#1630 新型クラウン2.5Lハイブリッド、さらに乗り込んできました、な、話。

 こういう仕事をしていますと、試乗するクルマのほとんどはいわゆる取材専用車両ですが、仕事の内容によってはあえてレンタカーを借り出して乗ることもあります。といっても、それはレンタカーたる比較をするのではなく、単純にレンタカー会社関連の仕事ゆえのことだったりしますが……。ということで、トヨタレンタリースの仕事で、先日、新型クラウンハイブリッドに乗ってきました。乗ってきましたが、そもそも納車待ちになっているモデルが、早々にレンタカーラインナップされているんです、昨今のトヨタレンタリースは。街を走って、アピールするという意味合い、もしくはしっかりと乗り込めるという意味合いでは、とっても歓迎すべきことなんですが、自分が早々とユーザーになっていたら、気分的にはどうなんだろうか、と思うところもあります。
 さて、で、クラウンの話。パワーユニットは2.5Lガソリンエンジンを組み合わせたハイブリッドモデル。#1614で、すでに同じユニットを搭載したモデルのことを記していますが、印象は変わらず。変わらずなんですが、乗り込んだ分、あれこれにも気付きました。まずですね、ACC。これが安全マージンを取り過ぎている感があって、先行車が車線変更をした際、完全に車線を外れるまで(当たり前)追従しドライブを続けます。分かりやすく表現しますとね、先行車が隣車線に移ってステアリングが直進に向くまで、頑として追従ドライブを続けている、といった、極く僅かな印象の部分。あとは、ステアリング修正に関して、左にあたって、右にあたってを、意外に繰り返します。ただ、まぁ、現状は、ステアリングは握っていなければならない、つまり、操作していなければならないわけで、そのアシストと捉えると、不足ないレベル……、ですな。
 あとは、何かな……、あれだ、ストローク量は失われても、ストローク感は残っていると書きましたが、とはいうものの、以前よりはなく、昨今のモデルとしてはありますというレベル。で、そのサスの動き始めの微小域での曖昧さがありまして、って、存在すること自体はまったく構わないのですが、その後のストロークフィール、つまり、躾けにリンクしおらず、そこに曖昧さはないのに、表情を変えるところにあと少しを感じます。このあたりは17インチサイズのタイヤもあってのことかもしれませんが。ま、高速域にたどり着いてしまえば、フラット感が一気に増して、さすがを感じます。あとは、あとは……、そうそう、燃費が思いのほか良かった。取材という悪条件ながら、17.1km/L。エコドライブを心掛けていればトータル20km/Lに届きそうな勢いでした。

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