#1018 質感あふれる5ドア、愉しさあふれる3ドアONE、ミニな話。

 そして、ミニな話。5ドアをテストドライブしてきましたが、えっと、乗り味の面では、3ドアよりもいいかなと感じました。ただ、リアタイヤを遠くに感じますから、それがミニのハッチバックとしていいかどうかは別の話。で、何が好印象だったかと言いますと、ストレッチされたホイールベースによる安定性はもちろんですが、質感が高められているように感じまして。なんていうんでしょうかね、簡単に書きますと、しっとり感たるフィーリングが加わったかのよう。たんにピッチングが収まった分とも異なるしっとり感。ひょっとして3ドアと年式差があるのかと思って聞いてみると、同じイヤーモデルとのこと。あ、重量差がもたらすフィーリング違いか。というわけで、短時間の試乗から判断するに、キャラクターの差を含めたボディ違いによるもののと、結論づけておきましょうかね。
 そうそう、リアシートの乗り心地がかなりいいようで、そういった面でも最近のBMWのさすがを感じますな。もちろん、リアドアの開口は小さく、乗降性をあれこれとは語れませんが、そもそも、このハッチバックな5ドアモデルはリアドアが付いただけでありがたいと捉えるべきであり、そこに不平を唱えるならば、クロスオーバーをどうぞ、 と。そんな誘導にも、してやられた感を覚えました。ま、試乗会でもう少し深く探ってきましょうかね。
 で、もう一台、3ドアのONEにも試乗。ONEは、1.2Lターボのまったりスポーティが無理していない感があって、とってもいい。それでも、タイヤは16インチでしたが、しなやかさを存分に生かしつつ、適度にストロークを規制しており、愉しさに通じるミニらしさにあふれていました。ちなみに、オプションのダイナミックダンパーコントロール装着車だったので、そのおかげもかなりあったと思われますが。こうなると15インチ+ノーマルサスペンションモデルに試乗してみたいもんですが、日本にいったい何台あることやら……。
 いずれにしても、5ドア含めて、最新ミニ、かなりいいです。それはたんにクルマとして優秀というだけではなく、ミニというキャラクターを明確に表現できていること、も、含めて。ひたすらに、いやはや、いやはやでした。

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