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#1431 新しいシトロエンに感じた、クルマのデザインたる本質。

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 なんだかんだ言いながらも、本日、執筆分は完了したんですが、したんですが、あれこれと書きながら、あれこれと思いが浮かびました。まずは、シトロエン。基本的に日本で販売されている仕様を書けばいいんですが、ま、気になるじゃないですか、ついつい、この先のモデルのことも。というわけで、原稿執筆に直接関係なくとも、あれこれと探り、調べていましたら、……、新しいC3、フェイスリフトを受けたC4ピカソ、ともに、カッコイイ。なんなんですかね、これ。と、ひたすらに感心して、さらに深く探ってしまうという始末。そう、原稿執筆はなかなか進まず。C3なんて、ま、C4カクタスはイレギュラーモデルですから、あのデザイン、納得できます。できますけど、なぜに、レギュラーラインであるC3まで、ここまでに遊び心をデザインしてしまうのか。いや、いいと思うんですよ、思うんですけど、この思い切りに、驚きといいましょうか、好印象を抱いたと言いましょうか、そうなんですね、ひたすらに、拍手喝采。あのですね、やっぱり、思いましたよ、心惹きつけるクルマのデザインってのはこういうことであって、行き過ぎと思えるラインを描き、彫りを進めて、いいんだか悪いんだかわからない、つまりは、違和感だけを心に残す造形は、デザインとは呼べない、ということを。  で、左は、フェイスリフトを受けたC4ピカソですが、オリジナルモデルでデザインしていた先進性と言いましょうか、革新性と言いましょうか、アヴァンギャルド手前のシトロエンらしさといいましょうか、それを手直しして、最新のラインに整えていまして、こちらも拍手喝采。そうなんですね、手直しをするといいましょうか、整えるということは、こういうことだといわんばかりの、このまとまりの良さ。これもまた、デビューは古いもののイマドキに仕立てた、あのモデルとは異なる、センスといいましょうか、デザインが持つ、本来の意味合いを強く感じました。  それにしても、C4ピカソ、もう少し街で見かけていいように感じるのですが、何がいかんのでしょうか。ディーゼルエンジンを導入したら、販売台数伸びるんでしょうか。って、はたと気づきましたが、この手のモノスペースとディーゼルの組み合わせって、今、日本にないんですな。というわけで、個人的な妄想として、C4ピカソのディーゼル、売れると思います。た、たぶん……。MTモデル導入っ

#1430 あれやこれやが標準装備されて500万円以上になっていた、BMW320i。

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 原稿執筆は予定どおりに進んでいます。たぶん。でも、今日は、いろいろあって、まだスタートしていません。大丈夫なんだろうかと思いつつ、ま、明日もありますから……。  さて、BMWの3シリーズに、3気筒エンジン搭載モデルが発表となりました、という、話を少々。価格が上昇していく3シリーズを眺めていると、導入は推測できましたが、できましたが、改めて眺めてみますとね、318iSEで409万円で、もう少し安くてもいいのでは? と思ったりして。ほら、たしか400万円を切った特別仕様車320iSEってのが前期にあったよなと調べてみたら、399万円。で、HDDナビ付き。そう考えるとですね、318iSEはもう少し下の価格付けをしてもいいのではないかと思っていたのです。そう、380万円とか、過去のE46を彷彿とさせる、そんな刺激的なプライスを。  とはいえ、為替変動もありましょうし、あれこれ標準装備もあったでしょうから、と、現行型の価格の変化を調べてみるとですね、現行型が登場した際、320i(AT)で450万円。その後、13年に衝突回避・被害軽減ブレーキ、BMWテレサービスを標準装備して459万円、やがてBMWコネクテッド・ドライブを装備して477万円に。そして、先に書いた320iSEや320iCoreやら装備品を調整してリーズナブル感のあるモデルをリリースしつつ、14年にアクティブ・クルーズ・コントロールを標準装備して483万円。15年の後期モデル登場でその483万円をキープしていましたが、16年5月にレーン・チェンジ・ウォーニングを標準装備して489万円に。そして、この10月にBMWサービス・インクルーシブ・プラスを標準装備にして、さらになんとこのタイミングでスッピンの320iが消滅して、最も安い320i(AT)はスポーツとなり、その価格、なんと532万円(価格アップ前のスポーツは512万円)。この価格体系を考えますとね、318iSEの409万円、318iの446万円に割高感はないどころか、割安感がしっかりと表現されているわけです。  わけですけどね、高い。そして、気が付けば300万円台後半にまだ穴があることに気づきます。次期1シリーズの価格が上昇してカバーするだけではなく、そこにE46どころか、E36的なプライスを付けた1シリーズセダン(FF)が並ぶんだろうか、なんてことを妄

