#1618 スポーツ・アクティブ・クーペ(SAC)を体現していた、BMW・X4。
さて、X4。そう、BMWのX4。今年の9月に2世代目へとスイッチした、X4。クーペというスタイルにまだ違和感を覚えてしまう、そんなSUVですな。そもそもクーペというスタイルを採用したのは、エレガントとかスポーティといった特別感を与えたかったからなんでしょうけども、そもそもSUVそのものが特別なクルマであったはず。そう考えると、もはやSUVから特別感は薄くなり、そのSUVをベースにしてこうした異端を狙うことすら必要になってきたんだな、なんてことも感じます。感じますけどね、まだ、見慣れないんですけどね。いずれにしても、このX4、ま、同じくBMWのX6も含めてですが、スポーティなイメージをあまりにもダイレクトに表現しすぎている気がします。もちろん、それが狙いなんですが、ちょっとずるいといいますか、上手いなと思うのは、そこそこのボディサイズをもってすれば、何かを少々スポイルするようなルーフラインを採用したとしても、結果として大きな犠牲になってはいなかったりするものです。ということで、そのあたりを上手く活用しつつ、2世代目のX4は、思う存分といわんばかりに進化しておりました。まぁ、見た目どおり、コンセプトどおり、
さて、広報試乗会で用意されたのはX4 M40i(のみ)。おっと、いきなりかいとは思いましたが、下手にスポーツサスペンションではないままに大径タイヤを組み合わせたモデルよりも、こうして整えられたモデルのほうがいいことは分かっていますし、X4 M40iのみだったことから、BMW(ジャパン)側にかなりの自信の表れだろうと、乗り込んでみれば、これが良かった。とにかくですね、ハンドリングがいい。シャープというよりも正確さにあふれていまして、扱いやすさがある上に、意のままのコントロールができるといったところが、いい。いうまでもなく回頭性もすこぶるハイレベルで、これだけのボディでここまでインを付きますか? といった具合にグイグイとインへと入っていく。それは公道レベルではアンダーステアを出すことできませんといったレベル。
それでいながら、乗り心地が悪くない。そう、フロント245/40R21、リアが275/35R21というサイズゆえに、良くはありません。ありませんけど、これがですね、悪くない。もちろん、タイヤサイズが起因したコトコト感はありますが、ドタバタしないし、コトコトといったって、硬さには届いておらず、それよりもこのサイズながらしっかりと路面をトレースしていることのほうが強く印象に残り、そのトレース感が心地よさを導き出していて、もはやうっとり。サスペンションそのものも締め上げられてはいるもののそこにストローク感を上手く出していて、荷重移動を意識させつつのコーナリングを愉しめること含めて、まさに上出来。
直6/3.0Lターボエンジンは、低回転から大トルクが出ているどころか、レスポンスにも優れていて、アクセルを踏み込んですぐに立ち上がるし、そのトルク量も実に適切であって、ムダがないといった感じ。つまり、アクセルコントロールがしやすいのなんのって、って感じであり、まさに脱帽でした。
あ、リアシートは、乗り降りの際に頭をかがめる必要はありますけど、乗り込んでしまえば、最初は座面長が不足気味かなと感じたクッションも、足を前に投げ出すポジションにおいては不足を感じさせなくなるし、そんな適度な快適感だけではなく、実寸となる意外な足下の広さ、頭上のスペースやら含めて、まさに居心地の良さを強く感じました。乗り心地という面では、先に書いたとおりで、いいとは表現できないけど、悪いなんて言えない、そんなレベル。
ちょっと驚きましたね、これ。と同時に、X3よりも、仕上がりの良さを感じました。それはモデル違いというよりは、熟成具合の違いまで含めた、そんな印象を。となると、追加となったX3 M40dがどうか、確かめてみたくもなりますな。
さて、広報試乗会で用意されたのはX4 M40i(のみ)。おっと、いきなりかいとは思いましたが、下手にスポーツサスペンションではないままに大径タイヤを組み合わせたモデルよりも、こうして整えられたモデルのほうがいいことは分かっていますし、X4 M40iのみだったことから、BMW(ジャパン)側にかなりの自信の表れだろうと、乗り込んでみれば、これが良かった。とにかくですね、ハンドリングがいい。シャープというよりも正確さにあふれていまして、扱いやすさがある上に、意のままのコントロールができるといったところが、いい。いうまでもなく回頭性もすこぶるハイレベルで、これだけのボディでここまでインを付きますか? といった具合にグイグイとインへと入っていく。それは公道レベルではアンダーステアを出すことできませんといったレベル。
それでいながら、乗り心地が悪くない。そう、フロント245/40R21、リアが275/35R21というサイズゆえに、良くはありません。ありませんけど、これがですね、悪くない。もちろん、タイヤサイズが起因したコトコト感はありますが、ドタバタしないし、コトコトといったって、硬さには届いておらず、それよりもこのサイズながらしっかりと路面をトレースしていることのほうが強く印象に残り、そのトレース感が心地よさを導き出していて、もはやうっとり。サスペンションそのものも締め上げられてはいるもののそこにストローク感を上手く出していて、荷重移動を意識させつつのコーナリングを愉しめること含めて、まさに上出来。
直6/3.0Lターボエンジンは、低回転から大トルクが出ているどころか、レスポンスにも優れていて、アクセルを踏み込んですぐに立ち上がるし、そのトルク量も実に適切であって、ムダがないといった感じ。つまり、アクセルコントロールがしやすいのなんのって、って感じであり、まさに脱帽でした。
あ、リアシートは、乗り降りの際に頭をかがめる必要はありますけど、乗り込んでしまえば、最初は座面長が不足気味かなと感じたクッションも、足を前に投げ出すポジションにおいては不足を感じさせなくなるし、そんな適度な快適感だけではなく、実寸となる意外な足下の広さ、頭上のスペースやら含めて、まさに居心地の良さを強く感じました。乗り心地という面では、先に書いたとおりで、いいとは表現できないけど、悪いなんて言えない、そんなレベル。
ちょっと驚きましたね、これ。と同時に、X3よりも、仕上がりの良さを感じました。それはモデル違いというよりは、熟成具合の違いまで含めた、そんな印象を。となると、追加となったX3 M40dがどうか、確かめてみたくもなりますな。