#1758 11月から1か月ごとに4回も出掛けていた、奥能登紀行(最終編)。
11月からスタートした奥能登紀行は、もう、毎回、出掛けるたびにまた来なきゃいけないと思うことに囲まれて、最終日には次回の予約をいれてくることを繰り返していました。結果、4回、出掛けました。2月下旬から訪れた最終回(たぶん)では、東京にて、前回#1754に書いた美容院の予約だけをして出掛けました。ちなみに、4回目の能登行を決意させたのは、3回目の帰り際に美容師さんから、来月も来てくださいね、という冗談めいた、でも、すごくうれしいひと言もあってのことでした。
さて、何から話そうかな、まずは、その美容院の話からにしましょうか。当日は、予約時間ジャストに到着したものの前のお客さんがまだ終わっておらず。ただ、こちらの時間はいっくらでもあると伝えてありましたので、犬とじゃれた後に、本を読みつつ待っていました。その来られていた方は、今は地元の方、でも、外から移住された感のあるモダン(!)な女性だったのですが、仕上がりに超感激されて、その喜びを聞いていたら、見知らぬ人なんですけどね、なんだか、こちらまでうれしくなってしまいました。幸せの伝染とでもいいましょうかね。で、自分の番が回ってきて、前回、話足りなかったことを……、と思ったものの、気が付けば、新ネタとなったクルマ談義に。ちなみに美容師さんとの年齢差は10歳ほどなんですが、彼もクロカンヨンク好きな上に、さらには、メインストリームを外すという感覚まで一緒。いすゞ好きだったり、ランクル80に乗っていたとか、互いに好きなクルマを語り、そして、将来こんなクルマが欲しいと話をしていて気づいたのは、あちらは過去のディーゼルモデルを所有できることでした。こちらはビッグホーンにしてもガソリンを選ぶしかないんだよねと話したら、こっちに移り住めばいいじゃん的なことをいわれて、ちょっとドキっとさせられたりもしました。いや、そのとおりなもので。
ちなみに、髪形は、前回はほぼおまかせで大好評だったので、今回もおまかせにしつつ、ひとつだけ、短めに、というリクエストをしました。以前にも書いたとおり、ボクの髪の毛はサイドが頭面に対して、垂直に立ち上がるので、短くすると、ここの処理がかなり厳しくなります。さて、どういうふうに仕立ててくれるんだろうという期待もあっての、リクエストでしたが、その仕上がりはすばらしくてですね、なんていうんでしょうかね、でこぼこな頭をうまくまとめつつ、整髪料を付けずしてもカタチが整えられているという仕上がり。そして、これでもかと梳いているのに散切り頭になっていない。そして、セットすれば、超簡単に、それなりに見せることができる。もう、この美容院に通うためだけに、奥能登へと来なきゃならんなと思ったぐらいの仕上がりでした。
おっと、美容院の話をしただけで、こんなに書いてしまった。そのほかに何があったかといいますと、予定をいれていないので、ずっと本を読んでいた日もありましたが、それでも、どこかへ出掛けて買い物をして、あっちで話をして、こっちで景色を眺めたりと、日々忙しく過ごしていました。もう、贅沢の極みです。もちろん、新たな発見も多くありました。そのひとつが、右のナマコの甘酢あえ(料理長がわざわざ海へ出て獲ってきてくださった)。普通、ナマコといえばこりこりとした食感が……、と思うじゃないですか、これですね、なんと、しなやかな柔らかさがありました。え、そういう種のナマコなの? と思った訊いたらですね、番茶で煮るとしなやかになるとか。そのひと手間に驚きつつも、その手間にうれしくもなりました。あとは、今、お世話になっている宿はひとりで泊まるには料金的に贅沢すぎるので、ひとりでももっと頻繁に足を運べるような宿はないかと探っていたら、あらー、リーズナブルな宿を発見。大勢で行くときは今の宿、そうでないときは違う宿、そんな選び方をしてもいいのかな、いずれにしても、もっと足繁く通うようにしなければと思ったのでした。とか、書いていたら、出掛けたくなってきました。さすがに5回目の予約はしていません。いずれにしても、4月は無理なので、5月かな、と。