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#1657 フィエスタとジムニーと、車検取得。まだまだ乗ります宣言。

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 2年に1回、散財な巡りがあります。所有しているフォード・フィエスタとスズキ・ジムニー、偶然なのですが、車検が12月でしかもサイクルも一緒で、つまりは同じ年の同じ12月に車検が2台。さらには、これもまた偶然なのですが2台ともに11月中に自動車保険の更新があります。そうなんです、最悪な出費が待ち構えています。それゆえにどちらかを手放そうかなと思うのですが、思うのですが、手放せない。費用が掛からないのはジムニーですが、だからといって、フィエスタもそれほどかかるかといえば、掛からない。グランドチェロキー時代(V8/4.7L)のことを考えれば、安いもん。だから、2台、車検を通してしまうんですが。  フィエスタは、6年目を迎えて4万kmを少し超えたところですが、これがトラブルレスな優等生なようで、これといって手も掛からず。あれだけダストをまき散らし、ホイールに付着させているブレーキパッドも、まだまだ残り7mmも残っていましたし、バッテリーも、ま、すぐには交換せずで良さそう。で、思うんですね、フィエスタを手放す時って何がきっかけになるのだろうか、と。たぶん、デュアルクラッチTMのトラブルなのかなと思ったりもしますが……。ちなみに、トランスミッションについては、もはや諦めています。といいますか、最初からフィーリングについては期待していません。だからといって、何かリズムがあるわけではなく、まったく気ままな、その雑なクラッチ操作に呆れ返りながらも、ま、こんなもんでしょと捉えています。  ところが、今年の初めだったか、夏だったかに、制御プログラム変更がありまして、で、車検のついでにお願いしたらですね、走りがですね、超・優等生に変わってしまった。ぎくしゃくは消え去り、つまり、飛び出しもないし、シフトフィールも滑らかでトルコンATかのよう。ちょっと前にエンジンオイルを交換してあったことと、タイヤを新調したこともあって、もう、走りが滑らか、滑らか。一新されてしまいました。この調子だとまだまだ乗れそうですな、というか、手放すにはもったいない。ちなみに買い取り値は約40万円、売り値は約100万円。売り値は理解できます、この乗り味に対する価値と、稀有って意味合い含めて。でも、ユーザーとして、このクルマの乗り味に対して、買い取り額はちょっと安すぎといった印象。こうなると、売るよりも持っていた...

#1656 スタックランドファームと、コンペンセータ効果と、収穫と、年賀状と。

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 早いもので今年もあと僅かで、ふと気付いてみれば……、年賀状を印刷所に発注していなかったことに気付き。でも、さすがですな、昨今の印刷所はこの時期でも3、4日仕上げってのを受け付けているようで、もちろん割高にはなりますけど、それでも100枚で1500円で送料込み。印刷所ですから1000枚単位、いや、それ以上単位が基本ですから、これでもずいぶんと割高だったりもします。ま、いずれにしても、こうして、年々、年の瀬たる感覚は薄くなっているような気がします。  ま、そういう意味では今年の基本暖冬傾向な冬シーズンには、あれやこれやと翻弄されました。そのひとつが、毎年、霜が下りてから収穫へと出掛けているスタックランドファーム(難関オフロードコース)へ遊びにいくイベント。これまでで最も遅い12月8日に遊びに行きました。20年ほど前は文化の日あたりに出掛けていたんですけどね、ま、それだけ温暖化が進んでいるということですな。もちろん、今年も収穫を行い、畑までの道中でリジッドサスのコンペンセータ効果に改めて感心してきたわけですが……。って、そうそう、昨今、クロスオーバーモデルをオフロード走行させるという、なんともかんとも危うい広報試乗会があちこちのブランドで開催されているようですが、それ、危ういです。ウソはついていない、でも、限界はこんな感じですという見せ方を行わないと。車両が大変なことになってしまいますし、ユーザーに対して間違った評価を伝えてしまいかねませんから。何ができるのか、何ができないのか、ですな。  で、年賀状に使う写真、上の写真のスタンスをベースにしたジムニーの後ろ姿にしようと思ったのですが、よくよく考えるとですね、極端な逆光と、やらせっぽいコンペンセータなリアサスの動きにいやらしさを感じ、却下。そもそも、そのルート通らないでしょって、ライン取りに、おかしさを感じますし。で、で、ジムニーの代わりに、今年の春先に出掛けてきた能登の写真を選びました。ちなみに、車種はMINI。しかも、ONE、さらに3ドア。まぁ、特別仕様車扱いだったビクトリアだけど。いずれにしても、自分のクルマではありませんし、昨年と同じ場所での撮影なので、いいのかなと思いつつ、ま、こういうのもいいのかなと思い、採用。で、ただいま、印刷所行き、と。あ、今、ふと思えば、富士山の写真を使うのも手でしたな。年賀状ですか...

