#1349 突然に出会ってしまったCarPlayの使いやすさと課題。

 突然に、AppleのCarplayを体験することになりました。って、先日のテストドライブしましたイグニスのメーカーオプションのメモリーナビゲーションに……、って、あれ、これ、カタログを眺めていたら、特に表記されていないので、標準装備なようで……。とにかくですね、iPhoneをケーブル経由で接続したら、つないでもいいか? とアラートが表示され、で、OKを押したら、おっとCarplay利用可能。もちろん、初体験でした。
 そもそもCarplayに対しては、機能としてはオモシロイ試みだなと感じていましたが、Apple外のハードウェア上で操作させるがゆえに、その操作性に統一感(スワイプひとつにしても)が出せるんだろうかという心配がありました。ま、それはAppleがコントロールしきれないところゆえに、致し方ないんですが、ま、そんなことまでAppleが許すようになったことに、驚きを覚えつつ、先に言いましたようにワクワクも感じていました。
 ま、操作性はおいておきましょう、というか、それほど違和感ありませんでした。肝心な機能は、ま、簡易型iPhoneとでもいいましょうか、クルマのモニタに見慣れたアイコンが並び、電話、オーディオ(インターネットラジオ含む)、MapやらをSiriでコントロールできるだけのこと。それだけのことなんですが、高価なカーナビゲーションシステム不要と感じている者にとっては、なんとも好印象。そうなんですね、スマートフォンを利用したナビで十分じゃんと思っている者にとっては、とってもいい。そもそも、スマートフォンにてナビを利用しようとする際のネックは、やっぱりモニタにあります。サイズもありますし、反射もありますし、なによりも本体にモニタが付いていることもあって、熱暴走を含めて、(ナビとして)見やすい位置においておくことができない。ご存知のようにクルマ専用ナビってのは、その熱を含めてクルマならではの使用環境に耐えられるように作られていますから、スマートフォンやらをナビモニタと同じような位置においても、同じようには使えません。
 というわけで、スマートフォンを利用しながらも、そのウィークポイントを払拭しただけでも、もう、好印象といった感じでした。で、あれこれと使ってみましたが、あからさまに、iOSのMapやナビが使えないという意見は、さておいてですね、やっぱりですね、情報の見せ方は上手いと思いました。もうね、必要な情報だけに限って、それを分かりやすく、つまりは見やすく表示。あれこれの機能は表示させず、かといってその機能とて最小限に止めている。多機能ぶりはありませんが、それはアプリケーション含めて、ほかで連携させればいいだけ、と考えているんでしょうな(現在ではできませんけど)。ま、右のキャプチャー画面を見て、どう感じるかは、その人のナビに対する期待値次第ではないかと思います。ちなみに、英語が見られるのは、iOS自体を英語表記にしているためです。個人的には、iOSのMapもナビゲーションも多用しています。特にクルマ運転中は、Applewatch連動で案内をしてくれるもので。そうなんですね、右左折するようなシーンで、Applewatchが振動と音で教えてくれましてね。これ、なかなか便利です。
 ただですね、使ってみて、初めて気付いた。このCarPlayですね、ほかのオーディオやナビ機能と共存できません。そうなんですね、CarPlayモードに入ったらオーディオ、ナビやら、すべてがApple(CarPlay)に支配されます。って、それを知った時には、半ばAppleにハイジャックされた感すら覚えました。どういうことかと言いますとね、たとえば、CarPlayのナビを使っていると、クルマ標準のオーディオにアクセスできない。CarPlayを利用しつつ音楽を聴こうとしたら、iOS上のオーディオアプリケーションしか使えない、と。ま、昨今は、インターネットラジオなんぞありますから、それを利用すればいいのですが、たとえば、MVNOのSIMを利用していてデータ通信容量上限を低く抑えている人にとっては、できれば避けたい話。このあたり、Appleがどこまで許すのか、しかし、許したとしても、今度は搭載するに手間がかかることになりますし、さて、難しい。
 というように、課題はあれこれとありますが、まぁ、試みとしてはオモシロイし、個人的に大賛成と思えることもあれこれとありますな。え? 進化……、いやいや、bug fix含めて、見守っていたいんじゃないかって? ま、そんな感じです。いずれにしても、自分のクルマもCarplay対応にしたいな、と思ったのでした。

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