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#1295 2015年のあれこれが2016年を導いている気がする、新年な話。

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 新年は、年賀状の写真の補足からスタートしましょうかね。今回の年賀状も、もう何年になるんだろうか、ずっと続けている後ろ姿シリーズの写真をただ貼り付けました。そもそも、何故後ろ姿なのか……、始めた時は、そこに、後ろ姿ながらもスタックして砂を掘っているとか、何かしらのイベントがあった気がします。しかし、最近では、たんに眺めるという後ろ姿となっており、勝手に理由を後付けできるようにしています。いやいや、印象に残ったシーンを使っています。  で、今年の年賀状に使ったシーンは、昨年に続いて奥能登。撮影した時は、宿に到着したその日の夕刻。力が抜けたというよりは骨を抜かれてしまったという居心地の良さと、これじゃいかんと、これでいいんだを改めて認識した、そんな時。すべて下道を走ってたどり着いたために、たんにフラフラになっていただけとも言いますが。  そういえば、昨年の年賀状解説では、新年早々にあれこれとはがれ落ちて次のステップへの変化を感じると言いましたが、昨年は実際には、はがれ落ちるどころか、はがされるかのようなあれこれがありました。特に、年末にかけて。クラウドファウンディングなドローンが販売中止になり、仕事での失敗があり、……中略……、年末にはグランドチェロキーを廃車にすると、まさに、賭けの結果が一気に出揃い、よりにもよって、大きな負けが続いたといった感じ。ただ、逆に賭けに出ることなく、悶々と過ごし、ああー、手を出さなくて良かったというような、あたかもぬるま湯に浸かっていることのほうが、自分にとってはストレスになる性分ですから、この大負けも悔やんでいなかったりもしますし、何より、その後に何かあるんだろうと、そっちにワクワクしていたりもします。  ちなみに、今年から運気は回復するらしいんですが、って、この類いのことは、はっきりいって信じてはいませんけども。ま、今年は、意識的に大胆に行動していくことを決め、具体的なあれこれを考えています。今年の写真、この後ろ姿はいったい何を語っている(た)ことになるんでしょうかね。というわけで、本年もよろしくお願いします。

#1294 たかが感圧センサーがもたらす、新しい操作性、3D Touch。

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 さてと、iPhone6sですが、もはや以前から使っているような錯覚を覚えるほどに違和感がありません。なんなんだこれは……と、今さらながらに、Appleの新製品たる提案に対して、抵抗せずに素直に従うに限るなと、あらためて痛感しています。って、いつものことですな、これもまた。  そもそも、6sに対しては憧れだった機能がひとつありました。それが、先にも書きました3D Touch。AppleWatchですでに体感済みのタッチ時のフィードバックだけではなく、あらたに感圧センサーによる操作性は、発表直後から試してみたいと思っておりました。で、ま、その、試してみたら、ほほぅと感心しきり。  たとえば、メッセージで送られてきた写真を画面サイズいっぱいに表示させるには、タップたるワンアクションが必要であることはどちらも変わらない。しかし、3D Touchでは、画面サイズまで広げることなく、それよりももう少し小さい簡易プレビューを、しかも、即時に表示する機能があります(写真左)。なるほどねー、そこがキーか、と思うでしょ、違うんですな。サイズはともかくとして、こういったプレビューを止めようとした時、かつては、一度、指を画面から離して、"戻る"をタップするなりの操作が必要でした。つまり、画面に触れるという点では、ツーアクションが必要でした。ところが、先の3D Touchでは、簡易プレビューから去るには、指を放すだけでいい。表示している状態から指を放すだけでいい。そうなんですね、押し込むことで違う階層へと誘うことができるだけではなく、つまり、複雑にできるだけではなく、操作性たる手間、つまり煩わしさまでも軽減してくれるところにもアドバンテージがあるわけです。  って、今は、写真を拡大することだけを書いていますが、その操作性はいくらでも広がりが考えられます。たとえば、これまではアイコンをタップすると起動、長押しすると配置替えもしくは消去でしたが、3D Touchでは、メニューが出てきます。写真アプリだったら、最近の写真、お気に入り、1年前、サーチ、と、アプリケーションを開く前から、さらなるアクションを起こせる。また、URLのリンクでは、リンク先を簡易プレビューで表示させておきながら(読み込みながら)、これだと思ったら、さらに深押して完全に表示させ、これは違うと思ったら...

