#1362 久遠寺だけではなかった、山梨県は身延町の魅力のあれやこれや。

 身延ってのは、通過することはあっても、目的地として訪れたのは初めてでした。ほら、身延山久遠寺が日蓮宗の総本山ゆえに、近寄り難いといいましょうか、勝手にそんなイメージを持っていたもので。何よりも、遠い、いや、違う、アクセスが面倒という事実もありますし。
 でも、取材だからと訪れてみれば、ま、思っていたイメージどおりだったり、それとは違っていたりと、あれこれありましたが、結論としてはオモシロイかった。なぜに総本山がここなのかから始まって、久遠寺に隠れて、知らなかった施設があったり(写真上:山梨県富士川クラフトパーク)。そして、アクセスは面倒であれども、たどり着くまでの道のりに興味深いスポットが揃っていたりして、ま、これも半ば、下道ドライブで鍛えられたモノの見方ゆえなのか、なんてことも考えたり……。
 そうそう、身延町を貫く国道52号線沿いに高速道路が建設されています。中央道の双葉ジャンクションから、新東名を越えて、東名まで繋がる中部横断自動車道ですな。そもそもこのルートは富士川(写真右)のゆったりとした流れそのままにのんびりな景色が広がっていて、まったりと走るのが心地イイはずなんですが、最近では、道路建設のための大型トラックが激しく行き交っていて、それに見合わない状況となっています。高速道路が完成すると、この景色、どう変わってしまうんでしょうか。それでなくても、いわゆる立ち寄りスポットが少ないルートなのに、高速道路なんぞできてしまったら、ますます、寂れていってしまうではないかと、ちょっと心配したり。
 そういえば、帰りは、本栖湖へと抜ける国道300号線を走ってきました。その途中にある道の駅しもべ(写真左)に対しては、いつも、どうしてここにあるんだろうを感じながら素通りしていましたが、今日はふらりと立ち寄ったらば、平日&曇り空ゆえの寂しさが広がっていましたし、建物内の暗さと品揃えのあれこれに寂しさを感じました。感じましたが、なぜだか、そこで売っていた地元産のニンニクに暖かさを見出して、買ってきました。ま、安かったってのもあるんですけども、品物の良さと良心的といわんばかりの価格設定やらに、ちょっと感じるものがありましてね。そして、勝手に、ここの道の駅には頑張って欲しいもんだと思ったのでした。
 そうそう、右の写真は、その道の駅とは関係ないところで食したゆばの刺し身。ゆばですから味はともかくとして、この仕立てになかなかやるなぁを感じつつ、ワサビを花びらのように飾る技に感心……、したんですが、なぜだかそこにたたずむミニトマトに不思議を感じました。そうなんです、惜しい。実に惜しいんです。

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