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#1411 送料をかけて通販を利用する、店舗まで足を運ぶ、どちらがお得かって話。

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 いまや一般的といいましょうか、市民権を得たといいましょうか、デフォルトといいましょうか、もはや当たり前として利用されるようになった、インターネットを利用しての買い物。それがなかった時代を知っている者としては、送料がかかるとか、宅配業者さんに申し訳ないとか、といいつつ、利用していたりしますが、どこかにわずかとはいえ、利用するのに抵抗があるのも、また事実。最近、amazonがある条件をクリアしないと送料を無料にできなくなったことをきっかけに、そのネット通販での送料についてあれこれと考えるようになりました。ほら、自分で店舗まで出向けば送料無料になるわけですから。  で、写真のまくらの話になります。我が家のまくらは、いわゆるロングタイプを使っています。で、その長さ以外はこだわりはないのですが、これが意外になくてですね、金額と質とのバランスを考えると、無印良品の2000円ってのが、自分にとって。しかしですね、この商品、高尾近辺の無印良品には在庫がなく(というより置こうとしていない)、手に入れるには距離にして約20km離れた立川にある店舗まで出掛けなければなりません。ならばネット通販を利用しようと調べてみれば、買い物総額が5000円に満たないと送料は無料とならず、756円かかるそうで。だったら立川まで行くわい、と思ったのですが、高尾から立川まで電車(JR)を利用すると片道310円、つまり往復で620円かかります。ちなみに、クルマで行くと、ま、混雑もありますから、うちのクルマだと4L(約500円)の燃料が必要になります。そう考えるとですね、送料756円は高くないかも……、と、思うようになります。とはいえ、別途送料が必要ということに、何か抵抗があるわけで……。  この手の話で、通販ではなく、わざわざ店舗まで出向くって話で、もうひとつあります。たとえば、トイレットペーパーといった日用品が欲しい場合、我が家の近所の個人商店的な薬局ではなく、安いからとホームセンターやらドラッグストアまで出掛けるのが常となっています。しかしですね、その往復を約5kmとしましょうか、クルマで行きますからね、それにかかる燃料費を考えるとですね、単純に1Lあたり10km走るクルマだったとして、0.5Lかかっています。1L=120円として60円ですな。と、計算するとですね、たかがトイレットペーパー、されどト...

#1410 愛車という視点から気付いた、フィエスタのあれこれ話、その1

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 フィエスタについて書こう、書こうと思いつつ、観察すればするほどに、ネガな印象ばかりが気になってですね、書くに書けないでいました。いましたが、書いてみたらおもしろい表現が出てくるかもしれないということで、書いてみることにします。  最近、常々感じているのは、このクルマ、スポーティセッティングと思いきや、観察すればするほどに、ノーマルっぽいセッティングを感じます。しかしですね、195/45R16サイズのタイヤとの相性は悪くない。で、さらに観察するとですね、乗り心地の悪さに通じる硬さを伝えてこないフィーリングは、どうやらフォード流のサスペンションセッティングによってまとめられているきらいがあります。大きめのブッシュと、ストローク量を使った、あの乗り味。ま、ひと昔前ともいえますし、ラリーで培った技術を感じさせるような、そんなフォードらしさですな。ただですね、それがゆえに路面状況の悪いところにおけるバウンドが大きく確保されますから、つまりは、リバウンドも大きく出てきます。といっても、そのリバウンドストロークもすっぽ抜けるよなフィーリングではなく、ある程度減衰力を与えながらも、リバウンドさせた分をしっかりと逃がしているといった印象であって、タイヤのグリップが失われると表現される手前といった感じでしょうかね。ま、揺れますけどねといった感じか。このあたりが、スポーツサスペンションらしくないなぁと感じたひとつですな。  ま、このあたりは、こんなもんかなと思って、ステアリングを握っていればいいのですが、特に気になっているのは、ステアリングフィーリング。あのですね、機敏過ぎるんです、レスポンス良すぎるんです。これはタイヤサイズと、タイヤのキャラクターが大きく影響しています。そのサイズは195/45R16、タイヤはハンコックのハイグリップ系タイヤ(ventus S1 evo)。これがですね、シャシーセッティングを大きく上回るパフォーマンスを持っていまして、つまりは、タイヤが勝ってしまっている感がすこぶる強い。つまり、タイヤの役不足感が強い、と。ステアリングを切り足したところから明確なヨーが立ち上がるんですが、明確すぎるというか急激すぎてですね、もうワンテンポ遅く欲しいといった感があるほど。そうなんです、タイヤのグリップ力が強すぎる。ま、ハイパフォーマンスを謳うタイヤですから、当たり前...

