#1890 ジャパン モビリティショー2025へと出掛けてきたましたが……、って話、その5。


 さてと、日産です。え、復活するんですか? といわんばかりにフルモデルチェンジを受けたエルグランド。デビューは来年を予定しているそうで、ひぇ〜、だ、大丈夫かな、と思うところはたくさんはあります。ありますが、ライバルとしているアルファードとヴェルファイアが狙わなかったポジションを取りに行ったことは、吉と出るかなと思えてきます。ただ、どこまで理解してもらえるのか、そこに開発陣とユーザーとに、違いが存在しているような気もします。個人的にはもちろん売れてほしいとは思ってしまうんですけどもね。

 3代目はヒップポイントを少し低めにしてしまったがゆえに、ほかからのぞかれるかのような視線が気になっていたという話が聞こえていたと、取りまとめをされた方からうかがいました。その高さを世代別で比較していくと、たしかに下がっており、そういった話が出てくるのもなんとなく理解できます。そして、さらにドライバーズシートでも、乗員であっても、つまりはどのシートに座っても、愉しさにあふれんばかりというドライバビリティが提供されているといいますから、訊くだけで愉しさが伝わってきます。はて、価格がいくらになるのだかさっぱり分かりませんが、そこそこに固定客を広げつつ認知を広げていくんだろうなぁ、と眺めています。

 中国から発売されたN7(写真右)は、なぜ売れるのだろうか、と不思議がたくさんありました。ただ、こうして実車を目にすると、広々とした室内となっていますし、ひとつひとつがラグジュアリィと呼べるような逸品に見えてきますから、これは売れることも、見えてきます。あ、そもそも道幅が広いというのもあるのでしょうかね、なんなのだろう。あとは、セダン系がまだ売れているというのも、ちょっとオドロキのような気がしています。北米はもちろん、欧州でも、セダン系の人気は落ちてきていますので。なぜでしょうかね、中国でまだ売れているのは。不思議です。

 そして、この左の写真はマイクラですが……、デカイです。これまでのマーチたる雰囲気やセグメントを大きく超え、あらたにEV化されたことも手伝って、大型化となっていますが、やっぱりデカイ。このサイズになると、このぐらい走らねばならないという目標値も高くなるのでしょうかね。まぁ、そう考えると、ヒョンデからデビューしたインスターは、韓国ではいわゆるコンパクトモデルを基準としていましたので、エンジンやサイズ感を考えると、実に、日本向きとすら思えてきます。それはさておき、想像していたよりもフロントのヘッドランプは大きく(見えるだけか)、そこに丸目たるモチーフを入れていますので、マーチに見えないことはないかな。大きくなりすぎた、マイクラって感じがしています。

 ってなわけで、国産車だけまとめてきましたが、実は、オフィシャルで発行されているジャパン モビリティショー2025ガイドブック(国産車)に執筆をしていました→。販売は、一昨日からスタートしているんですが、たとえば、この日産では、今回出展されていたイギリスからデビューを果たすマイクラと、中国から発表されたN7は、モビリティショーでは出てこないと言われていて、途中で削除されていました。といいながら、実際のショーでは、こうして実際には出展されているモデルになっておりまして……。まぁ、各部所でのやりとりがなかなか上手くいかないんだろうなぁと思ったところもありますが、こちらはこちらで、あの時点では編集部では判断できませんでしたから、すでに仕方ないか、な。と。ま、そんなこともあって発行されたジャパン モビリティショー2025。ページ数を含めて、なかなかいい内容になっているかと思います。

このブログの人気の投稿

#1297 イチオシに変わりなかった、ルノー ルーテシア ゼン MT。

#1709 すべてにうっとり。ルノー・カングー リミテッド ディーゼル MT。前編

#1567 ランドクルーザープラドの直4/2.7Lエンジン搭載モデルのインプレッション話。