#1887 ジャパン モビリティショー2025へと出掛けてきたましたが……、って話、その2。
トヨタでは、やはりジャパン モビリティショー2025開催直前に発表した、ランドクルーザーFJが特別な存在となっていました。そもそもコンセプトカーについては、ボディサイズを公開しないスタンスとなったトヨタでしたが(変わっていないよね?)、このFJはプロトタイプを公開することで、スペックを表記しています。全長は4575mm、全幅は1855mm、そして全高は1960mmと、いわゆるクロカンスタイルで、ホイールベースは2580mm、5名乗車で、2.7Lガソリン、さらにはパートタイム4WD、6速ATとなもし。IMVベースゆえに致し方ないところといいましょうか、これが当たり前といったスタンスになっていますが、考えてみると、日本で全長を4575mmとしたことはちょっと短すぎやしないか、つまりは、ユーザーを選んでしまうんじゃないか、と思いました。しかし、逆に、クルマがユーザーを選べるようにしてある、と捉えると、これでいいんじゃないか、とも思えてきます。
また、一方で6速ATだけど、これも、いいんだろうかとも思いましたが、逆にですね、6速あれば十分だと思いますし、むしろ信頼性やら考えると、これで十二分。そして、パートタイム4WDの採用ですが、これも、自分的にはなんら問題はなくてですね、むしろ、ここでコストを掛けることで価格が上がってしまうことを考えると、十分ではないか、と、も、思えてきます。ただ、このあたりのスペックは、実際に日本で販売される時には大きく変わってくる可能性もあるのかもしれませんが、逆にこのスタイルで来る可能性もあるんじゃないかと思えてきます。ちなみにですね、乗り込んで気付きましたが、ここにピックアップしたスペックは内装を眺めていると、クオリティが行き過ぎていない分、自分には丁度いいかも、と思えてくるところがありました。で、こうなってくると、ベースモデルは300万円後半からスタートしてもおかしくないかな、と、思えるところも出てきますな。
そう考えながらクルマを外から眺めていると、右の写真のように、リアウインドウ周りをざっぱりと切った感じは、先を行っている感にあふれているなぁと思えてきました。ピラーをギリギリまでリアへと引っ張って、そこでばっさりと切り捨てる感じが、なおさらにスバラシイかと。ただ、このデザインはひとつの流行りになるのでしょうか、これで終わりになるのでしょうかね。いずれにしても、リアから眺めると、新しさがあるので、流行と思われますな、きっと。
ちなみに、トヨタでは、FJの真横に、新型RAV4が並べられていました。ボディサイズは、全長は4600mm、全幅は1855mm、全高は1680mm、そしてホイールベースは2690mmとなっています。ところが、この3つのサイズは、ふと気付くと、全高をのぞいてFJとほぼ同じ。さらに、ホイールベースはRAV4のほうが長い。あらまぁ、これはどうするんでしょうか。背が高い、高さもないということで、あえてRAV4がいいと買われる方が出てくるんでしょうね。これは、FJの価格付けがかなり難しいところにあるかな、と感じましたし、やはり高くしすぎないことで、ユーザーを戸惑わせる悩みになるな、とも思いました。いずれも、若者狙いか、と考えると、納得はできるのですが。ってか、RAV4は若者は買わないかな。うーむ、どうなんでしょうね。
その3へと続きます。