#1409 あえて、夏の混雑時期に、能登へと出掛けました、ってな話。

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 能登にいました。いや、ずっとってわけではありませんが、能登にいました。混雑するこの時期に、わざわざ行くつもりなどなかったのですが、あえて、行ってみることにしました。  と、簡単に計画したまでは良かった。良かったんですが、いざ、考えてみると、能登が混雑していることよりも、能登に行くまでの道のりが混んでいることのほうが、ネックとなりました。どこがって、東京脱出と、乗鞍越えですな。ほら、下道を走っていきますから。で、作戦をあれこれと練って、今回は、とにかく乗鞍越えを早めにしようと東京から長野までは高速を利用しました。それでもいつもよりクルマは多くありましたが。  能登は、ここぞとばかりに混雑しており、見慣れない風景があちこちで広がっており、夏になるとこれだけの人たちがこの地を訪れることに驚きつつも、いわゆる能登時間はそのままに流れていたことに、ほっと安心を覚えました。一時期とはいえ、人やクルマが多い時期があることも、また、能登らしさのひとつであると、捉えられたといいましょうか。といいつつ、やっぱり混雑していない能登のほうが好きですが……。で、いつものごとく、何かしたわけでもなく、どこを訪れたわけでもなく、ただただ、思うがままに、気が向くままに過ごしていました。が、ひとつ、失敗。海遊びの支度をしていかなかった。ま、海岸へ出たところで、人だらけではありましたが。  いちばん上は、能登の朝の空の動画(Youtube)。眺めている時には気付かなかったのですが、タイムラプスにて撮影してみたら、上下で雲が異なる流れ方をしていました。なかなか、オモシロイです、いまさらのタイムラプス撮影。

#1408 忘れていますけど、エアコンは燃費悪化の大きな要因になっている話。

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  フォードのクルマにはおもしろい機能があります。というか、フォードだけなのかな、これ。最近のモデルの多くには瞬間燃費計が標準装備となっていますが、フォードのそれは、停止時になると、右のように瞬間ではなく、時間あたりの燃料消費量を表示してくれます。つまり、この状態でいたらば1時間あたりこれだけの燃料を消費しますよと。右の場合は1時間で1.5Lなんですが、これ、エアコンオンの状態ですが、エアコンオフではどうなるかといえば、それが下の表示で、1.0Lとなります。そうなんですね、外気温と設定温度との兼ね合いもありますが、1.5倍の違いがあります。そう、1.5倍、"も"。車種はクーガ、時期は6月初旬のこと。ほかのブランドのモデルが、これと同じとは限りませんが、ま、これだけの差が生まれてきますと、エアコンの存在(燃費への悪影響)を強く感じるわけです。  なるほどね、ならば、できる限りエアコンを使わず、窓を開けていたほうが燃料消費量は少なくなるのか、と思えば、そうでもなく。あれは、なんだったろうか、ルーテシアだったかな、車載のマニュアルを見ていたら、高速走行時は窓を開けるよりも閉めて走ったほうが抵抗が抑えられて、燃費にプラスになると具体的な数値まで明記されていました。数値そのものは忘れましたが、かなりの数値でした。そうなんですね、いつでもエアコンオフ(その代わりに窓を開け放つ)がいいとは限らないのです。ま、理想だけを突き詰めるならば、高速道路走行でもエアコンオフなんでしょうけど。  ちなみにこれでもそれなりに制御されているんでしょうけど、それでもこれだけの差が生まれてくる、と考えると、エアコンを積極的にオフにしたくなるわけですな。