#1655 歴代レガシィに試乗して感じた、レヴォーグに引き継がれたもの。

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 歴代のスバル・レガシィ、といっても最新世代のひとつ前となる5世代目までに乗る機会がありました。レガシィといえば、三栄書房のクラブレガシィであれやこれやと携わり、これやそれやと取材し、ああでもないこうでもないと執筆の機会をいただいてきました。そもそも、レガシィとの付き合いは長く……、といっても、購入したことはないんですが、初代のRSを知人が購入してスキーに出掛けたり、やはり初代ツーリングワゴンを所有していた知人とともにあちこち出掛けたり。2世代目は後期モデルのプレス向け事前撮影会でそのポテンシャルに感激して、見積もりを取るまでに至り……。直接的な付き合いにはならずともなんだかんだと付き合いの長いモデルです。  で、5世代目までに乗ったという話。やっぱり乗り比べてみるとですね、それぞれの世代に味があり、キャラクターがあり、とてもいい。それは何か。ま、簡単にいえば、速いだけではなく、ドライビングにゆったりとした気分を愉しませてくれる、そんなグランドツーリング性能ですな。スポーティという言葉で限ってしまうそれとは異なる、その先にある、どこまでも走って行きたくなる衝動とでもいいましょうか、ま、そんな感じ。  ただまぁ、今回の試乗において用意されたモデルは、1世代ごとに1モデル。パワーユニットもターボだけではなく、NAもあって、横並び比較にはできませんでした。できませんでしたけどね、それぞれに個性があって、当時の考え方があって、とてもおもしろかった。個人的にいちばん、いや、同着いちばんかな、とばかりに印象に残ったのは、まずは、写真にある初代のツーリングワゴンGT TypeS2(左)。ボディ剛性やらサスフィールやらステアフィールやら、全てが過去なんですが、路面トレース性とハンドリングのバランスが絶妙。路面を捉えて離さないといったフィールは格別であり、それが直進性を導き、いざ、コーナーともなれば穏やかなロールとともに踏ん張るスタンスを作り上げ、コーナリング中なのにボディをどっしと構えたままに、サスペンションだけ動かして、駆け抜けていってしまう。高速走行では、先のトレース性そのままに速度を上げていくとボディはフラット感を増していくという、なんともかんともな美な仕立て。これ、偶然ではなく、仕組まれた仕立て。専用とされたスポーツサスペンションがですね、実に美味といった感じ。...