#1429 つもりがあっても、なかなか足を運ぶことができない能登。

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 日々、ドタバタが続き、それが加速しています。忙しいことはいいことなんですが、今年の6月に能登を訪れた際に、時間ができたら、いや、無理矢理にでも作って、能登へ出掛けなきゃいかんなと感じ、それを実行しようと企んでいました。いましたので、8月に訪れ、そして、9月にも行くと宣言して帰ってきたものので、できず。能登からの誘いの手紙(右)もあって、10月には絶対と考えていたら、スケジュールの空きがドンドン埋まっていきました。特に今週は、クルマ60台近くの執筆と、2日間の泊まりでの取材があり、手を付ける前から、もはや無理というスケジュール。スケジュールだったんですが、その泊まりの取材が来週へと移動し、平日4日間に原稿執筆に集中できる時間ができました。できましたので、それならば、その原稿書きをもって、能登へと出掛けてしまえと計画。計画したんですが、突然に、昨日愛知県へと出掛ける仕事が入り、能登行きは断念。というわけで、残りの今週平日は、自宅で原稿書きすることになりました。  となったんですが、あの原稿書きを能登へ持っていっても、それはかなりの無謀だったような気がします。空いていたのは平日4日。しかし、そのうち1日ずつは移動で取られますから、執筆に使える時間は実質2日でしたから。ま、そういいながらも、今思うに、その無謀を試して見たかったという気持ちもどこかにあったりしますが。というわけで、3日で60台分の原稿を自宅で仕上げなければなりません、なりませんが、1日目の午前中が終わったにも関わらず、いっさい 手をつけていなかったりします。  思うに、能登へ行けば、自然に言葉が湧き出してきますから、そういう意味で、実のところ、能登へ行ったほうが仕事は加速的にこなせたのではないか、と、思うところもあったりします。

#1428 あれもこれも、味にしてしまう、最新MINIのバランスの良さ。

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 先日、MINIをおさらいできる機会ありました。昨今デビューしたディーゼルと、コンバーチブルでしたが、でしたが、やっぱり、これが良かった。フィエスタにすっかり馴染んだ身として、MINIをどう感じるかは、ある種の後悔すら追ってしまいそうで、ドキドキもありましたが、MINIはMINI、フィエスタはフィエスタと捉えることができましたので、ほっとひと安心といったところ。  それにしても、MINIってのは、現行世代に入って(クロスオーバーは除く)、MINIらしさを極めつつ、走りでの完成度を大きく飛躍させました。音や振動などは、完全に評価軸が異なっており、聴かせること感じさせることを目指したといわんばかりの作り込みに改めて感心したほど。そうなんですね、音、振動は、フィエスタにもあります。ありますが、抑え切れなかったのか、抑える加減を整えて味にしてしまっているか、そこに両車の違いがありました。  価格が高いとはいえ、BMWのディーゼルはMINIでもとっても好印象的。なんでしょうね、あのバランスぶりは。トルクによる扱いやすさを見失うことなく、パワー感も加えている。つまり、ディーゼルユニットであっても、MINIらしさを見失っていないんですね。パンチという面ではガソリンモデルに劣るところはありますが、トータルバランスに長けている感がありまして、個人的にはこのMINIのディーゼルがかなり好み。特に、Clubmanのディーゼルは、ボディクラスがひとつ上ということも相まって、かなり好印象。次期クロスオーバーは、このClubmanベースでしょうから、時間が経過しての熟成も含めて、さらなる好印象が期待できます。  やっぱり、いいですな、MINI。ただ、唯一の欠点は、価格でしょうかね。いや、価格なりの価値はありますよ、あると思いますよ、思いますけどね、COOPER Dで364万円。冷静に考えますと、庶民が気安く購入できる価格帯ではありませんな。あ、唯一と言いましたけど、もうひとつ、ありました。ATのみのラインナップってのもありますな。あのディーゼル、是非ともMTで堪能したいものでしてね。そう考えると、実は輸入車のディーゼルモデル、MTとの組み合わせに実のところ隙があります。なんてことを考えはじめると、ディーゼルにMTを広く組み合わせている、マツダに対して、さらなる好印象を抱いたりするわ