#1408 出会ってしまったからには仕方ないと購入した、禁断のアイスクリーム。

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 我が家には、お菓子といいましょうか、その類いものを置きません。その理由は、あると食べてしまうからです。ってなことを以前に触れましたが、その最たるものがアイスクリームでしょうな。ましてや、デカイサイズや、多数あるパック系の類い。というわけで、ここしばらくはなかったのですが、帰り道だからと寄ったスーパーでアイスクリームのショーケースをふと眺めると……、おっと、とある方から教えてもらったアイスのパッケージが。そうでした、そのスーパーにて販売していることを教えてもらっていたのですが、いたのですが、いたのですが、いたからこそ、近づかずにいました。  そのアイスは2000mlという大容量パック(比較対象は写真上のヨーグルト容器)なんですが、570円と格安。細々と買っているのならば、これを買ってしまったほうが得だしなぁと思いつつ、もちろん、ひとり暮らしにとって大きすぎるサイズであることは承知。で、ふと、我が家の冷凍庫の混雑状況を思い起こしてみたところ……、明日、持ち出すことになっているブルーベリーが大量にあったことを思い出し、ま、ここまで来たら、買わずにはいられませんな。  というわけで、帰宅するまで、クルマで30分掛かることを知りながら、購入。高校野球を観ながら、また、ひとすくい、もうひとすくい、コーヒー掛けたら美味しいじゃんと、さらにひとすくい。気付いたら、半分近くを消費。いかん、いかんと思いつつ、もうひとすくい。  ダメですな、こりゃ。そんなことをここに書いたならば、少しは食べるスピードも落ちるかなと思ったのですが、はたして、どうなることやら……。続く。

#1407 よくいえば緩く、悪くいえばダラダラと過ごす、今年の夏。

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 放置していました、ここ。なんとなく気分が乗らなかったというのが、その理由ですが、まぁ、308ディーゼルと、カングー1.2ターボ+EDCに、打ちのめされたってのも、その理由だったりしますが。更新しなきゃいかんと思いつつ、ま、無理矢理書き上げるものでもないと放置を続けいてたら、早いもので、8月も10日。  というわけで、最近の日課といえば、まず、朝ご飯を作りながら、ついでとばかりにガスパチョを作り、大量のお茶をいれて、1日の水分補給に備えます。で、高校野球を眺めなつつ、ぼちぼち原稿書きをしなきゃとMacの前に向かい……、うんぬんかんぬん……、その日が終わるという、なんとも充実した日々を過ごしています。そうなんです、エアコン付けずの生活を送っているので、無理をしないといいましょうか、そんな緩い1日を過ごしています。関東甲信越で今年最高気温を記録した昨日でさえ、エアコン付けず。風が気持ちよかったものでね。といいつつ、陽が暮れる頃から、灼熱に温められた建物によって室内の気温は、外気温よりも高いという状況となり、さすがにエアコンを利用して、温度を下げました。そして、今日はそれほど暑くないとはいえ、いくらなんでも目の前に迫りすぎた締め切りから、エアコン付けて、高校野球にも目もくれず、原稿執筆体制に入っています。もはや、暑さ過ぎてからとか、言い訳できぬように。と言いながら、ここ、書いていますけど。  写真は、7月下旬最終土曜日に開催された、隅田川花火大会。かつては、皆に声を掛けて、我が家のベランダから眺めたものですが、あれも5年以上前のことになるようで。当時とは異なる仲間うちでの観賞会だったこともあって、あの頃のことについては言葉にしませんでしたが……、ほら、もう、もはや、あれも過去なんだなぁと思って。過去といえば、と無理矢理な繋ぎではありますが、ここのところ、訃報が連続して届きます。昨日、届いた訃報は、とても良くしていただいた方だっただけではなく、亡くなっていたのが1か月前だったことが分かり(意図されてのことのようですが)、また違ったショックを受けました。難しいですな、知らせて欲しい側の気持ちと、知らせないで欲しい立場と、その想いの違いって。

