#259 バラしてわかった、グランドチェロキー(WJ)のありがたみ(よさ)。

 アメリカからパーツが届き、なんとか時間も出来ましたので、グランドチェロキーのウインドウ落ち(レギュレーター不良)を修理しました。途中、空が暗くなって雨が降りそうな気配があったりして、ちょっと慌てましたが、雨に降られることなく終了。過去に運転席側を交換しましたが、その時は8万kmで、今回の助手席側はその倍の距離(使用時間)はもったわけですから、まぁ、良しとしましょうかね。
 さて、今回の発見ですが、ドアトリムの中に貼られている防水用のシートにありました。グランドチェロキーの本国修理マニュアルでは、WATERDAMと書かれていますが、あれって、正式名称は何て言うんでしょうか。まぁ、いいや。そうです、あれです、あれ。で、これまで目にしてきたのは、いわゆる薄い透明なビニル素材で、まさにゴミ袋を切り裂いて代用できそうなもの。まぁ、考えてみると、自分のクルマでドアパネルを外したのは、ワゴンRとエスクードとファミリア、あとは会社のジムニーですから、そんなもんだったのかもしれませんが。
 ところがですね、グランドチェロキーのWATERDAMは薄手のゴムのような素材(画像)でして、重量にして1kg弱(大げさか)はあったんじゃないかと。なんだかんだいってもジープのフラッグシップモデルであり、また、今ほどの軽量化が叫ばれていなかった時代のクルマゆえに、こんなところにコストを掛けて快適性は作り上げられているようです。まぁ、ちょっと驚いたとともに、なんとなく愛着が増したと言いましょうか。ふーん、って感じを抱きました。
 肝心なウインドウ落ちは元通り。あ、でも、取り付けたら、スイッチ方向と逆に動きまして……、スイッチを押し上げると、ウインドウは下に下がり、また、その逆。本国仕様は配線が逆なのか? と一瞬迷いましたが、輸出/国内用で共用しているパーツゆえに、そんなわけはない。と思ったら、コネクター部の配線ミスだったようで、ちょちょいと分解して、配線を逆にして、事なきを得ました。まぁ、こういうなんとかできるミスやら、発送ミスを含めて、海外通販の時はこういう小トラブルは承知の上なので、別に怒ったりはしません。それどころか、左右を間違えて発送されたら後が面倒だからと、左右セットで注文したりして。いずれ、運転席側もまた落ちるでしょうから。いずれにしても、こうしたトラブル時のフォローまでも考えて行動しておくと、多少のトラブルに見舞われても、寛容でいられるもんです。
 ちなみにレギュレーターはいわゆるサードパーティもので、台湾製。そう、台湾から出荷されてアメリカへ飛び、この度、日本へ配送された、つまりですね、太平洋を往復してきました。で、価格は$40(片側)。過去に修理した運転席側の見積もりを確認したら……、日本では3万7000円(パーツ代のみ)。純正品とはいえ、いやはやって感じです。

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