#1305 ヨシダイチオシを覆すかと一瞬思った、プジョー208(1.2Lターボ)。

 新年早々に、イチオシに変わりないと書きました、ルノー・ルーテシア・ゼン・MTのポジションを、揺るがすクルマに出会いました。いや、実は208XYがイチオシだったんですけど、販売を終えていたもので……。で、話を戻しまして、そのクルマとは、改良された208でした(試乗したのはAllure Cielo Package)。そう、1.6Lターボではなく、1.2Lターボを搭載したスタンダードグレードのほう。
 簡単にいいますとね、今回の改良で、目指していたチューニングを極めましたってだけとも言えるんですが、とにかくバランスがいいのですよ。これぞ、改良といった感にあふれていまして。先に208XYがいいと書いたとおり、個人的に208に対する評価は高かった。で、今回の改良で、1.2Lターボのトルク表現方法と、6ATのギア比とのマッチングの良さと、ステアリング操作とクルマの挙動と、……、もう、すべてがとにもかくにもいい。で、結果、速いし、何よりも、愉しい。いうまでもなく、乗り心地に不足なく。なんですか、これは? と思って、タイヤの銘柄をチェックすれば、ミシュランのエナジーセイバー。やっぱりね。最近、多いんです、タイヤの銘柄を言い当てられないことが。それって、タイヤのキャラクターが薄くなっているのではなく、タイヤのキャラクターが分かりづらいシャシーが多い……、って、言い訳か、ま、いいや、えっと、この208は、エナジーセイバーであることがつぶさに分かるシャシーに仕立ててあります。タイヤに頼っているんじゃなくって、タイヤの性能を感じ取りやすいシャシーにしてある、つまりは、シャシー性能がとんでもなくいいってことの表れでもあるんですけどね。いやはや、天晴れ、天晴れ。ちなみに、エナジーセイバーは、イチオシタイヤだったりします。いや、どのクルマにも合うって言っているんじゃありませんよ。
 ま、5ドアってことはさておき、試乗したAllure Cielo Packageは、大型ガラスルーフが付いていますから、これもヨシダ的には、高評価ポイント。ただ、そうなんです、ATってところが、残念。いや、今度の6ATはとってもいいんですよ、すごくいいんですよ、でも、昨今、改めてMTらしさを再認識したこともあって、自分好みのトランスミッションではない。といいますか、この1.2LターボとMTの組み合わせで乗ってみたいと思うわけです。そう考えると、ルノー・ルーテシア・ゼン・MTがイチオシであることに変わりはないと。
 あ、本国に組み合わせはあります、1.2Lターボと5MTが。ってか、イギリスにもある組み合わせですから、日本導入も難しくないと思うんですけどね……。ま、無理か。

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