#1406 ねっとりに打ちのめされた、プジョー308のディーゼル(ヨシダイチオシ)。

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 プジョーにもディーゼルエンジン搭載モデルが登場しました。308と508に。しかも、1.6Lと2.0Lと2機種も。もちろん、悪いわけはないだろうと思いながらも、一方では、排気量差を与える必要があったのか、はたまた、その乗り味はどこにターゲットを当てたのか、そんなことをチェックしようと、プレス向け試乗会へと出掛けました。  そしたらですね、あのですね、打ちのめされました。そもそも、308に対してはタイヤサイズの行き過ぎもあって、バランス不足を感じていましたが、ベースポテンシャルはすこぶる高く、ボディにしてもシャシーにしても高く評価していました。で、そんな308にディーゼルエンジンを搭載したわけですが、ディーゼルエンジンだから良いというレベルを超えていてですね、308らしさが全開といいましょうか、特に1.6Lがですね、16インチタイヤを組み合わせたハッチバックのアリュールがですね、308の美点のすべてを引き出していましてね、もう、絶句状態。エンジンフィールは、発進時からトルク変動を与えることなく、ターボとは思えない、ディーゼルとは思えない、滑らかで、美しい加速をしていきます(ちょっと大げさですが)。それはアクセルペダルの踏み込み量にリンクしたもので、不要な加速やらを全く見せることがない、まさに上品なもの。で、4気筒、ディーゼルだというのに、回転上昇が実に滑らかで、そこに高トルクが重ねられて出てくるもんですから、もう、うっとり。トルクっていいよね、を超えた印象でして、このあたりのフィーリングは、マツダにも、BMWにも見当たらないもの。で、2000回転にもなれば太いトルクがダイレクトに感じられ、さらにジェントルさを伴って加速していきますから、もう、これ以上、何が必要だろうか、と思わせるほどでした。いや、実際に何もいらんと思います、もう。もちろん、そこにはスポーツカーに通じるようなパンチはありませんし、それはガソリンターボのようなパワー感にも届いていないかもしれません。でも、それらとは確実に異なる質感あふれるフィーリングがあります。  ディーゼルエンジンですから車外で聞くと燃焼音は壮大に響いているんですが、遮音性がすこぶる高くてですね、中・高音域が室内に入ってこない。低音域は残っていますが、邪魔に感じるサウンドは見当たらず、どちらかというと特別なモデルに乗っているかのよう...

#1405 1.2Lターボ+EDC搭載に止まらず、走りにも美点がある、ルノー・カングー。

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 もはや、ここまで人気がありますと、ノーマークとは表現できず、世間に対するアンチテーゼ的ともいえず、唯一無二的な支持を得ている、ルノーのカングー。周囲にも、カングー乗りは多くてですね、って、1.2Lターボ+MTになってからふたりが購入しています。現行型の初期モデルに乗っている人もいます。ま、皆、ちょっと変わっています。いや、ヘンって意味合いではなくって、それぞれにライフスタイルがあるといいましょうか、センスを含めて、オモシロイ生き方をしている人々ですな。で、そんなカングーの1.2Lターボに6速EDC(デュアルクラッチ式の2ペダルMT)が登場。これまでの2ペダルモデルは4速でしたから、6速になったこと(プラス1.2Lターボエンジン)で、燃費は大幅に改善、というわけですな。つまりは、カングーのウィークポイントが払拭されたわけです。  そもそもヨーロッパではMTが主流な上に、あちらのカングーは、日本のようにここまでの市民権を得ていないこともあって、2ペダル仕様は軽視され、1.6LNA+4ATのまま半ば放置されていたわけですが、日本市場からの強いアピールによって、1.2Lターボ+6速EDCモデルが実現し、さらには、日本向け仕様がいちばん最初に生産されたという異例づくしだったとか。  ま、そんなカングーに乗るために、試乗会へと出掛けたのですが、1.2Lターボ+EDCはルーテシアやキャプチャーで体感済みでしたから、なんとなくの予測はできていました。できていたはずなのですが、その期待を裏切られた。あのですね、良かったんですよ、これが、とっても。シャシーセッティングがですね、重量やらを合わせただけではなくて、その先へ行っていました。そもそも、カングーの乗り味は緩さあふれるものであり、動きを許し、ロールを許し、でも、緩すぎを許さないかのようにスタビリティを与えているという、なんとも、好き嫌いが明確に分かれる乗り味でした。  ところがですね、スタビリティがアップしていた。具体的なロールフィールが改善されていまして、相変わらずの重心高があるがゆえのボディの重たさを感じ、ヨーが残るという、あのフィールはあります、ありますけど、その加減がかなり抑えられていて、好印象。EDCのチューニングもなかなかで、重量のあるモデルなりにトルクバンドを上手く使いこなしつつ、マニュアル操作でのレスポンス...

