#885 秀逸なデザインから存在を許せた、MINI(3rd)の5ドアモデル。

 ミニに5ドアバージョンが登場しました。こうなってきますとね、あのClubman Conceptとは一体なんだったのか……なんてことを思わせるあたりも、またMINIらしい戦略なんでしょうな。いかんいかん、すっかりMINIの戦略にはまっています。それにしても、このモデル、リアドアの存在以上に価値があれやこれやとあるようで、72mmストレッチされたホイールベースは、想像以上にキャビンスペースを広げており待望のリアシート3名乗車を可能とし、ラゲッジルーム容量も67L増にしているとか。さらにはクーパーSでなければ全長は4m未満に抑えているところもポイントかと。さりげなくモノトーンにしているところも、なかなかやります。ちなみに、今回はクーパーとクーパーSのみの発表で、ONE(モノトーン)は発表されていませんからして。
 個人的には、とうとう3ドアたるバランスを崩したね、と思いきや、こうして比較写真を見ると、それほどでもなく、むしろ、ありなんじゃないと思わせるところは秀逸かと。と思って、調べてみると、全高をアップさせていました。いやはや、いやはや。といっても、たった11mmですが(欧州仕様)。この手間のかけ方を知ってしまうと、崩れゆくオリジナルMINIのテイストも許せてしまうから不思議ですな。ま、良く眺めてみると、リアドアはかなりコンパクトだったりして、なんだかんだいいながらも乗降性に優れているとは表現できないでしょうが、それでも、良くまとめたなと感心しきり。
 この5ドアモデル、売れるんでしょうかね。3ドアとの比率がどうなるか、見所ではありますな。個人的にはどちらか? と訊かれたら、3ドアを選びますが。ってか、Clubmanはどうするんでしょうか。まさか、ルーフ下げて、ワイドフェンダー付けて、5ドアで、リアゲート観音開きで出してきたりして。ま、まさかね。

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