#862 フォードらしさが存分に詰め込まれていた、フォード・エコスポーツ。

 まさか日本デビューをするとは思わなかった、フォードのエコスポーツ。フィエスタをベースにしたSUVで、初代モデルは、南米専用モデルでしたから、まさか、日本での販売はしないだろうとと思っていました。ら、その方針を転換して2世代目はグローバルモデルとして開発され、日本での上陸も果たしました。
 で、いい。とってもいい。とんでもなくいい。SUVであることはさておき、フォードらしさが存分に表現されています。ステアリングとタイヤの直結感、ストローク感を生かしたシャシーフィーリング、腰で支えてくれるシートなど、もはや、何も言うことありませぬ、といった感じ。いや、エンジンは1.5LNAですから、パワーはそんなもんです。でも、これでいいじゃんというフラットトルク感にあふれていまして、気がつくととんでもないスピード域に達しています。さらに、路面を捉えて離さないというあの接地感はまさにフォード的。コーナリング? いうまでもありませぬ。ま、表現を少し昔に戻すと、ヨーロッパフォード的とでもいいましょうかね。
 今回はダートをのんびりと走る機会もありましたが、まぁ、優れたシャシーというのは、どんな路面であっても破綻しないもの。ということで、良かった。いや、サスペンションの伸びは、写真のとおり。しかも、FFですけどね。
 あ、燃費性能には特化させていません。アクセルを普通に踏んでも、3000回転ぐらいまでしっかりと引っ張ります。でも、これでいいと思います。というか、この割り切りにもしびれてしまいます。個人的には、フィエスタよりも買いかと。そうなんです、フォードはシャシーを締めあげた時よりも、ちょっと緩くしたモデルのほうが、フォードらしさがここぞとばかりに表現されるものなんです。というわけで、C-MAXなんか、とんでもなく好きです。
 というわけで、そのうちに、ロングインプレッションしなければ。

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