#1654 早いもので……、2020年次RJCカー オブ ザ イヤー 最終結果の話。

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 たぶん、毎年書いていることでしょう。早いものでもう昨年の選考から1年が……、と。しかしですね、今年の1年は特に早かったような気がしています。というのも、最終選考会が行われる栃木県はツインリンクもてぎに、ついこの前に来たばかりといった印象がありまして……。ということで、今年も、決定しました。以下が結果です。   2020年次RJCカー オブ ザ イヤー   RJCカー オブ ザ イヤー       日産 デイズ/三菱自動車 eKワゴン   RJCカー オブ ザ イヤー・インポート BMW 3シリーズ   RJCテクノロジー オブ ザ イヤー   日産 プロパイロット2.0(搭載車スカイライン)   RJC特別賞             急速充電規格CHAdeMO  今年次は、軽自動車が3ブランドからノミネートされ、試乗時も軽自動車がやたら走っているなといった感がありました。評価基準は、走りだけではありませんから、トータルが評価されての結果なのでしょうね。個人的には、ほか2車については、N-WGNの懐の深いシャシーと、タントの福祉に対するスタンスを、高く評価していました。インポートの3シリーズは、Dセグメントモデルのベンチマークとされる主力車種であり、最新3シリーズはその期待を上回るポテンシャルをもっていましたので、そのあたりが評価されたのでしょう。個人的に、いちばん好みな乗り味はボルボ V60クロスカントリー。レンジローバー イヴォークはスポーティテイストを極めながらも、シャシーにしなやかさがあふれており、オフ(ラフ)ロードもかなりいいんじゃないかと期待させるあたり、とても好印象でした。  個人的な評価としては、やっぱりマツダ3。ファミリア乗りだった者としては、気になるモデルってこともありますが、まぁ、クルマとしての基本スタンスに優れていること、これは絶対的な走りの評価とは異なる視点で、高く評価しています。あ、そういう意味では、RAV4も好印象。まったくもって困るのです、評価ってのは。

#1653 東京モーターショー2019で、感じた、あれやこれや。その2

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 個人的にですね、東京モーターショー2019で話題になったモデルに、あまり興味ないといいますか、惹かれるところは強くありませんでした。むしろ、世間であまり注目されていないモデルに惹かれたところがあります。2台ほど。いずれもワールドプレミアではなく、ジャパンプレミアなんですが。  その1台が、スバルのVIZIV ADRENALINE CONCEPT。クロスオーバーテイストや、個々のデザイン表現にXVを感じるので、XVのケーススタディであることは伝わってくるんですが、現行型XVって、来年D型でビッグマイナーチェンジというライフサイクルにありますから、まったくの次期型となるとあと3年、もしくは2年後にこれになる? そう考えると……、ま、まさか、ビッグマイナーで、このコンセプトにスタディされたテイストを織り込んでくるんでしょうか。いやー、それはないでしょ、特にフェイスがさ、と思いつつ、次期レヴォーグがあのフェイスですから、わりと近いテイストでデザインされてくるんでしょうか。となると、今月デビューしたインプレッサD型の立場は? ってなってしまうんですが。  それはさておき、このモデルで惹かれるところは、そのまとまり感でしょうね。かたまり感、金属削り出し的な表現ってのは、どのブランドでも多かれ少なかれ用いられているデザイン手法ですが、このコンセプトモデルはそれが分かりやすい。キャラクターラインの存在はあまり好みではありませんが。キャビンのボリュームとタイヤの存在感とボンネットとのバランスとがとてもいい。フロントフェンダーまでブラックにしてしまう表現もオモシロイですし。新たにBOLDという言葉、テイストを加えたスバルデザインですが、嫌みのような強調ではなく、素性の良さを強めるというBOLDを感じ、拍手喝采でした。  で、もう1台が、三菱自動車のMITSUBISHI ENGELBERG TOURER。電動SUVコンセプトであることはさておき、デザインがですね、あのフェイスデザインコンセプトがですね、個人的にですね、試行錯誤を繰り返していくうちに、また、目にする側も目に馴染んできたことも含めてですね、違和感なく収めることができたとでもいいましょうか、ようやく違和感なくデザインすることができました感にあふれていて、とてもいいと感じました。ま、これは、フェイスリフトした...

