#1129 あと少しバランスが取れていれば大絶賛だった、プジョー308。

 #1049にて触れました、プジョー308ですが、って、そう新しいほうの308ですが、あの時に感じたあれこれを再確認するために、ちょいと借り出してのロングドライブを企みました。ところが、そこにあれこれと仕事が飛び込んできて、走行距離は1000kmに止まりました。借り出したモデルは17インチを採用した最上級グレードCielo。ヨシダ好みな大型ガラスルーフ採用し、1.2Lターボエンジンで、2ペダルMTである6速EATを組み合わせたモデルですな。
 さて、感想。単刀直入に言いましょう、ボディ剛性、エンジン、シャシー、シート、ガラスルーフ(!)、個々はとっても洗練されていて、とーっても、とっても、いいのですが、いいのですが、いいのですが、いいのですが……、……、バランスが見えてこない。最初は慣れかなと思ったのですが、1000km乗り込んでも見えてこない。理由は、たぶん、17インチタイヤとシャシーのバランスかな。ボディをしっかりとさせて、シャシーをかなりしなやかに仕立てているんですが、17インチタイヤが、その動きに対してオーバーな剛性感を持っていまして、ワインデイングとてリズムを読みづらい。
 コーナーで少々路面が荒れていたりすると姿勢が安定しないし、路面が滑らかなところで見せる穏やかさと、路面が荒れたところでのバタバタ感とのギャップがあるなど、大好きな、期待していたプジョーフィーリングとは異なるあれこれがありました。ただ、質感はあふれているんです、あれこれに、でも、バランスが、リズムが見えてこない、って、それだけのこと。試乗会の時の乗った16インチはかなり印象が異なっていましたから、ま、それだけのことでしょう。そして、知らぬまに、この17インチも上手く躾けてくることでしょう。
 そうそう、1.2Lターボエンジンは、中回転域の豊かなトルク、高回転域でのパンチなど、刺激すら感じるユニットでした。そのフィーリングもですが、燃費が良かった、実に良かった。山梨県までの往復300km近くすべて下道で走って、な、な、なんと、17.8km/L。山道走って、峠を越えて、甲府の夕方の渋滞にどっぷりとはまって、エコ運転はしなかったけど、飛ばしもしなくて、で、17.8km/L。アイドリングストップもあってのことですが……。ちなみに、圏央道を厚木から高尾へ、つまり上り基調ながら、走ったところ、平均時速75km/hにて22.7km/Lでしたから、ハイギアードなライバルと比較するとかなりの低燃費かと。これはこれでちょっとオドロキでしたな。

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