#1769 日本自動車研究者 ジャーナリスト会議(RJC)へと戻った話をそろそろ書きましょうかね。

 2020年に、所属していた日本自動車研究者 ジャーナリスト会議、略称RJCを退会しました。フリーランスになった2001年(ごろ)に入会しましたから、約20年お世話になった団体でした。振り返ってみますと、モータージャーナリストの大御所からあれこれと教えてもらったことはもちろんですが、業界に関わっているいろいろな人たちとの出会いもありましたし、それこそ、そうかー、一見派手に見える舞台の裏側はこうなっているのか、と、あれこれを知ることもできました。自分の性格のままに、後先を考えることなく、フリーランスを続けていたら、今の自分はありませんから、そういった意味でも、RJCに対しては、感謝が多く残っています。
 では、なんで辞めたのか、って話になるのですが、端的に言いますとね、いくら、自分のような大したことない者であっても、そこに、長年留まっていると、狎れ(なれ)が出てきてしまうものでして。そして、それは、言葉では理解していても、実際に、その場を離れてみないと、わからないことだったりもします。慣れではなくって、狎れ。ま、これは瀬戸内寂聴さんが言葉にしていたのですが、実際に、離れてみれば、自身が当たり前になってしまっていて勘違いしていたことをたくさん発見。そして、離れている間に、会として、このままじゃまずいんじゃないの? と思うこともたくさん見つけました。
 で、今回、戻ったわけですが、その理由はあれこれとあります。先に記した、先輩からの恩を、会へと返さねばという想いも強くありました。そして、退会してから時間が経過しているのに、会の外側から、第一次投票の結果、どうなりましたー、と、こちらに電話があったり、そのほかにも、こまめに気を遣ってくださる方がいたりと、それらもまたきっかけとなっています。まぁ、長年の在籍によっていつしか小間使い的な「顔」になっていたがゆえのことであり、これもまたありがたいことだ、と、捉えられた、とでも言いましょうかね。
 自らに対しては、執筆や動画で吉田を紹介する際に、そういった肩書きがあるかないかは大きいと、言われましたこともありました。肩書きの有無で自らが評価されるだなんてまっぴらごめんだ、と思っていましたが、最近では、あー、世間ってのは、そういうものなのか、だったら、ないよりはあったほうがいいよね、と、受け取れるようになっていましたし。
 ということで、今年次から戻りました。ただ、予想外だった(というよりも何も考えていなかった)のは、退会の際に休会(2年)としておけば、入会金を再び払う必要はなかったものの、今回は、新入会となったために、入会金が再び必要になったこと。いや、高かったさね。
 そうそう、今年次は投票権もありませんし、あまり目立たぬようにソロリソロリと佇んでいようと思います。ということで、会の現場で見かけても、どうぞほっぽっておいてください。

 あ、今回は、ビジュアルなし、にしてみました。とりあえず。

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