#1918 整えすぎた感がものすごく強いんですが、奥の建物との新旧な違いも愉しめそうな「市谷の杜 本と活字館」。


 都心にある市谷加賀町って地域は、過去に通過したことはありましたが、歩いたことはありませんでした。なぜ、そんな街にいたかといえば……、って、なにか考えがあったわけではなく、ふらりと周囲を歩いたらどんな感じなのだろうかと、思って、歩いていました。ら、そんな中に、大日本印刷株式会社(DNP)の本社がありまして、おっと、こんなに大きかったかなと思いながらも、いまや印刷して稼いでいるところといったイメージを持っている方は少ないかな。現在では、その規模、そして、園地を附属させたことなどによって、まさにイマドキの会社であることを強くアピールしていました。ふーん、突然に土地の使い方が豊かになり、おもしろいなぁと思いつつも歩いていたら、「市谷の杜 本と活字館」がありました。あまりに磨かれすぎた壁面と、漢字の並びが旧世代、つまりは、右から左へと流れており、さらには、取ってつけましたといわんばかりの時計を飾っている姿に、なんか違うんだけど、いいのか、今の時代だから、と、思って、眺めていました。


 検索してみると、その前身でもある秀英舎は1886年(明治19年)に建物を作っていたようで、時代を考えると、そのたいはんは木造が主体となっていました。そして、建物は、1920年に鉄筋コンクリート作りへと変わりつつ、この建築物は1926年に完成しています。この建物の修復は、2010年にスタートした市谷工場整備計画のひとつとして始まっていました。もちろん、残すべき建物であり、さまざまな理由もあってのこと。曳きや工事によって、この地へと移動してきましが、高さにおいてはなんと約3.2mも移動しているとか。また、社名については、正面から撮影された写真が見つかり、それをもとにアウトライン化、そして印刷に回したそうです。中は、さまざまな印刷機が並べられ、じっくりと観察することができる地となっているようでした。そう、「でした」と書いているのは、この日は休館日だったためですが、ま、機会があったら、ぜひとも訪れれてみたい場となっていました。ちなみに、左上に掲載した写真は、すぐ横に立っていた本社ビル、と合わせてのもの。こうして、写真の比較をすると、新旧兼ねてたいそうなものを作りましたなぁ、といった感も湧いてきあs

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