#1427 昔のスバルから最新のスバルへと引き継がれたもの、……、云々。

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 スバルの360から次期インプレッサまで、試乗するという、とても貴重な機会をいただきました。その台数、9台、時間は短いといえども、一気乗り。これ、プレス向けの試乗会でして、これからデビューする次期インプレッサにまで息づいている、スバルの血統といいましょうか、DNAといいましょうか、根幹といいましょうか、哲学(フィロソフィ)といいましょうか、それを感じ取って欲しいという狙いが、スバル側にはありました。ありました。そう、ありましたが……、まぁ、散々、今や一時休刊となってしまったクラブレガシィを通じて散々にスバルに触れてきた者としては、少々厳しい目で見つめてしまうだろうなと、思いつつの参加となりました。  1台あたり5分前後の試乗時間ゆえに、細かくまでは観察できなかったり、はたまた、連続しての試乗だったため、すでに忘れ去っているところもありますが、今回の試乗会では、これからデビューを果たす次期インプレッサへとスバルらしさが続いていることを、感心をもって、感じた次第。それは、端的に表現すれば、素直たる操縦性でしょうな。意のままに、とは、まさにこのこと、と言わんばかりの操縦性。そこに、やがてAWDならではの安定性が加えられ、バランスさせていく、という、そんなスバルらしさですな。そういう観点からすると息づいているというよりも、進化を続けているといった表現のほうが的確かもしれませんな。  さて、そんなスバル試乗会にあって、今回、最も印象深く、最も感激したモデルは、写真いちばん上のアルシオーネでした。路面からの豊かな情報がドライバーにダイレクトに伝わって来ます。クーペ、つまりラグジュアリィテイストを与えたモデルゆえに、そのあたりは曖昧にされているかと思いきや、スポーティさを消し去ることをしておらず、コストを掛けられた時代がゆえのアッパークラス感もあいまって、まさに質感を覚えさせるもの。アルシオーネに限らず、試乗前に構えていたのは、ハンドリングにあるだろう曖昧さであったり、ボディ剛性の不足でしたが、意外にもそれらを不満に思うことはなく、それどころか、それらがしっかりと作り込まれており、感心を覚えたほど。オーバーな表現を用いますとね、絶対的なポテンシャル(数値)は最新モデルのほうが上でしょうけど、フィーリングとしては最新のモデルよりも断然いい。簡潔な表現を用いますとね、対話性が