#1652 東京モーターショー2019で、感じた、あれやこれや。その1

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 まだまだ先だと思っていた東京モーターショーも、あれやこれやと執筆の依頼があって、ようやくひと段落しました。途中で、ショーに出展されるモデルについてあれこれと思うところはあったのですが、それぞれにエンバーゴがあって、つまりは、発表より先に書いてしまうといかんので、黙っておくことにしました。なので、ここではそんな想いを存分に記してみたいと想います。そう、モーターショーの執筆は客観的な紹介に徹しているので、感じたことまで書けませんでしたから。まず、全体ですが、事前に知らされた時に、やっぱりですね、テーマパーク的なコンセプトに違うんじゃないかなを感じました。で、実際に会場をおとずれてみれば、そのテーマパークとて、近未来を体験するという、なんか高校生の時に足を運んだつくば万博的なテイストが重なりまして、しっくり来なかった。個々のモデルはさておき、こうなるだろうという近未来モビリティ社会に対して、クルマが空飛ぶ的な、非現実的な未来に、うーむを感じたということですな。  ただですね、モビリティ社会の表現手法にそれ無理だろうを感じながらも、個々のコンセプトモデルには近い未来に訪れそうな現実味を見出しまして、そこに楽しさを感じました。その流れで印象に強く残ったのがマツダのMX-30。ケーススタディ的なコンセプトではなく量産を謳ったマツダ初のEVですな。フロアにバッテリーを備えたパッケージングを上手くクロスオーバーフォルムに仕立てていますが、いわゆるクーペSUVとは違う、目新しさを感じるルーフラインがスポーティさを、ま、そもそもロングホイールベース&ショートオーバーハングがEVらしさを作り上げていてとてもいい。で、これぞシンプルであり、クリーン。マツダのデザインコンセプトはマツダ3からフェーズ2に入ったと謳われていますが、デザイン素人な自分としては、MX-30のデザインにフェーズ3的な脱皮を感じ、先ほど書いた、このシンプル&クリーンの表現に新しさを感じました。ほかブランドも同じテイストを言葉にしますけどね、なんかね、いまいちね、を感じていましたもんで。  そうそう、マツダと言えばですね、相変わらずブースもかっこよかったのですが、メルセデス・ベンツ、レクサスと同じホールに陣取るという、マツダの自信とは異なる、同じテイストとばかりに囲われ、そして巻きこまれた感に、うーむ...

#1651 こんな仕事しています、紹介編。世界文化社のMen's-EXオンラインへの執筆。

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 なんだかんだ言いながらも、ここの更新が続かないのは、MacOS Catalina(10.15)のβ版をメインディスクにインストールしてしまったから。もうすぐ公開になりますが、今回のアップデートはかなり大掛かりでして、32bitアプリは切られるし、iTunesは分解されるは、PhotosもSiriなMachine Learning関連のためか、画像ファイルを1から読み込み直しているようで、自由が効きません。特に、写真については、過去の写真を引っ張り出すの容易ではなくて、つまり、ここに貼る写真をピックアップするのもひと苦労なもので、ついつい、遠のいてしまっています。  さて、今回は、ちょっと自分の仕事について。あのですね、先日も書いたと思うんですが、たぶん、ここ、今ですね、吉田って、どんなヤツなんだ? ってことで、検索して、たどり着いている方が多数と思われます。人と出会うことが多く、新規な仕事も増えているもので。ですからして、ココナッツサブレや、貝印のカミソリのことやら書いていないで、こんな仕事しているアピールもしておかねばならないと、思い立ち、仕事について書くことにしました。自己アピールは好きではないんですが。  今、クルマをメインに執筆していますが、かつては、アスキーにてデジタルを題材としたカルチャー誌の制作に携わったこともあり、クルマだけの狭い世界に馴染むことが不得手だったりします。もう少し言ってしまいますと、学生時代にテレビ局で制作のアシストをしていたこともあり、そもそも、マスコミに居残ることを希望していました。ただ、それは出版ではなく映像でしたので、なおさらに、今の現状に、自らに対して不思議を感じていたりもします。といいつつ、自動車雑誌のバイトからスタートした社会人人生は、年齢とともにクルマ専門ライターというスタイルとなり、今に至ります。脱したいけど、なかなか脱せない、でも、努力を嫌うキャラクターから、つまり、グータラな性格から、日々流されるままに生きてきました。それが許された時世だったんでしょうね。過去形になっていますけども。  さてと、そんなこんなの、去年だったかな、世界文化社のMen's-EX オンラインに執筆しませんか? というお誘いをいただきました。まぁ、自分では購入することがなかった男性ファッション誌への執筆ですな。自由にどう...

