#1886 ジャパン モビリティショー2025へと出掛けてきたましたが……、って話、その1。


 ジャパン モビリティショー2025へと出掛けてきました。東京都江東区の東京ビッグサイトで開催されているイベントです。10月29日(木)からプレスデーは開始され11月9日(日)まで続いていますが、今回はなんでしょうかね、なるほどねと来るブースもあれば、何をしたいのだろうか、という不可思議なブースまでさまざまにありました。軽自動車に対しては、熱いのか、熱くないのか、よく分からないところもありましたし、軽自動車だけではないという意気込みも感じました。

 たとえば、ダイハツで出展されていたコンセプトカーは、すべてが軽自動車となっていましたが、こちらから見ていると、そこにダイハツなりの意気込みがあるのか、ないのか、最後までよく分からないという状況。いや、メーカーの心意気はものすごく感じたのですが、何かに抑えられている感があるって感じでして、なんとも難しいものがありました。もちろん、トピックはいろいろとあれど、やはり、FRレイアウトで作り上げた「K-OPEN(コペン)」でしょうかね。あの整い方は、え? これって、市販レベルか? と思わせるほどで、このままの佇まいで販売したら売れるだろうなぁを感じさせています。個人的には、少なくともHondaのS660よりは好きになれました。それにしても、やっぱり、FRレイアウトで、2シーターっていいですよね、そう思わせる力強さが色濃くありました。

 あとは、スタディ系として作り上げていた、「K-OPENランニングプロト」(写真右)が、個人的には、ものすごくポイントにはまりました。K-OPENとしてFRレイアウトがあるのだから、もう、出さなくてもよかったのではないか? という意見が内部から聞こえてきそうです。しかし、これは、出展して、大正解だったと思います。異なるモデルがあり、そして、比較ができるからこそ、そして、旧プラットフォームでいろいろと試している感があり、ものすごくいい傾向だなと思いました。いや、これはスゴイかも。


 一方、スズキは、といえば、軽自動車だけではなく、海外で販売しているモデルが好調であること、さらに二輪車がありますし、そして、船外機やパーソナルモバイルやセニアカーがあるために、ブース全体にとりとめがないようにも見えました。もちろん、それぞれのポイントをそれぞれにテーマとして強く挙げていたのですが、それぞれに強すぎて、でも、ブースの面積は限られており、ま、こうするしかなかったよな、と、思いながら眺めてきましたが。今回はジムニーノマドが出展されていましたが、そこには、早く売りたいという気持ちが詰められていることが見えてきました。ちなみに、JMS2025開催直前となる10月27日に、「ジムニーノマド」の受注再開時期を発表しました。会社としてはそこで在庫がかなりスムーズに動くという目論みがあったんでしょうけど、7月から約3300台/月としたところで、来年1月末から受注を再び受け付けますと言われても、逆に、超・ドタバタになると思われます。それこそ、値上げするんだったら、そのことを含めて、先にアナウンスしておかないと、いかんと思うのですが。

 そうそう、実は乗り込むのは初めてのことでした。乗ってみますとね、なるほどね、全長を稼げないからリアドアはこういう構造になって、やっぱり乗り込む時に足がひっかかるのかぁ、など、あれこれと吟味。そもそも、座るスタンスを作り上げていますので、リアシート前の足下スペースに余裕はないものの、ま、これだけ確保できればいいんじゃないか、しかも、FRベースで、と思った次第です。それにしても、このサイズを4m未満で作り上げているというのだから、ちょっとビックリですな。ちなみに、乗車定員は4名となるそうで、これはどうしようもなかったのかな、ちょっと残念ですが。

 その2へと続きます。

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