#1164 ゴンチチのライブにあふれていた、理想たる緩さ、の話。

 気がつくと、クルマの話題ばかりが続いていましたが、まぁ、刺激的なクルマばかりに触れているためですな。って、ほかにも刺激的なあれこれはあるのですが、まとめてそのうちに。
 で、今日も、刺激的なことはあれこれとありましたが、そのひとつが、ゴンチチのライブでした。ライブに出かけるようになったきっかけは、まだ、新人だと言い張れる頃、トヨタのキャンプイベントでの取材にて、満点の夜空の下で聴いたゴンチチの野外ライブでした。満点の星空の下、草むらに座って聴くというユルユルなスタイルで、肩ひじ張らない感にあふれたサウンドに酔いしれた覚えがあります。ただ、最近、ちょっとゴンチチから離れていまして、ライブからも遠のいていました。
 が、ちょっと気になっていた新しいホールでライブするっていうので、出かけてみました。ら、良かった。今回は、生音ライブだったのですが、ホールそのものは、生音を響かせるというよりは、サウンドの豊かさをより増す設計といったほうが的確といった感じで、とにかく素晴らしかった。って、サウンドそのものも良かったし、ライブももちろん良かった。そして、そのライブに浸っていられるという心地よさは、時に眠りへと誘うこともありますが、気を張らなくていいという緩さにあふれたもの。やっぱりライブっていいなぁと思えるものでした。
 って、言葉にするとなかなか伝わりづらい。あ、ゴンチチのライブ感を表現するには、チチ松村氏が言ってたこの言葉がピッタリかも。「僕らのしゃべりや音楽は人のやる気を削ぐんですね」って。たしかに、削いでくれます。でも、削いでくれるのは、不要なやる気であって、必要なやる気ではないところが、ポイントかと。そうなんですね、不要なやる気を取り除いた状態を、"緩さ"っていうんだと思います。イー加減(≠良い加減)とは異なる、緩さですな。
 あ、写真は、そのホールのテラスから、代々木公園を望むの図です。

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