#454 ひとつ歴史が区切られた場にて感じた、ひと昔前というくくり。
年度を区切りに、生活やら組織やら変わりましたとの連絡が、あれやこれやと入ってきました。フリーランスかつシングルな身にとって、この年度末は直接的には関係なく、むしろ、その先にある大型連休による前倒し進行と、さらのその先にあるレガシィの年次改良に、バタバタとする時期になったな、と、散りゆく桜を眺めながら感じたりします。
そんな中、年度の締めくくりとともに、ひとつ歴史が終わったなと心にどっしりとのしかかったことがありました。それが、伊豆にあるオフロードコース「モビリティパーク」の終了です(キャンプ場は継続だそうで)。取材や新車試乗会やらにて、数多く足を運びましたが、実はプライベートで訪れたことはなかったかな。あれやこれやと想いはありますが、スタックしたとか、広報車を傷つけたとか、そういうトラブルはなく……、なく、なく、って、なかったよな、たしか。その分、いわゆる思い入れという面では薄いのかもしれませんが、なんだかんだいってもやはり想い出がある地がなくなるのはとても寂しいものです。たまたま、その最終日に取材で足を運ぶことができたのですが、残念だったのは自分のクルマでいかなかったこと、走られなかったこと。と、少しばかりの後悔を残しての、モビリティパーク・オフロードコースの終演でしたが、振り返ってみると、このコースの歴史は20年あまりで、まさにひと昔前になるのか、なんてことを考えると、さらに感慨深くなったりもしましたが。
写真はすべてが閉じられる直前。このサーフが、最後にコースを走ったクルマとなりました。