#1935 そのサイズの割に「おトク感」があふれている、という、本田技研工業のWR-Vな手法。
どういう広告アルゴリズムが自分に組まれているのか、さっぱりわかりませんが、どうやら、自らへの自動車へのオススメは、小さいクルマ、取り回しがしやすいクルマにターゲットとされているようです。で、ふと、気が付くと、ホンダ系のモデルは、この価格を売りにしたモデルが多数出てきています。そもそも個人的には、ラダーフレーム付きのコンパクトモデルじゃないと、興味を引かれないのですが、それでも眺めてみるとついつい引かれていってしまう方もいるのでしょうか、はてさて。
自分の場合は、オフロードへと出掛けた時に、タイヤの伸びに期待がもてないモデルには興味を引かれず、つまりはですね、現在で新車を購入しようと思ったらば、ジムニー、もしくはジムニー・シエラかノマド以外には「手を出せず」、といった状況下にあります。ちなみに、日本を脱出して海外向けモデルへと転向を果たした、トヨタ・ハイラックス(現在販売中止)、三菱・トライトン(マイナーチェンジ前の下のモデル限定でも)は、我が駐車場では、その全長は収められるんですが、車両重量がNG。ランドクルーザーFJがギリギリに大丈夫なような気をもたせつつ、実は停められないような気もしています。まぁ、いまどき、自走式な立体駐車場で、車両重量が2tを超えられず、そして、全幅が1.9m未満というモデルに限定されてしまうってのは、まさに稀有なサイズ感ではないか、と、思ったりもします。ま、これを改定するのには、相当な「苦労」が必要となるんでしょうけどね。
で、「WR-V」の話です。最新の1月現在の情報によると、売り上げは27位と販売からの勢いは影を見せています。理由はいろいろと考えられるでしょうが、同クラスのライバルとして挙げるとしたら、スズキ・フロンクスとなりますので、このADに掲げられている価格帯は十分にリーズナブルを謳うには、いい材料になると思います。思うのですが、WR-Vは2WDしか用意されていないのは、どうなんでしょうかね。と、ここは自分が古い考え方を持っているがゆえなんですが、そもそも、SUVというスタイルは、時代が「今」求めているひとつの流れに過ぎず、また、ちょっと鋭い全輪駆動をもったモデルのほうがいいんじゃないかな、と、思えていきます。結局は、多少タイト感があっても、そこそこに広く見せているモデルへと移行していくんじゃないか、と、思えていますので……。そういう観点から両モデルを眺めると、全幅はほぼ同じなんですが、WR-Vの全長が4325mmに対して、フロンクスが3995mm。あれ、そんなに差があるのか、と思われたかもしれませんが、その長さの違いが、実は互いの武器となっています。両ブランドともに、インドで発売しているモデルを逆輸入スタイルで持ち込んでいますが、長さに違いが出てしまうのは#1791に記載した全長4mを境にして、税制に大きな違いが生まれてしまうから。そもそも、ハードな走るシーンが日本よりも多いインドでは、ラダーフレーム付きで、縦置きエンジンなモデルへの要望が大きいとは思いますが、一方で、ジムニー・ノマドが許され、さらにはオンロード主体なモデルを設定してしまうところに、スズキ流のポイントを出しているように感じますな。そう、短くてもいいから、ラダーフレーム付きな5ドアが欲しいという方々は多いんでしょうね。
さて、日本において大切となる価格から、そして、装備面から見ていくと、最新のタイ生産のモデルであっても十分な素質を備えているように思えてきます。が、販売が長続きしない。両モデルともに何かが足りないんでしょうか。まだ、安くない? そう思わせてしまっているのは、ダイハツ・ロッキーとトヨタ・ライズの存在にあるかと思われます。いわゆるカテゴリーは異なりますが、ロッキーのX・4WDならば、217万円台からで、ライズであれば最新ランキングで3位に入って快走を続けています(ロッキーは31位)からね。
あ、話は飛びますが、我がオヤジが、先月に、タフトからロッキーへと買い替えていました。しかも、ハイブリッドモデルへと。サイズが大きくなりすぎた感に不安があるようですが、運転を見ていても十分に対応できるので、年齢でばっさりと区切る「だけ」ではなく、こうした運転できそうか、できそうもないか、といった基準での選び方もいいんじゃないか、とも思えてきます。