#1293 5Cを使い続ける宣言を撤回し、6sを絶賛するに至った、携帯電話話。

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 唐突にiPhone6sを手に入れました。あ、自分に対しては、唐突な行動が多いように見られていますが、実は表立っての行動を差し控えているだけで、裏ではじっくりとあれこれ考え、作戦を練っていたりします。石橋をこれでもかと叩きながら、その姿を見せることなく、渡る時には、何事もなかったかのように颯爽と渡る……、ま、そんなスタンスですな。今回の行動のきっかけは、例の国の指示から、まさに最後とばかりの大盤振る舞いなインセンティブ、いやいや、えっと、その、あの、大サービスがあったから。この先、どうなるかが見えていませんから、今、飛びつくのはどうかとも思ったのですが、まぁ、損をしないライン、妥協点を探り……、結果、今のMVNOとほぼ変わらぬことを確認して行動に出たというわけです。つまり、石橋をかなり叩いての行動ですな。で、結果として、想定外であった64GBを、そのうち1台はローズゴールドでしたので、上出来でしょう。  ちなみに、前回、"もらってきた"時は、契約カウンターでちょっと、いや、少し、いや、もうちょっとか、いやいや、もっとか、イヤな想いをしました。まぁ、それがキャッシュバック分、つまり対価分なのだろうと捉えていましたが、今回は、最初から最後まで喜ばしいことばかりで、店員さんの対応もとても良く、条件も含めて、途中、やっぱりこの条件では契約できませんね、と言われるんじゃないかと、ハラハラしていました。で、契約手続きをしながら、店員さんとあれやこれやと世間話といいますか、現在の携帯電話販売の根本的な問題点な話のあれこれをしてきたんですが、かいつまんで言いますとね、販売する側に、お客さんの立場になるという目線があるか、それともすべては利益を優先させるというスタンスにあるか、やはり、そこにキーがあることを再認識しました。もちろん、彼らもそれはしたくないけど、仕方ない、ことも分かっているようで。  ですから、いくら表面を是正しようと、指示しようと、方法だけを変えただけでは、結果、根本は変わらぬままになる。そもそも、実質0円という言葉が出てきたのも、携帯電話本体価格の大幅値引きは好ましくないって話から編み出された販売方法でしたし。個人的には、実質0円って販売スタイルはかまわんと思っています。それが利用料からの割引条件なのですから。ただ、その説明というかアピールと...

#1292 大掛かりな掃除を敢行したら、なかなか、進まない、ってな話。

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 年末といえば、たまたま12月25日になってしまった忘年会がひとつありました。会場となった知人宅を訪れてみれば、サンタ帽子を被らされ、クラッカーを片手に……、自らはいつものとおり白面のままなのにノリは酔っ払い。ま、楽しかったんですけどね。そんな年末を過ごしています。  で、今日は、大掃除してます。でも、進みません。それは、掃除だけではなく、模様替えというか、引っ越しに近いレベルな断捨離もしているから。昔のカセットテープとか出てきては聴きなおして、あ、これデジタル変換しておこうと、コンバーターを通してみれば、OS10.11では使えなくなっていて、ならばとMacmini(10.6)をとりあえずとばかりに接続して、で、収録しつつ(上の写真)……、で、これ書いているし。進みませんわな、そりゃ。   そうそう、そんなドタバタながら、昨夜、知人と、高尾山口駅といいましょうか、高尾山登山口にできたばかりの日帰り温泉施設へ出掛けました。もちろん、空いている時間帯(閉店ギリギリ)を狙って。そしたら、新しい……。って、当たり前か。まぁ、イマドキの施設でしたが、駅が近いこともあって外風呂周囲には囲いがあって、すぐそばに高尾山があるのに景色を愉しめずでした。ただ、まぁ、温泉というわりには、泉質に物足りなさを感じる……、のは、たぶん、自らの温泉のデフォルトが乗鞍になってしまっているからでしょうね……。そういえば、我が家の近くには、関東最大級を謳うスーパー銭湯も29日に開業するとか。なかったんですよ、この手の施設が、この近辺には。   というわけで、大掃除に戻ります。

