#1224 ホントにデビューしてしまった、1シリーズ3気筒エンジン搭載モデル。

 #1222を書いた翌日、3気筒1.5エンジンを搭載したBMW1シリーズが登場しました。まぁ、誰しも予想できることでしたから、別に……って感じもあります。しかし、驚いたのは搭載よりも、なんと価格を下げぬままに、しかも、118iの名称でデビューしたこと。ほら、春先のマイナーチェンジで、116iを118iに昇格させたのは、てっきり、この3気筒を116iにするためと思っていましたから。でも、違った。そもそも、118iな4気筒バージョンをラインナップから落として、116iとして3気筒エンジンを導入するかなとも推測していましたから、この交代劇にはちょいと驚きました。
 というわけで、パワースペックを下げることなく、燃費10%改善を謳い、新型エンジンをデビューさせました。って、よく見ますと、最大トルクを発生させはじめる回転数をダウン(1350→1250rpm)させつつ、最高出力を発生する回転数のトップ側をダウン(4400〜6450→4400rpm)としていますので、フィーリングとしては少々異なることが想像できます。ミニ・クーパーとマイナーチェンジ後の118iのフィーリングから推測するに、マイナー前ユニットは高回転までのフラット感がありながらトルクがもう少しあればいいのになという118iに対して、マイナー後ユニットは扱いやすさやらトルク感にオドロキつつ、高回転まで回らなくってもいいっしょ、と妙に納得させられるだろう、そんな違いがあるのではないかと思われますな。さて、どんなもんでしょうかね。
 まぁ、いずれにしても、1シリーズのマイナーチェンジ後の4気筒1.6L(100kW)版は、3か月と少しか販売されなかったわけで、レアというか、希有というか、そんなグレードとなりましたな。それにしても、今回の改良は、オドロキだらけでした。個人的には、価格を下げて欲しかったのですが(298万円のまま)、まぁ、あいかわらずナビ付きですから、仕方ないのかなと思いつつ、やっぱり、プレミアムを謳うブランドゆえの戦略がそこにあるような気がします。あ、ってことは、3シリーズの3気筒は、どういう位置づけにするんでしょうかね。少なくとも4気筒2.0Lターボの代わりにはなりませんから。って、出るんでしょうか。……。

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