#1937 久しぶりに借りてきた、BMW 320i M sportで感じた、完成度たる深味。
久しぶりにクルマを借りてきました。振り返ると、実は昨年だけではなく、一昨年の後半から借りてきていませんでした。で、クルマを借りるにしても、どこで電車を降りて、どこへ入っていって、んで、どうやって出口まで出てくるか、など……、と、書こうとしたのですが、この借りてきていなかった間は、すっかりどこかへ飛んでいってしまったようで、すべて細かに覚えており、それこそ、先月に借りに来ました? ってな、流れで覚えていました。
ということで、まずは、BMWの3シリーズから。グレードは、320i M sportで、振り返ってみると、2019年に試乗会へ出掛けましたから、あれからもう7年以上前になるのか……。そろそろ次期型の話も出てくるころでしょうかね。そんな320iですが、乗り込んだ瞬間に、あらためて完成度の高さに恐れおののき、インテリアの整い方にもやられた感を覚えました。もちろん、無駄がないという感じもありましたが、遊び心を丁寧に画いているところにもビビりました。たとえば、センターコンソールのほぼ真ん中にある外からのエアの採り入れ口は2つあるんですが、その下では手動で動かす部分を用意しておきながらも、その上にはいわゆる吹き出し口を組み合わせています。吹き出し口もすべてを自動にするのではなく、なんだかんだで人の手も求めてくるという、あの組み合わせを作り上げています。ボディカラーほかも、BMW Individual スペシャル・ペイントによって彩られており、焦がれたくなるグリーン系をベースにしながら、なんとも言えない深味のある色合いを組み合わせています。なんでしょうかね、この懐かしさだらけといった雰囲気まで、好みでした。
あとは、その完璧さに圧倒されながらも、やっぱり、M sportなんだなと思わせたところもありました。ブレーキの初期制動の立ち上がりに鋭さを残しているところ、サスペンションが伸び切ったところから戻る際にコトンといった振動を伝えてくるところでしょうか。って、これがなくなってしまうと、あえてM sportを選んだことをアピールできませんからね。パワーユニットのポテンシャルは、ゆるくアクセルを踏んでいるとまさに極普通ですが、少し早めにアクセルペダルを踏み込むと強い加速を披露しまして、まさに丁度いい塩梅が広がっていました。ちなみに、タイヤは、HankookのVentus evoを穿いておりまして、試乗した後でタイヤをチェックして、え? え? えええ? と、まさに驚きました。ま、あたりの柔らかさと、しっかりと確保している剛性感とのハイバランスぶりに、もはや天晴れを感じてしまいましたな。