#1291 ハイレベルなオンロード性能に、過去との決別を感じた、新型エスクード。

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 書かねばならぬことは多けれど、忘れぬうちに、エスクード。改めて新型エスクードをテストする機会がありました……、でも、右の写真は試乗会のもの。そうなんです、今回撮影した写真のいくつかを誤って消去してしまったもので。さてと、もちろん #1267 にて書いた印象は大きく変わっていませんが、細かな発見があれこれとありましたので記しておきましょう。強く感じたのは、乗用車ベース云々ということよりも、オンロードをかなり意識した仕立てになっていること。ま、ベースのポテンシャルもありましょうが、シャシー剛性を意図的にといわんばかりに高めてあり、それがすべてにプラスに働いています。言い換えれば、そこからはオフローダー的なテイストは感じ取れませんし、それゆえに、日常走行においては路面が荒れたところでは硬さが顔を出します。といっても、それは2世代目までのリジッドゆえのドタバタする動きとは異なるもので、シャシー剛性(タイヤ含)の高さゆえのことであり、まぁ、トレードオフといいましょうか、許せる範囲といいましょうか、そんな感じです。  それによる恩恵で、いちばんの分かりやすさは高速時の安定性。とにかくクルマが真っすぐ走る、走りたがろうとする。で、それを確認できると(シャシー剛性の高さに気付くと)、ワインディングでの正確なトレース性と、ストローク量は限られているとはいえ、しなやかに動くサスペンションにうっとり。さらには、ロールフィールの的確なバランスと、さらにさらに、リアサスのグリップ感の高さに、価格帯以上を感じます。まぁ、これは一般路での話で、つまりは、それ以上は試していませんが、そこから先、予感させる回頭性は、たぶんフォレスターのほうが高いでしょう。ただ、たとえ比較して低かろうと、そこから先は立ち入り禁止を感じさせるような仕立て(アンダーが出るとか以前ね)がありますし、何よりも先に触れたロールフィールの好印象が作り上げられていますから、これで十二分を感じます。  で、驚いたといえば、静粛性もしかり。これも過去のモデルが不得手としていた部分ですが、まぁ、眺めてみれば、ホイールハウジングに防音を目的としたインシュレーターを採用。しかしですね、それによって静粛性は高められたものの、雨の八ヶ岳周辺を走ったらば巻き上げた枯れ葉やらがついてしまって、掃除するのがたいへんでした。そうなんですね、オフロ...

#1290 しゃべらなくなったお父さんの電池交換と携帯電話変更の話と……。

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  #929 にて書きました、手荒い手術によって復活した、しゃべるお父さんトイレットペーパーフォルダーカバー(正式名称いまだ分からず)ですが、早々と電池切れ。と思って、調べたら、交換したのは14年7月のことですから期間にして1年半、電源オフスイッチがない、つまり、常時オン状態だったと考えればこんなものかなとも思えてきます。同じ電池交換といえば、心臓に埋め込むペースメーカーも電池を交換するために交換の必要があるそうです、10年に一度だか。ただ、あちらもやはり常時オンとなっているシステムですから……、って考えると、スゴイ。あ、でも、価格も違うし……、云々。昨今では電池交換不要タイプもあるようですが。  というわけで、我が家のしゃべるお父さんトイレットペーパーフォルダーカバーは再び手術を行うことになりました。でも、今回は簡単です。前回、傷口を縫うようなことはせず、安全ピンで留めておいただけですので。ただ、電池が我が家になかった。いわゆるボタン電池なんですが、あると思っていたら、在庫切れしていた。というわけで、amazonにて注文。開腹(開背か……)されたままに放置となりました。  それにしても、このなんでもamazonで注文ってスタイル、便利ではあるんですけど、同時に出掛けなくなっていることに気付きました。それが地域の経済活性化を阻み、さらには運送会社の負担を大きくしているなど、そんなあれこれに悪を感じつつも、……、ついつい注文してしまう。いや、だって、今回なんて196円という安価な上に、送料無料。こうなると、わざわざ出掛けるのは、わざわざ高い買い物をしにいくようなものですから……。  ちなみに、郊外に住んでいて感じるのは安いからと遠出したとしても、実は近隣で買い物するほうがお得になる場合がほとんどだってこと。たとえば、ガソリン。7km先のガソリンスタンドが、たとえ5円/L安かろうとも、そこまで出掛けるのに14km/L走るクルマの場合でも往復で1Lを要する分けです。つまり、我が家の界隈ですと107円かかることになります。そうなるとですね、107/5=21.4L以上給油しないと得にはならんわけですな。現実には、14km/Lで走れるかって問題もありますし、手間を考えると、どうなんでしょうね、ってことになります。なんてだらだらと書きながらも、先に書きましたように効率だけを...