#1650 リニューアルしながらシュリンクフレーションしていたココナッツサブレ。

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 余裕のない日々が連続しており、なぜか仕事の依頼を締め切りが重なるようにいただき、とうとうお断りすることまで発生。フリーというのは、これが辛いんですが、ま、仕方ない。中途半端に引き受けて、締め切りを破ってしまうようでは、仕方ないですから。というわけで、連休初日の土曜日も1日中原稿書きの予定なんですが、仕事の前にと、近所のスーパーへと出掛けてきました。そのスーパーですね、ここ2年ぐらいで、入れ替わったんですが、突然に大量に仕入れて、期間で大安売りする商品があります。ま、正直、プライベートブランドの納豆の価格から判断するに、業者にかなり無理難題を押し付けていることも見えてきて、利用する者としてはあまり心地いいもんではないんですが。歩いて行ける範囲にあるスーパーがここにしかない、つまり、ま、仕方ない、とばかりに利用しています。で、そのスーパーですね、そうやってほかで特売している値より、安く売っている商品があったりしてですね、ついつい、余計なものを購入してしまう。そして、ここ10年以上買わずにいたのに、ついつい買うようになってしまったのがですね、菓子の類い。キャラメルコーン69円とか、レディーボーデン219円とか、これが期間限定(いつまでかは分からない)とはいえ、レギュラーで売っているわけですから、そりゃ、買ってしまうわけですよ。ね、仕方ないでしょ。  ということで、そんな仕方ないシリーズに、写真の日清シスコのココナッツサブレがあります。物心ついた時には存在していたおかしでしたが、パッケージのデザインと書体と、何よりもあの色づかいに戦前というよりは、大正・明治を感じ(誕生は1965年だそうですが)、味わいも含めて、好みな菓子のひとつでした。で、そのスーパーでいつも86円で売られていましてね、しかも、幼少の頃にはなかった発酵バター味ってのがありまして、スーパーに行くたびに籠に入れておりました。しかも、2つずつ。で、さきほどスーパーへ出掛けたところ、いつもの棚に新パッケージが並んでいました、旧パッケージの横に。旧パッケージから、ココナッツサブレという言葉よりも、発酵バターという文字のほうが、大きくデザインされていましたが、新パッケージではさらにそれを極め、なんつーですんかね、機能性をアピールするかのようなデザインとなり、写真や地のテクスチャー(もちろん印刷)の派手さか...