#1426 1000円の価値があるような、ないような……、三島スカイウォーク。

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 展望台に上るだけで3000円、魚を見るだけで2000円、夢の国で遊ぶだけで6000円、ライブで8000円やら、ソフトクリームがいつのまにか300円がデフォルトで500円を見かけるようになったとか、あの頃に比べると無理矢理といわんばかりに値上げされているものがあります。ソフトクリームについては、後日、書きますけどね、500円ってのを見た時には、さすがに行き過ぎを覚えましたし、何よりも過去に80円だった頃を知っている者としてはですね、いくらなんでも、おかしいを感じます。  さて、今回は、昨年、三島の東側、箱根からの下りといったところにできた、歩行者用としては日本最長を誇るつり橋、三島スカイウォークについて。そもそも、なんで、ここに? という疑問が湧いたのですが、何やら、伊豆縦貫道によって三島への観光客が激減することを恐れてという目論みがあったようで。ようなんですが、ま、その目論みはさておき、その入場料に驚きました。なんと1000円。橋を歩いて渡って、帰ってくるだけで1000円。ま、支払いの時にキリがいいなとは感じましたが、払う時に高過ぎるなと感じ、橋を渡って帰ってきて、やっぱり高かったと感じました。ここのウリは、つり橋そのものだけではなく、晴れた日に見える富士山やら、駿河湾から伊豆半島までの展望にあります。ただ、散々見慣れた者としてはそうですか、といった感もありますけど、ま、客観的に考えると、それなりに価値はあると思います。思いますけどね、この橋、向こうとこちらを繋ぐことで利便性が高められるという本来の役割が見当たりません。そうなんですね、突如、山腹につり橋が造られたといわんばかりの風景にありまして、不可思議といいましょうか、不自然を覚えます。つまり、必要が見当たらない。風景を含めて、橋としての機能美が欠けている、と。ま、それはそれで、見学用として役割があるのかも知れませんけど、自分には、すべてが違和感に写りました。もちろん、橋のたもとには店舗を誘致して、イマドキの観光スポット的(個人的なイメージはスカイツリーとソラマチ)な雰囲気を出そうとしていますが、そこにアウトレット的な場所代いただきますといった商法が透けて見えていまして、ちょっとげんなり。  出口を出て、ふと感じたのは、これ、富士山を眺めるとしても、橋の途中ではなく、橋の手前でも、向こう側でも、展望台を造れ

#1425 ひたすらに待つことが回答だった、macOS10.12の怪。

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 そういえば、macOSも、iOSも、新しくなったようで。って、β版を夏前から使っているため、もはや、ミュージックのフォントのだささにも、シャッター音のでかさも慣れており、いまさらに言われても、あ、そうだったっけね、程度にしか捉えていません。そう、まさに、慣れですな、慣れ。慣れといえば、最近、プリウスのデザインにも慣れました。たぶん、その慣れと同じ、慣れなんだと思います。はい。  で、そういえばと思い出したのが、macOS10.12にアップした時のあれこれ話。当初、バグかと思い込んで、懸命にアップルにレポートをアップしていましたが、どうやら違うようで、そう、仕様のようなので、その時の解決策といいましょうか、気づいたことを記しておきましょう。役に立つ方もいるかもしれませんから。  macOS10.12の、写真アプリがですね、あれこれと進化というか、機能が加わりまして、そのひとつにメモリーという、勝手に過去を整理してくれるという機能がプラスされました。そう、勝手に解釈して、勝手に整理してくれるという、すばらしいようで、あまり使えないというか、実用性に欠けるような、なんだか分からない機能。ま、その機能の採用は、いいです、なんか、勝手にあれこれしてくれるのが楽しいので。問題は、その機能を使うの下準備にありました。 macOS10.12にアップしてから何やら裏で懸命に処理をしているようで、つまり、負荷がかけられているようで、電源オンから少し立つと、ファンがフル回転になっておりました。で、アクティビティモニタでタスクをチェックしてみると、右のような方々が上位にいらっしゃいましてね。そのCPU占領率ったら凄いのなんの。ただですね、写真関係のタスクについては、そうなんです、メモリー機能を利用するために懸命に分析を行っているようで、なるほどね、いつだったか、spotlightが加わった時に裏で下準備をしていた時と同じやね、と思いましたが、ちょっと負荷の掛け方が違う。さらにあれこれ観察すると、写真ファイルがあるHDDを懸命にアクセスしています。ま、そりゃそうですな。  ところがですね、そんな作業をしているというのに、そこにTimemachineによるバックアップが加わります。そうなんですね、同じハードドライブに2つの読み出し(片や書き込みも)処理が……。ここまでくると、さす