#1289 子供時分の憧れたるワクワク感が今も残る、ハイポネックスな話。

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 突然ですけどね、子供の頃の憧れでした、ハイポネックス。たぶん、多くの人が知らないでしょう。あれです、植物用の液体肥料。舶来ものであるそれは、当時、たしか、ラベルの英文字表示バリバリでまさに舶来モノらしさあふれるデザインと、お小遣いでは手が届かないことから、まさに吉田少年の憧れでした。大人になってからは、その憧れもあってかハイポネックスはバルコニー菜園において必須アイテムとなっています。って、化学肥料ではありますけど、自分の中では、化学肥料という概念を超えた特別扱いとなっています。  現在、どこでも手に入るようになり、たぶん、当時よりも安価になったハイポネックスですが、配合割合も変わったような、変わっていないような、と思って過去を調べてみれば……、といいますか、すでに本国アメリカでは、ハイポネックスブランドは他企業に買収され、ぱっと見たところ、この液体肥料タイプは消滅。老眼にはかなり辛い細かな文字で書かれたラベルを読み取ってみれば、なんとなんとなんと、Made in Japanの字面が。現在のこの商品は、どうやらライセンス販売という形態をとっているようで、まぁ、ちょっとガッカリといいましょうか、なんとなく寂しい気分になってしまいましたが……。  最近、この手の液体肥料には、ハイポネックスの価格を大きく下回るような品があれこれとあります。で、試しに購入し、説明書きを読んでみれば、え? 原液のまま施肥するの? とオドロキが。そうなんですね、だから、安いのでした。ちなみに、ハイポネックスは250〜2000倍に薄めて使いますから、そう考えると、実はリーズナブルだったりもします。  宣伝してどうするって感じですが、あ、こういう紹介をアフィリエイトへと繋げればいいわけですな。ってわざとらしい、あの手法にはついていけないので……、と言いつつ、アフィリエイトを貼っておきましょうかね(左)。

#1288 実は持ち運びがとってもラクチンだったりする、Macmini。

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 家からMacを持ち出すことはあまりありません。というか、過去に一度もありませんでした。あ、これ、デスクトップマシンの話。でも、今日持ち歩きました。というのも、 請け負っていた知り合いの年賀状データを、 我が家の Macmini2010にしか入っていないアプリケーションで作成しており、 最後の出力において不明点があるというので、持ち出すことになったわけです。もちろん、Mac miniはタオルで包み、ケーブル類、MagicMouseからHappy Hacking Keyboardまで持参。  ……中略……、 ま、大正解でした。現場で、あれこれと修正があったり、調整があったりしましたので。それにしても、Macminiってのは実は持ち運びにも便利だとは思いもよらずでした。それほど重くありませんし、何よりコンパクトなサイズが持ち運びをイージーにしています。ちなみにモニターは知り合いたくの薄型テレビを利用しましたが。  まぁ、持ち歩かなくても、デスクトップでもノートでも同じ環境を整えておけばいいだけの話だったりもするんですけどね……。それよりも、Macmini2010でしか動かないアプリケーション(バージョン)ではなく、最新マシン(最新OS)でも動くバージョンを使いなさいって話だったりもしますな……。これ以上書くとますます突っ込まれそうなので、この辺りで。

