#1907 中央線を高架にしたことで、その下スペースに効率のいい住居を作り上げた、学生さん向け物件。


 中央線の東小金井駅を西側へと歩いていたら、このあたりは、いわゆる2階建てとなった中央線の真下に、物件を並べた「中央ラインハウス小金井」がありました。ここは、東小金井駅と武蔵小金井駅の間にあるのですが、詳しく観察していくと、どうやら貸し出しを行っている様子。あー、なるほどね、こういう形態で貸し出して、そして、利益を得て、経営を成り立たせているのか、ってなところまでも、見えてきました。ターゲットは、バスルームや洗濯機をそれぞれに備えたイマドキを展開しており、また、大きな窓の組み合わせもあって、広くはないんだけど、これで十分じゃない? ってな広さを展開していました。

 で、検索したところ、若い人向けは正しかったのですが、さらに学生さん向けに展開されていたことが分かりました。この東小金井駅の近くに意図的に配置したことで、どの大学、専門学校へも通いやすいことをアピールしており、たとえば、文字にて東小金井駅から近隣の駅までの所要時間が書かれ、さらに、大学の配置図もイラストにて掲載されています。ちなみに、その練りに練られたイラスト類は、武蔵小金井駅と東小金井駅から東側しか掲載されておらず、八王子方面にある大学の紹介はありませんでした。ふっと考えてみますと、住むところは地方、でも、大学は都心にあるっていう都心ならではの組み合わせは、この地域では昔から当たり前となっており、電車で移動できることまで含めて、展開されていることも見えてきますな。

 この中央ラインハウス小金井の家賃は4.7〜7.7万円までですが、普段はあまり見馴れない経費系が付いてくることもあり、支払い総額としてはそんなには安くはない様子。ただ、ぱっと見た限りですと、一部レイアウトをのぞいては、角部屋を基本としていますし、また、ホワイトをベースにした清潔感ある設計もあって、ふーん、いいんじゃないでしょうか、といった観じも漂っています。そして、イマドキ装備としては、宅配ボックスやオートロックもちゃんとついていますし、食事(朝と夕)は別料金となりますが、皆で食すというスタイルもしっかりと作られています(写真左)。つまり、孤独になりそうだけど、ならなくてもいい、というカタチも作っています。ふーん、なるほどね、イマドキのグループホーム状態、といった感もあります。ちなみに、この物件は高架下にあるんですが、果たして、音はどこまで響いてくるのかを物件前を歩きながらチェックしたところ、上手く抑えられていました。そうそう、物件そのものは2020年2月に作られたとか。コロナ突入直前ゆえに、最初はたいへんだったでしょうな、きっと。

このブログの人気の投稿

#1297 イチオシに変わりなかった、ルノー ルーテシア ゼン MT。

#1709 すべてにうっとり。ルノー・カングー リミテッド ディーゼル MT。前編

#1567 ランドクルーザープラドの直4/2.7Lエンジン搭載モデルのインプレッション話。