#1405 1.2Lターボ+EDC搭載に止まらず、走りにも美点がある、ルノー・カングー。
ま、そんなカングーに乗るために、試乗会へと出掛けたのですが、1.2Lターボ+EDCはルーテシアやキャプチャーで体感済みでしたから、なんとなくの予測はできていました。できていたはずなのですが、その期待を裏切られた。あのですね、良かったんですよ、これが、とっても。シャシーセッティングがですね、重量やらを合わせただけではなくて、その先へ行っていました。そもそも、カングーの乗り味は緩さあふれるものであり、動きを許し、ロールを許し、でも、緩すぎを許さないかのようにスタビリティを与えているという、なんとも、好き嫌いが明確に分かれる乗り味でした。
で、この乗り味について聞いたところ、どうやら、EDC搭載にあたってチューニングするにおいて、ただ、車両重量やら、重量配分による差分を整えただけではないようだ、とのこと。そして、たんなる1.2Lターボ+EDCというよりも、フラッグシップ的なテイストも感じられました。そうなんですね、259万円という価格に対して、乗るまではちょっと高いかなと思っていましたが、乗ったところ、この価格、十分ありだなと感じました。
ちなみにですね、この1.2Lターボ+EDCモデル導入直前、ディーラーではその存在を明らかにしたにも関わらず、1.6L+ATは、それはそれで売れたそうで。そうなんですね、たかが17万5000円差、されど17万5000円差ってのも大きかったようです。