#1649 本当に最後らしいTheBeetle、最後に心に刻もうと試乗してきた、話。

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 最後だ最後だと言われ続けて、1年ぐらい? なかなか販売終了にならないフォルクスワーゲンのTheBeetleですが、本当に在庫限りの販売となったようで、これは乗っておかねばならないと、借り出しました。知り合いで、クーペ1台、カブリオレ1台を新車で購入して乗っていますが、そのふたりとも溺愛し、手放すつもりは毛頭ない様子。唯一無二たるのは、デザインだけではなく、実はその乗り味にもありますし、ビートルなりのリズムに自らのスタイルがリンクした時の気持ちよさったらありませんから、手放したくない気持ち、とってもよく分かります。  さて、このビートルに対しての自分の評価は、デビュー時から良好どころか、大好評でした。プラットフォームが古い分、味があるし、まぁ、当初は、クーペのリアシートの乗り心地に後少しを感じましたが、カブリオレのみだったリア4リンクサスをクーペにも採用してからは、大絶賛となりました。で、最終型。久しぶりに乗ったビートルは、予想以上に好印象でした。なにがって、これは過去にも絶賛しているポイントですがシャシーのしなやかさですな。路面を滑らかに美しくトレースしつつ、硬さを伝えてこない。シャシー剛性が不足しているわけではないけど、すこぶる高いとも感じない、バランスがあります。そのバランス、ボディに通じるところがあって、不足がない。もちろん、タイヤサイズも16インチだから……、と思ったら、広報車はデザインマイスターでしたから、17インチ。お? 以前は、16インチで感じられたようなゆったり感あふれる乗り味が、17インチにも表現されていました。そう、バランスと熟成の極みといった感がありました。実は、シャシーが速くなったなと感じていましたが、サイズが起因していたんですな。  1.2Lターボエンジンは相変わらずでアクセルの踏み方次第で、良くも悪くも評価されるユニットです。って、ターボラグに対する評価ですな。いちばんこのクルマらしさを愉しめる、ゆったり、まったりな走らせ方に対してはとっても見合っています、レスポンスもトルク感も。パンチはないけど、でも、速いですけどね。で、DSGは、発進時は、ターボユニットとの相性を極め切れておらず、だからといって、無理矢理にどうにかしようというスタンスもなく、つまりですね、できる限りクラッチを穏やかにつなぎ、できる限り、ドライバーに不快を感じ...

#1648 意外なところで伏兵発見。貝印替刃式カミソリ、クロスフィットな話。

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 1か月以上どころか、2か月以上、放置していました、ここ。あれこれドタバタただったこともありますが、実は、次期MacOSのベータ版を入れたところ、なんとここへの文字入力ができなくなりまして。そもそも、メインマシンにベータ版なんぞ入れるなって話なんですが、なんかね、毎度ね、懲りずに同じことして、同じことでなんらかの不具合に巻き込まれて、GM版(最終版)登場まで何もできずにいます。来年こそはと思っていますが、たぶん、WWDCで新機能のあれこれの発表に狂喜乱舞して、またベータ版をインストールしていそうな気がしますが。何も記さなかった期間、たぶん、新規でここを訪れた方が多かったと思われます。仕事関係で。どういう人なんだろうか、という検索にて。で、たぶん、なんだ? と思われたことかと。そうなんですね、ここはクルマの話題は最近でこそ、多くを占めていますが、意外にそれ以外のネタが多かったりしますので。  というわけで、MacOS10.15のGM版はまだなんですが、ベータ版のバージョンアップでいつしか書けるようになっていました、ここ。で、早速、クルマ以外のネタ、ヒゲそりの話を。ヒゲを剃るようになって30年以上、ずっと替刃式T字カミソリを使ってきました。しかし、価格含めて、しっくりと来るモデルがありませんでした。そんなこんなの7、8年前、ビジネスホテルにて、貝印のものと出会いましてね。これが、実に剃りやすかったし、出血もなく、とにもかくにも好印象。うちら世代は、海外ブランドにあこがれたものでして、それこそランディ・バースのCMにつられてGilletteを使っていたとか、そんな世代。というわけで、貝印については知ってはいましたけど、ふーん、今も作っているんだと捉えていました。で、調べてみると、個性的なデザインと日本製をウリに奮闘。ただ、垢抜けない感じがあり、日本製であるかどうかはともかく、応援したくなる、そんな余白がありました。あれですな、最後のiiyama(ディスプレイ)に似た雰囲気とでもいいましょうかね。  で、貝印の替刃式カミソリ、いいんですけどね、結局のところ、刃の枚数が多いタイプのほうがスムーズに剃れるんですが、太く、固い、そして濃い、ヒゲの持ち主は、かみそり刃の枚数が多いと目詰まりというトラブルに日々面倒を感じるようになります。なので、最終的に4枚刃に落ち着いていました...