#1404 カーオーディオは使えても、操作性に難があった、アウディA4 with Carplay。

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 AppleのCarplayを使いました話その2。その1はスズキのイグニス( #1349 )にてでしたが、今回は先に書きましたアウディA4にて。で、その1では、Carplayを利用すると、クルマ側のオーディオがコントロールできなくなり、全てはCarplayに支配されますと書きましたが、アウディA4では、そんなことはなく、たとえば、Apple謹製のMapを表示しながら、クルマ側のオーディオから音を出すことができました。  このあたりはバージョン違いなのでしょうかね。ただですね、A4の場合はタッチパネル機能を使わずに、センターコンソールにあるダイヤル式のコマンダーで選ぶというスタイルだったため、少々面倒がありました。たとえばですね、モニタ上右下にあるホームボタンをクリックするためには、ダイヤルをグルグルと果てまで回さなければならない。ま、果てといいましょうか、端でありますから、思い切りグルグル回してしまえばいいだけではありますが、これが、意外とといいましょうか、かなり面倒でした。  アプリケーションはApple謹製が基本で、音を出すアプリケーションの一部が利用を許されているといった状況は変わりません。個人的な興味は、前回も書きました、Apple謹製のMap。使えないと散々に言われたままですが、個人的にはずっと使っていまして、その進化と、Applewatchとの連携から、よく使うアプリケーションとなっています。こうして眺めてみますとね、文字の色合いやらコントラストやら、道の表現方法とか、とても見やすい。これは意図的なのかどうかわかりませんが、文字の折り方、つまり、改行位置も気を遣っているようで、途中で改行されていません。といっても、まだまだ、一般には勧められませんし、Applewatchと連携といっても、連携させていると、watchのバッテリーがあっという間に消耗してしまいますから、実用性の面で不足があります。ありますけど、とっても楽しいですけどね。

#1403 新潮社SINRAにて、オープンカーについて執筆しています、って話。

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  最近、新潮社のSINRAに執筆しています。SINRAといえば、90年代後半に、自然を題材として、時に壮大なテーマを触れ、時に身近な存在に焦点を当て、写真は文章はもちろんですが、誌面レイアウトを含めて、とても質の良い雑誌として、一目を置いていました。残念ながら一時休刊となりましたが、個人的には時代に倣いすぎたコンテンツと、雑誌のポジションとが、ズレを生んだのかな、なんて勝手に推測していました。しかし、14年に復刊。以前とは少々異なるテイストながらも、根本は変えることなく、広告最優先主義とは異なるスタンスを明確にしながら、隔月刊というスタイルで発行されています。  で、そんな憧れのSINRAから執筆依頼が来ました。個人的には、うれしく思うところもありつつ、内容がクルマですから、果たして、SINRAに見合うのだろうかと思うところもありました。ただ、依頼は、自然を感じられるクルマということから、オープンカーに限ったもの。ありがちなローエミッションビークルではないところに思うところもありますが、昨今は、不便を強いるのではなく、共生していくというスタンスが主流であり、それを考えると、これはこれでありではないかと思い、で、引き受けました。  左上の表紙写真が、その最新号です(例のごとくamazonへのアフィリエイトが張ってあります)。今回、ピックアップしたのはマツダ・ロードスターで、写真は、向後一宏さん。前号では、自分の文章とは異なるものになっていたこともあり、執筆したと明言は避けていましたが、今回はほぼオリジナルのまま。というわけで、ヨシダ節を炸裂させましたが、読み返すと、炸裂しきっていないようなどこかもどかしさがあるような気もしました。まぁ、文章に限らず、レイアウトまで含めて、どこまで攻めていいのか加減が分からなかったところもありますが、これはこれでいい仕上がりになっていると思います。ほら、攻めすぎますと、この人、求めている内容と違うなと思われてしまいますから……。