#1287 付かず離れずの距離感を保っている、富士山との不思議な関係。

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   人生の、仕事の大先輩たちから、ここを褒められることがあります、って話は過去にも触れましたが、クルマのことだけではなく、それ以外のネタがオモシロイと言われることがしばしば。でも、今、手元にあるのは、BMWの試乗会とVWの試乗会の話と……、あれこれクルマ話。しかも、まとめている時間がとれないという、なんともかんとも。というわけで、春菊話につづいて、無理矢理に、クルマ以外のネタを。富士山です。   取材で、先週金曜日に富士山麓へ出掛けてきました。今回は北側。って、12月に入ってから富士山周辺をうろちょろしています、なんなんでしょうか、この偶然は……。で、富士山話。富士山を見て育ったわけではありませんし、見慣れるというほどに身近な存在にあったわけでもありません。でも、うちの両親の実家は、富士山を挟んで反対側に位置していたりします。って、偶然ですが。ってのが、富士山と自分の関係なんですが、なんでしょうね、この山麓にいると落ち着く感じは。能登にいるのと似た、何か惹きつけられる感があります。ま、よく分かりませんが。  そういえば、先日の取材は、例の季節外れの嵐が訪れた日でした。新年号に掲載するために富士山の写真はマストだったのですが、当日は、富士山が見えないどころか、雨と風で撮影どころではなく。ところがですね、予報を覆して午後になったら晴れ間が覗いて……、あれ、富士山の下のほうが見える気がする、あらら、富士山が裾野までばっちり見える。というわけで、無事撮影完了。  なんなんでしょうかね、この偶然といいましょうか、迎えられた感じといいましょうか、は。ま、そんな不思議さを感じつつも、山麓に住みたいとはちっとも思わないのも、また理由があるんでしょうね、きっと。思うに、たぶん、富士山とは一生、付かず離れず、でも、結ばれない運命にあるんでしょう。え? オチ? ありません。あ、左の2枚の写真は、上が当初雲に隠れていた富士山、下が、姿を現した富士山。ちなみに、どこから見る富士山がいちばん好きか……、どこだろう。たぶん、本栖湖の辺りというか、スタックランドファーム付近から見る姿がいちばん好きかな。それか、朝霧高原でしょうか。大沢崩れにドキドキを覚えたりもしますしね。といいつつも、宝永山によるアクセントも好きだったりしますし……。あ、考えておきます、ちゃんと。

#1286 スポーティさと安心感が同居する、レヴォーグたるアドバンテージ。

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 さて、レヴォーグ。って、このレヴォーグに乗りながら、BMWのあれこれに乗ったり、VWのあれこれに乗ったり、先に書いたようにスバルのあれこれに乗ったりと、もはや、様々な角度から比較してしまう結果に……。ま、その分、素性が見えた気がしましたが。といっても、先に書いたとおりです。1.6GTは、スポーティさを演出したモデルでありながら、ベーシックとも異なる不快さを覚えさせない乗り味を作り上げています。つまり、見方によっては中途半端さがある、見方によってはどちらの性能も上手くバランスさせているモデルということ。で、その詳細をあれこれと書いてはみたものの、 #1285 とほとんど同じだったのでここでは割愛します。  そうそう、感心したことに、視界の良さがありました。と、表現すると、ウインドウエリアが広いとか、開放感と捉えられてしまうかもしれないのですが、それとはちょっと違った車両感覚が掴みやすいという視界の良さでして、これが楽というか、安心感を覚えましてね。我が家の近くには、信号手前で幅が狭くなる道路がありまして、そこで信号待ちをする時は左側は石垣ギリギリまで寄せる必要があります(写真左)。ところが、そこの石垣が傾斜しているもんですから、車種によってはドアミラーをヒットする前にホイールをヒットさせてしてしまう。そうなんですね、かなり緊張を強いられるんです、ここ。しかし、レヴォーグでは強いられなかった。というか、ドアミラーと石垣との距離を注視することなく寄せられました。  なぜか。って、Aピラーのラインから、三角窓、そしてドアのラインまで、視認性を作り込んでいるんですね、このクルマ。っていうか、インプレッサシリーズ。つまり、見ていないようで、見えている、そんなデザインがされているんです。こうしたカタログに堂々と謳えないようなあれこれを設計に織り込んでいるのが、スバルのモデルなんですが、まぁ、これは乗ってみると分かる、つまり、オーナーになってみないと分からないことだったりもしますな。  さて、燃費ですが、八王子近辺の市街地を走って、11.6km/L。八王子から恵比寿まで約50km下道を走って、13.2/L。全くの同条件ではないとはいえ、ほぼ同じ道を、似たような条件で走ったパサートヴァリアント(15.7km/L)と比較すると、物足りなさを覚えます。って、キャラクターが違う...