで、暗礁に乗り上げてます。まぁ、その32インチ薄型テレビをモニタとして、MacMiniって選択もあるんですけど、近すぎて使いづらいだろうという理由から却下。  いずれにしても、価格はともかく、MacBookAIrって選択はありかなと思っております。 個人的には、 MacBookAIrってのは、 モバイルが主たるマシンであり、11インチにこそ意味があると思っていました。しかし、たとえ運ぶことがなくても、SSDによるこの軽快感だけでも十分過ぎるほどの存在価値があるのも、また事実。 クロック数やらスペックから、ダメマシンに見られがちですが、複雑な作業をやらせない限り、これのストレスフリー感はとても心地よいものであり、それは、まさにビギナーにこそ必要な“スペック”のような気がします。まさに、意のままに操作できるって意味合いで。  ちなみに、新しいOSを、自分の旧型MacBookAir(1.4GHz)に入れましたが、ストレスはまったくなく。その美しさを伴ったスムーズな動きに感激しております。ギクシャク感というものがないんですな。  それにしても、Appleは、このMacBookAIrに採用したモジ